dococa_no_anata

随筆を書いています。普段は会社員をしたり妻をしたり母親をしたり、起業家のブログのゴース…

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随筆を書いています。普段は会社員をしたり妻をしたり母親をしたり、起業家のブログのゴーストライターをしたり。どこかあなたに似ている、どこかのあなたが切り取った日常です。徒然なるままに書いていますが、だれかの心の栄養になれるといいな。

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  • 価値

    わたしが携わってきた金融の仕事で感じた、お金をはじめ、様々な価値を考える話たち。

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一番の教育は自分が幸せに生きること

なんだか教育が呪いと復讐みたい『旦那が全然家事をしないから、息子には家事を仕込む』 『わたしは勉強しなくて後々苦労したから子供には勉強させる』 よく聞く話だ。 そして自分も思わず言ってしまう。 けど、よく見ると、自分がやり残した宿題を子供にやらせてるみたいだ。 なんだか復讐めいた、呪いめいたものを感じるのはわたしだけだろうか。 そのほうがいいと思ってるなら自分がやれば?もし親子の関係じゃなく、1人の人と人との間で交わされる会話だったら… 『英語を勉強した方が将来

    • 『お母さんに見えない』という褒め言葉にひそむ女性を縛る鎖

      お母さんに見えたっていいじゃないかきっと『ママに見えないですね』と言ってくれた人は褒めてくれたに違いない。 つまり、子供を産んで居ないように若々しい、子供を育てていないように所帯染みていない、そんな意味合いなのかなあ。 とってもありがたい言葉だけど、これからの時代、わたしはお母さんに見えても全然構わないと思う。むしろ、お母さんであるその経験を誇りに思う。 妊娠で一度伸びたお腹、増えた体重、子育てや家事で度々濡れ荒れた手、子供と遊ぶ肌は焼けてシミ予備軍が待機している。

      • 趣味を家事にしてみようかと思う

        家事離れの世の中で家事へ回帰する、暴走を見せるわたしわたしは無趣味な人間だ。 昨今では家事は女の仕事じゃないという論調や(これにはしっかり同意しています)、家事のアウトソーシング(これも検討するべきものだと思う)、家事をいかに手抜きするか、などの話をよく耳にする。 これらは、これまでの日本の家事偏重的思想への反発みたいなものだと思うのだけど、そろそろその反発への反発的ムーブメント(わかりにくい)も起きそうだなあなんて思っていた。 社会人になると、仕事以外で上達を感じられ

        • 批判しなくても、ユーモアと愛があれば、きっとみんなで良い方向へ進んでいける

          きっと親の影響で知らず知らずのうちに自分に染み込んでいる価値観や習慣があるのではないかと思う。 わたしの場合は、『物事を批判的に見ること』がその一つだ。 我が親は関西人で、そのせいもあってかテレビを見ると独り言で大抵ツッコミをいれている。 それはなかなかウィットに富んでることもあるし、的を得てることもある。 けど、なにもそこまで言わなくても…と思うこともしばしばあり、テレビに限らず何事も斜めから見たり、ひっくり返したりして、面白いことを言わないと気が済まないようだ。

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          2本

        記事

          良い感染は幸せな人間社会を作る

          ベストセラーになった『サピエンス全史』という本を読んだことがあるだろうか。 初めてその本を読んだ時は、『ふーん』としか思わなかったけど、その後生活している間に、『これってあの本に書いてたことじゃん』なんて、どんどん実感を深めてきた。 これは実は、多くの方が経験することなんじゃないかと思う。 誰かに何かを言われたときや、noteを読んだとき、CMのキャッチコピーをぼーっと聞いてるとき…はじめは『ふーん』としか思わなかったのに、後から自分の実感とどんどん繋がっていって、どん

