日報

2022/10/17

 この日は月曜日。最近僕の月曜日はルーティン化されてきている。学校で3限から5限まで受けて、地元のバイト先に直行しご飯を食べる。悪く言えば面白みがないのだが、よく言えば規則正しい生活である。僕の日報を見てくれていれば分かるだろうが、僕は自分のバイト先が大好きである。正確に言えばバイトが終わった後のみんなとの飲み会である。ノンストレスのたわいもない会話。ただ僕はこの生活が孕んでいる落とし穴にも気がついている。ノンストレスのため成長ができないかもしれないという危険性である。どこ場においても成長を求めるのはいかがなものかと思われるかもしれないが、そこで妥協している時点でそもそも成長なんてできない。成長できるチャンスが日常にありふれていて初めて少しずつ成長できるのである。そのため僕はその場で話すときは自分で話すべきこと聞くべきことを整理してから話すようにしている。今日何があった、昨日何があった、彼女どんなことをした。なんだっていい。そのことについて対話を深めることでその人の人となりは見えてくる。僕はこういうのが得意である。性格は話の抑揚に、人格は言葉尻に見えてくる。その僅かなずれを見逃さないようにしっかり会話に集中する。これだけで随分と初対面の人と話すことが楽になる。これに気がつけたのは中学生くらいの時だっただろうか。

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