1/20開催【ドコモベンチャーズ リバースピッチ】ドコモマーケティングプラットフォーム の目指す世界とその連携可能性について
皆さんこんにちは!ドコモ・ベンチャーズです。
今回は、2023年1月20日(金)に行ったイベント、
【ドコモベンチャーズ リバースピッチ】ドコモマーケティングプラットフォーム の目指す世界とその連携可能性について
についてレポートしていきたいと思います!
本イベントでは、NTTドコモの方をお呼びし、ドコモマーケティングプラットフォームの目指す世界を紹介していただきました。
ドコモとのマーケティングビジネス連携に興味のある方
ドコモのマーケティング戦略に興味のある方
データマーケティングに興味のある方
広告媒体連携に興味のある方
最新のサービストレンド、テクノロジートレンドに興味のある方
にぜひお読みいただきたい内容となっております!
<株式会社NTTドコモ マーケティングイノベーション部プロデュース推進担当部長、 株式会社D2C 代表取締役副社長 新谷 哲也様>
<プロフィール>
2019年12月まで約5年半の間、大手DSPのThe Trade Deskにてプログラマティック広告の普及に努める。The Trade Desk以前は電通にて10年間デジタルビジネスに従事。20年以上にわたりさまざまなインターネット広告、アドテクノロジー関連事業に携っており、広告プランニングだけではなく、企業戦略立案・投資まで幅広い経験がある。2021年7月より現職。現在はNTTドコモの広告ビジネス全般と子会社D2Cを担当し同社グループの広告事業拡大に尽力している。
※上記役職およびプロフィールはセミナー開催時のものであり、2023年4月からは株式会社D2C専任(出向)となっています。
■NTTドコモ社の事業紹介
NTTドコモ社では、通信事業にとどまらず、NTTドコモ社の会員基盤に基づく多様なデータを武器に、メーカーや加盟店へのマーケティング支援から商品開発支援等に取り組んでいます。2022年にNTTグループの組織再編が行われ、NTTドコモ社、NTTコミュニケーションズ社およびNTTコムウェア社が総合ICT事業として経営統合されました。dポイントクラブ会員を中心とした会員基盤、国内最大級のユーザー・パートナーデータ、そして世界最先端のテクノロジーを実現するNTTグループは、世界80カ国に及ぶネットワーク、連結子会社数952社、売り上げ12.2兆円、社員数33万人という巨大なアセットを持っています。
NTTドコモ社では、総合ICT企業として事業ポートフォリオを変革し、持続的成長を実現させるために、「スマートライフカンパニー」を発足しました。これにより、今までNTTドコモ社が注力してきた通信領域だけでなく、以下のようなさまざまな領域に渡るビジネスを強化・展開していきます。
・NTTドコモ社の強み
総合ICT企業としての「スマートカンパニー」の設立したNTTドコモ社の一番の強みは、約9,000万人の会員基盤に基づく多様なデータです。モバイル事業や決済・ポイント事業でNTTドコモ社が保持する大規模かつ多様なデータを用いて、顧客とパートナー企業のさまざまな課題解決や価値創造を推進しています。
また、NTTドコモ社が保持するデータは、契約者情報から得られる確実性の高いデモグラフィックデータと、24時間365日寄り添う各自の携帯電話端末からの行動データであるという特徴があります。
・NTTドコモグループの体制
NTTドコモグループでは、全国の支社支店や各法人営業部門、広告代理店、スマートカンパニーやグループ会社を中心に、メーカーや小売店のマーケティングをサポートしています。
先ほどご紹介した「スマートカンパニー」の設立により、NTTドコモグループで分析支援や販促CRM、広告、決済、ポイントなどの事業の統合が可能になりました。そのため、NTTドコモグループでは、NTTドコモ社とパートナーのアセットを総動員させたマーケティングプラットフォームを展開しています。メーカーや小売店、そしてNTTドコモ社の3者にメリットが行き渡るエコシステムを構築しています。
これにより、NTTドコモ社では、
といったメーカーや小売店向けの各領域をワンストップで支援し、獲得したデータをクライアント専用のDPM(Data Protection Manager)へ蓄積することで、バリューチェーン全体をより高い精度で支援しています。
・NTTドコモグループのマーケティングプラットフォームでできること
NTTドコモグループのデータを活かしたマーケティングプラットフォームを紹介します。
①ユーザーターゲティング
ターゲティングの最適化・拡張を実現します。顧客の属性や趣向等を基にターゲティングします。その際に利用可能なデータは、顧客の契約者情報、オンライン・オフライン行動データ、アンケートによるライフスタイルのデータなどがあります。
例:スマホで肌診断
②コミュニケーション戦略
ターゲティングを活用して、メディアアプローチによりユーザーごとに効果的なコミュニケーションを行います。NTTドコモ社が保有しているdメニューというメディアの他にも、さまざまなメディアからアプローチをします。施策へのユーザーアクション等、データを蓄積し、勝ち筋を構築します。
NTTドコモ社の持つメディアの一例:
・ドコモプレミアパネル
・ドコモ・アド・ネットワーク
③効果検証
ユーザーの行動データを元に効果を検証します。リアルな行動データを基に検証し、施策を重ねて効果の向上を狙います。
データを活用したADアプローチの一つに、「スーパー販促プログラム」という、NTTドコモ社の法人向けの集客・販促プログラムがあります。商品購入時にdポイントカードを提示、もしくはd払いにて決済した際の情報を、仮想顧客プラットフォームに連携させます。すると、加盟店から顧客にメッセージやキャンペーン情報を配信することができます。こうすることで、購買・利用した会員の基盤が自動で蓄積されるとともに、NTTドコモ社が保有している精度の高い属性情報や位置情報、購買情報によるセグメント配信が可能となります。
・「スーパー販促プログラム」
・「お買”いい”ものキャンペーン」
これは、d払いでの支払いで対象商品を1回につき税込1,000円以上購入すると、対象商品の買物額の1%を自らが選択した社会貢献団体に寄付、また最大10%がdポイントで還元されるというプログラムです。
Q&Aセッション
Q1
NTTドコモ社が注力しているのは日本国内のトラフィックデータや対象ユーザーに限るのか?
A1
日本国内のメーカーや小売店が主な対象である。また、日本の海外旅行者の海外での行動履歴や購買履歴についてのトラフィックデータについてはまだ検討中。
Q2
NTTドコモ社は協業、またはドコモマーケティングプラットフォームなどのソリューション提供か、どちらに注力しているのか?
A2
今はプラットフォーム化されていないためデータの受け渡しには契約がそれぞれ必要になる。個人的な解釈だが、NTTドコモ社がデータの受け渡しなどを一環して行うプラットフォームとなった際に、まずは協業ができればと思う。
Q3
データの匿名化はどの程度行っているのか?
A3
仮名加工情報の状態にしてデータを匿名化しており、インフラとデータ活用は分けている。また、個人情報と密接な関わりがある通信事業者として、データの活用については社内で厳しく管理されている。
まとめ
今回は、ドコモマーケティングプラットフォームのお話をお聞きしました。NTTドコモ社が展開する幅広いサービスによって便利になった暮らしが楽しみですね!
今後もドコモ・ベンチャーズでは毎週1回以上のペースで定期的にイベントを実施し、その内容を本noteでレポートしていきます!
引き続きイベントレポートを配信していきますので、乞うご期待ください!!
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