          良い感染は幸せな人間社会を作る

          こちら側にきちゃいましたな…となるお年頃かしら。

          最近の若い子の流行のメイクがよくわからない。なんで、みんなそろいもそろって目の周り赤くするの…?! 最近の曲だと思ったら、既に10年前の曲だった。 知っている芸能人が亡くなる(しかもある程度、天寿をまっとうされて) 高校球児が幼すぎる。なんなら大学生も意外と幼い。 冬なのによく生足出せるな。お腹冷えないのかな。 会社ではいつの間にか若手では、なくなっている。 新人とカラオケに行くと、多分気を遣ってB'zを歌ってくれた。(なんならわたしも世代じゃないんだけどなあ…)

          こちら側にきちゃいましたな…となるお年頃かしら。

          なるべくならフリーライダーになりたくないダブルスタンダードなわたし。

          今世の中には無料でアクセスできる情報やサービスが沢山ある。 けれどなるべくなら、その価値に見合った対価を支払いたいと思うのだ。それがお金じゃなくてもいい。 けど、ダブルスタンダードが好きなわたしは、その考えだけでは許してくれないらしい。 ========================= 最近ようやく絵本に興味を示し出した息子のために図書館に通いはじめた。 購入も考えたのだが、親が選んだ限られたものを与えるのではなく、沢山与えられた物の中から彼なりの個性で選び取って

          なるべくならフリーライダーになりたくないダブルスタンダードなわたし。

          全てのオーバータスク気味な人へおくる!年子育児におけるやけくそ子育てハック5選※あくまでやけくそです

          睡眠不足&披露&パニックの中、絶賛執筆中! 一説には双子より大変とかいう年子育児。(双子育てたことないからわからないけど) そんな子育て渦中にいるdococa_no_anataがお送りする子育てハックです! ※役に立つかどうかの保証はありません 1.ピンチの時はポケモンのバトル中のBGMを流す(脳内で) 『ジュースをせがむアニ(兄)があらわれた!』 そんな時あのBGMを流すと、あーら不思議、技の選択肢が目の前に現れるではないか。 ・「ジュースはさっきあげたでしょ

          全てのオーバータスク気味な人へおくる!年子育児におけるやけくそ子育てハック5選※あくまでやけくそです

          死に金(しにがね)ってなんだろう。

          ~87歳の夫婦が2億円の資産を持っている。けれど、使うあてもなく、資産を残す子供もいない。あなたはどう思いますか。~ わたしは富裕層を中心とした顧客に運用を提案する仕事をしていたことがある。その中で、わたしが『お金ってなんだろう』と考えさせられたエピソードの1つ。自分の人生にお金がどんな形で寄り添ってくれるのがあなたにとって心地良いか、考えるきっかけになった ↓先日の記事と関連しています。よければ見てね。 満足度が高い人生を送っている人は『お金が主人公』の考え方をしている

          死に金(しにがね)ってなんだろう。

          これからの仕事術は術以前に自分を整える術が大切かもね

          仕事術と聞くと、ハック的な、なんかこれやればOK的な響きが漂う気がする。 が、今後の社会はそういう表面的なものじゃなく、もっと根幹的に「自分自身を整えられる術を持つ人」が、仕事で重宝されるかもね、という話である。 仕事ができれば、パワハラ、セクハラは多めにみられる社会を体験した最後の世代のわたし。(と思ってる) 今じゃ考えられんといいつつ、つい10年くらい前であることに驚くのだが、わたしが新入社員の頃は『仕事ができれば、人間性には目をつぶろう』という空気感が漂っていたよ

          これからの仕事術は術以前に自分を整える術が大切かもね

          お金に興味のない人にも知ってほしい。「満足度が高い人生を送っている人はお金とどんな風に付き合っているか」

          今手元にある「お金」がどこからきて、今後どこへ行くのか、その旅に思いを馳せる・・・ そんな考え方をしたことがあるだろうか。 わたしは富裕層の顧客を中心に金融のコンサルタントをしていました。 その中で、色んな方の『お金との付き合い方』を見て、色んなことを感じました。 その中で、『自分が主人公』ではなく『お金が主人公』の考え方をしている人の方が、より豊かに、満足度が高い人生を送っているように見えました。 今手元にある「お金」がどこからきて、今後どこへ行くのか、その旅に思い

