TOKIOの山口さんの飲酒問題からみえるアルコールの深いお話

TOKIOの山口さんの飲酒問題を、単に『本人の自覚がないため』としていませんか?


アルコールによる諸問題は、健康問題だけでなく、しばしば飲酒運転による事故がメディアに取りざたされていますが、それ以外にも依存症になると、暴力や借金、離婚、ひきこもりといった社会問題にも発展します。


救急医療の現場では、アルコール関連疾患をみることは日常茶飯事で、毎晩のように患者さんが搬送されてくる地域もあります。


特にアルコール依存症患者の治療で、無力感を感じている現場の医療人は、決して少なくないと思いますし、効果的な治療ができない以上、途方に暮れてしまう家族も多いです。


これは、アルコールは単に国民に愛された嗜好品としてだけでなく、覚醒剤や大麻と同様に薬物としての側面があるためです。

また、アルコールによる酒税からの税収がある一方で、社会的損失額は約4兆円を超えるとの試算もあり、税収を上回ることを忘れてはいけません。


こうしたことを理解したうえでアルコールを飲まないといけないのですが、学校では、習わないですよね?


メディアでもビール会社の広告をうけて番組制作しているので、なかなかネガティブな側面は取り上げずらいのかもしれません。


依存症患者の非難をする前にまずはアルコールを知りましょう。


動画は、今年初めに作成したものです。お役にたてれば幸甚です。


ドクターP


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