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おいらにとっての名盤その26

建設的/いとうせいこう&TINNIE PUNX

1.MONEY
2.なれた手つきでちゃんづけで
3.俺の背中に火をつけろ!!
4.水の子チェリー
5.JOE TALKS
6.恋のマラカニアン
7.東京ブロンクス
8.だいじょーぶ

86年発売。いとうせいこう、藤原ヒロシ、高木完からなるいとうせいこう&タイニーパンクスのアルバム。
後に日本のヒップホップ黎明期における最重要アルバムのひとつ(大袈裟だが多分合ってる)となるこの作品。おいらがいとうせいこうさんを最初に知ったのは確かラジカルガジベリビンバシステムという演劇ユニットであった。シティボーイズ、竹中直人、中村ゆうじを中心としたコントや芝居をやっていた人たちである。演出は宮沢章夫さん。どえらいメンツだった。
そこにいたいとうさん、活動が多岐にわたる人物であると知ったのはその少し後。ミュージシャン、芸人、文筆業、俳優…あとスライドショーでみうらじゅんさんに突っ込む役。
このアルバムは「業界くん物語」というビデオ作品のサントラのようなもの(多分公にそうとは言ってないはず)であったが、とにかくヒップホップにおいての日本語の歌詞の乗せ方がすごい。かっこいい。「MONEY」「東京ブロンクス」影響を受けた人は多々いるのではないだろうか。
「俺の背中に火をつけろ!!」は大竹まことさんがボーカルで、本人は「いとうにそそのかされた」と言っていたが、パンクを歌わせるとはどのようにそそのかしたのか興味がある。
あと、「なれた手つきでちゃんづけで」は作曲が高橋幸宏さんだったりする。いきなりの大物。

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