          お金に興味のない人にも知ってほしい。「満足度が高い人生を送っている人はお金とどんな風に付き合っているか」

          病室で釣りをする男の話を話すあなた

          (前回の続き(一応)) ただいまあ 隼人大丈夫だった? あ、ずっとお昼しててくれたの。よかった。夕飯の支度するね。 え、カレー作ってくれたの? わあ、ありがとう! 今日?楽しかったよ。 ケーキがなかなか美味しい店でね、おかげさまで優雅な時間を過ごせましたよ。ありがとね。 …ねえ、あなたそういえば、さやかって覚えてる? そうそう、沖縄で結婚式挙げた子。 あの時はまだ隼人も産まれてなくて、2人で旅行も兼ねて、沖縄行ったよね。 今はあんな優雅なこと、なかなか出来ないけど、その

          病室で釣りをする男の話を話すあなた

          どこかの病室で釣りをしている男の人を見るあなた

          あのね、わたしの勤める病院にはね、病室で釣りをする人がいるの。 勿論病室には海もないし、その人は過去漁業に携わったこともない人。 でも、その人にとっては、ベッドから下は海で、夕方になると、お魚の取れ高を数え出したりするのよ。 それも毎日、決まった時間キッカリに。 ま、けど、本当は自然相手の仕事だから、時間キッカリってのもおかしい話なんだけどねー。 初めは少し笑っちゃうような気がしてたけど、本当に本人は迫真に迫ってるのよね… その人にとっては、それがリアルなのよ。

          どこかの病室で釣りをしている男の人を見るあなた

          どこかのキャリアウーマンのあなた-4-

          その1 その2  その3 はこちら 人間の体ってすごい、人間ってすごいと思った。 6L出血した体は、出血を止める処置をされ、2L分誰かの血液をもらって、回復していった。 ひやっとしたよ、数十年前だったら死んでいたよ、とお医者さんに言われたわたしの体は着実に回復していった。 1週間後には自分でトイレに行くことができ、シャワーに入ることができた。 温かい湯を浴びながら、自分の身の回りのことをキレイにできるのは、なんて気持ち良いことなんだろうと思った。 2ヶ月後には子供を

          どこかのキャリアウーマンのあなた-4-

          どこかのキャリアウーマンのあなた-3-

          その1 その2 はこちら 出産が終わったら、助産師さんが胸元に赤ちゃんを連れてきてくれて、2時間程度ゆっくりする。 そして、その後、病室に戻る、と聞いていた。 出産を終え、裸の胸に、まだベトベトと色んなものが付いている我が子を抱いていると、足元でチクチクと縫っている女医さんのパニックになっていく声が聞こえた。 「どうしよう、もうこんなに出血しちゃった」「ご主人、輸血の同意書を書いてもらえますか」 時々出産したあとも子宮が収縮せず、出血が止まらない、ということがあるら

          どこかのキャリアウーマンのあなた-3-

          どこかのキャリアウーマンのあなた-2-

          その1からのつづき・・・ 「見てるとこっちがハラハラするから、そろそろヒールはやめたらどう?」といわれ、「確かにそうね」と言って、履いてみたら、最近は素敵なフラットシューズも多いと思った。 「体調大丈夫?」労ってくれる人には「つわりは病気じゃないから」と勇ましく返して、涼しい顔を作ってアポをとっていた。 起きた時に気持ち悪くても、不思議と会社のある駅に着くと、すーっと落ち着き、フラットシューズをやはりカツカツ音を立てて歩いていけるのだ。 妊婦マークをする必要なんてない

          どこかのキャリアウーマンのあなた-2-