『SMJYC(Space Medicine Japan Youth Community)』宇宙医学を学びたいならここ!【医学生・勉強会・キャリア】
どういった団体ですか?
Space Medicine Japan Youth Communityは宇宙医学に関心を持つ学生や若い世代が集い、各々の興味を深め、互いに学び合うコミュニティです。
2017年の設立より、宇宙医学を学びたいという学生と、次世代に繋いでいきたいという研究者の方々を繋ぐ架け橋として、様々な企画を行ってきました。
私たちは、活動を通して、以下のような未来を目指しています。
・宇宙医学に関心のある学生が、手を伸ばせば学びを掴める未来
・宇宙医学が目新しい分野ではなく、認知度の高い分野になった未来
・基礎や臨床の双方から、多くの分野の方々がコラボレーションして宇宙医学が盛り上がっている未来
そのために、以下のようなコミュニティでありたいと思っています。
- 情報を受け取るだけでなく、積極的に学ぶ姿勢を大切にします
- 理系や文系などの学部は問わず、あらゆる視点を歓迎します
- 参加必須のイベントや義務はなく、各々のペースで活動することを旨とします
私たちは、宇宙医学の発展には多くの方の協働が必要であると考えます。その協働は、宇宙医学を専門とする研究者だけでは達成できません。一人前の医師になり、ふと「この先どうしようか?」と考えた時に、「宇宙医学」という選択肢が頭に浮かぶ、学生時代に宇宙医学に触れる機会があれば、このような人も増えていくはずです。私たちは、そのための種をまき続けます。
(筆者:宇宙医学については今まで触れることがありませんでしたが、今回初めてお話を聞いて宇宙医学の可能性についてとても興味深く感じました!)
どういった活動をされていますか?
過去に開催したイベントと定期開催しているイベントについて紹介させていただきます。
定期開催中のイベント
・マンスリーウェビナー(オンライン)
宇宙医学の分野で著名な先生をお呼びし、先生の研究テーマについてお話しいただいています。SMJYCに所属する全てのメンバーが参加できます。積極的に質問して学びを深めましょう!
もしみなさんに、宇宙医学の中で興味のある分野や知識を深めたい分野がある場合は、その分野の先生をお呼びすること、その先生と繋がりを持つことが可能です。
(過去の例:フライトサージャンの役割/模擬ミッションについて/海外宇宙医学/筋萎縮の研究)
・スタディーツアー(対面)
コロナ禍で久しく開催できておりませんでしたが、2022年夏より再開しております。基本的には大学生の長期休みに合わせて開催しております。
宇宙医学に関連する施設や研究室を訪問し、そのスペシャリストの話を伺います。
2022年では、筑波のJAXA、東京の慈恵会医科大学、そして航空自衛隊入間基地に伺いました。2023年も可能な限り実施しようと思っておりますので奮ってご参加ください!
・論文抄読会(オンライン)
有志の発表者である学生が宇宙医学に関する論文を紹介して、学生同士で学びを深めるイベントです。
学生同士のクローズなイベントなので、マンスリーウェビナーよりも敷居が低くなっています。論文を読んだことがない人や、あまり読んだことのない人も、運営からアシストしますので、これをきっかけに論文を読むようになっていただければと思います。
・教科書翻訳(オンライン)
宇宙医学のバイブルとも言える、”Space Physiology and Medicine”は日本語版がありません。そこで有志で翻訳を通じて学びながら、現在は出版に向けて活動しています。
専門家によるフィードバックを受けつつ翻訳して学べます。
(筆者:フライトサージャンという職業は今回初めて聞きました!宇宙に関わる医師にも様々な関わりがあることを知り、とても勉強になりました!)
過去に開催したイベント
・宇宙医療ハッカソン
2019年、学生団体inochiとのコラボにより実施。高校生とともに、宇宙医療の課題解決を目指し、方策を考えるハッカソンを共催した。
・ウェビナーウィーク
2021年春・夏の長期休暇に実施。コロナ禍でスタディツアーが中止になったことを受けて、オンラインにて研究室訪問、レクチャーを実施。アカデミアからビジネスまで、また幅広い分野の先生方に登壇いただき、連日150名超が参加した。
どういった人に参加して欲しいですか?
現在、参加されている学生は医学生が多いですが、薬学部の学生などもいます。
また、工学がなければ宇宙にも行けないので様々な分野の学生を募集しています!
宇宙医学に興味があれば皆さんwelcomeです!
どのくらいの規模で活動していますか?
【運営メンバー】
代表
斉藤良佳:京都大学医学部6年
(LINE ID:fourdeer)
山田実奈:北海道薬科大学薬学部6年
黒松俊吾:大阪公立大学医学部5年
岩瀬すみれ:横浜市立大学医学部3年
中山大河:東京慈恵会医科大学医学部3年
佐藤輝英:関西医科大学医学部2年
鈴木康星:横浜市立大学医学部2年
内田大智:京都大学工学部1年
他にも多数のメンバーが所属しています!
コメントあれば!
2022年は宇宙飛行士選抜があり、医師の米田あゆさんが宇宙飛行士候補の一人に選ばれたことも記憶に新しいと思います。時代の流れとしても、現在は民間の宇宙産業の発展に伴って、宇宙に「行く、過ごす、住む」構想や技術が日々進歩しており、これからは医療と宇宙を掛け合わせた様々な新しいキャリアを切り拓くことも十分に可能です。
私たちSMJYCは、未来の有人宇宙分野を担う若い世代を応援し続けます。
皆さんのご入会をお待ちしております!
各種SNS
メールアドレス:spacemedicine.japan@gmail.com
HP:
Twitter:
Note:
編集後記
今回は、”SMJYC”さんを紹介させていただきました!
宇宙医学という分野について、今回の取材を通して初めて聞きましたが、これから伸びてくる分野なのではないでしょうか?
取材でお話を聞かせていただいた学生の方も、「今後は一般人でも宇宙に行ける時代が来る。そこで、宇宙で研究をするという選択肢も取りやすくなる」ということをおっしゃっていて、その道もあるのかと思いました。
ぜひ、遠い存在だと敬遠せずに飛び込んでみるのもいいのではないでしょうか!?
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