高森光晴

富山県高岡出身。浄土真宗親鸞会講師として、40年以上講演活動をしています。日本各地やア…

高森光晴

富山県高岡出身。浄土真宗親鸞会講師として、40年以上講演活動をしています。日本各地やアメリカ、台湾、ブラジルなど、世界各国へ赴いて、主に「歎異抄(たんにしょう)」を通して、親鸞聖人の教えを講演しています。

最近の記事

『歎異抄』を知りたい人が世に溢れている

800人を超える、愛知県大府市の愛三文化会館のホールは満堂になりました。 『歎異抄』に書かれている人生の目的を、ブッダが説かれた譬喩、人間の真実の相をとうしてお話しました。絶対絶命の人類の危機を救う弥陀の本願まことを聞かせて頂きましょう。 ホールだけでなく、建物全館を使っての大きなイベントでした。ことを知らされるご縁でした。

    • 仏教の結論である、一向専念無量寿仏について

      新緑の中、野には蓮華草が咲き乱れ、春本番の鳥取のご縁でした。 親鸞聖人の御生誕850年を前に受けし御恩をお話しました。 親鸞聖人は、ご生涯をかけて、何を明らかにして下されたのか。 仏教の結論である、一向専念無量寿仏についてお話しました。 一向専念無量寿仏の御教えを末代まで伝え抜かれる為に何に聖人が命をかけられたのか。 御心を知って850年をお迎えしましょうと皆さんにお伝えしました。

      • 真実開顕に燃える春

        残雪の中、日差しも春らしくなり、北海道・札幌は、雲一つない晴天となりました。 映画『歎異抄をひらく~関東の親鸞』『世界の光 ・親鸞聖人~完結編』を通して、 仏教の結論である一向専念無量寿仏を、親鸞聖人が徹底して教えられた御心をお話しました。親鸞聖人から受けしご恩にお応えすべく、奮起される北海道の親鸞学徒と真実開顕に燃える春としたく思います。

        • 京都・伏見の呉竹文化センターで人生の目的を学ぶ

          にて朝は歎異抄をひらくの映画上映、午後は有名な『歎異抄』後序のお言葉について講演しました。雨の降る寒い中、ホール一杯の方々が親鸞聖人の御教えから人生の目的を学ぶご縁となりました。  この世のすべては「そらごと・たわごと・真実有ること無し」 煩悩具足の人間が、不安の絶えない無常の世界に生きているから人生は苦しみの連続になります。 その人間の実相を、お釈迦様の説かれた譬えからお話ししました。 絶体絶命の窮地にある人間の真実の姿は、決して絶望させるためではなく、摂取不捨の幸せに導か

        『歎異抄』を知りたい人が世に溢れている

          親鸞学徒の本道を、玉名会館で確認しました。

          満開の梅の花が このまま春の訪れを告げる様な、のどかな山々に囲まれた 熊本県玉名会館です。 昨年10周年を迎えました。親鸞学徒の鑑である、蓮如上人のごとく、親鸞聖人のお言葉を提示して、正確に、分かりやすくお伝えする、これが親鸞学徒の本道です。浄土真宗の輝ける未来は、本道を貫くことにあると使命の重さを、九州の親鸞学徒の皆さんと確認致しました。

          親鸞学徒の本道を、玉名会館で確認しました。

          かほく会館の落慶10周年行事

          晴れ渡る青空の下、遠く日本海を望む石川県、かほく会館の落慶10周年行事でした。 能登地震からちょうど1ヶ月、3階建ての各階には参詣者があふれました。 災難や事故にあわない為に仏法を聞くのではありません。どんな目にあっても変わらぬ幸せ者になるためです。 聞法している時も、していない時も、無常は迫っています。 震災を勝縁として、法城建立の意義と、親鸞学徒にしかできない使命を確認しました。

          かほく会館の落慶10周年行事

          常に聖人のお言葉を示して懇切丁寧にお伝えする

          雪景色の滋賀会館。今年初の滋賀でのご縁でした。 親鸞聖人のお言葉は、永久に朽ち滅びることのないご金言です。 わずか18畳の本堂であった、さびさびとした本願寺を、一代で全国に広められた蓮如上人は、常に「親鸞聖人はこう仰せです」と教えられました。 親鸞聖人のお言葉を正しく覚えて、意味を知り、常に聖人のお言葉を示して懇切丁寧に、お伝えする。 浄土真宗の輝かしい未来に向かって、親鸞学徒の使命を確認しました。

          常に聖人のお言葉を示して懇切丁寧にお伝えする

          青年学徒との座談会

          年始からの余震がまだ続いています。富山県射水市の親鸞会館、大講堂にて、が設けられました。 諸行無常の仏説を身をもって知らされ、親鸞聖人御生誕850年の大行事までには真の復興をと立ち上がり集まった、愛山護法の同志の座談会でした。 報恩に生き抜かれた親鸞聖人のご一生です。事故や災難に遭わない為に仏法をきくのではない、どんな目にあっても変わらない幸福になる為と人生の目的を明らかにされたのが親鸞聖人です。青年学徒の質問から具体的に言葉遣いや時間の使い方など、向上心を忘れずに、有縁の人

          青年学徒との座談会

          親鸞聖人のご生涯

          寒風の中、岐阜会館には、講堂に入りきれない人が集まりました。 親鸞聖人のご生涯を御臨末の御書を通してお話ししました。 かのスティーブ・ジョブズ氏は、 2兆2000万円ともいわれる遺産を残しています。しかし 「迫る死を前にして色あせ何も意味をなさなくなっている」と言い残しました。 29歳で平生業成の身になっておられた親鸞聖人はご臨末に、死ねば阿弥陀仏の極楽浄土に往くけれど、すぐに戻ってくると仰います。 760年経った今日、休みになれば家でのんびりしたい私たちがこうして足を運んで

          親鸞聖人のご生涯

          「死んだらどうなるか、知りたい」親鸞聖人の求道の原点

          青天に恵まれた兵庫県、播磨会館でのご縁でした。『人生の目的』は発刊から7万部を超え若い人からも反響が大きいです。 「死んだらどうなるか、知りたい」は、親鸞聖人の求道の原点であり、私たちの聞法の原点もまた、これ一つです。 その答えを今日は『人生の目的』をテキストにして話しました。 平生業成の身になられた聖人が浄土に還るけれど、すぐさま戻ってくるぞの御臨末の御書を聞かせて頂きました。 どれだけ親しい人にも言えないことを抱えて、孤独地獄に泣く私たちの心に寄り添って、いつもそばで、励

          「死んだらどうなるか、知りたい」親鸞聖人の求道の原点

          「勤行」と「真宗宗歌」についてお話しました。

          紅葉鮮やかな岩手県、東北会館でのご縁でした。東北6県から参詣者が集い、初めてお会いする方も多くありました。 「仏法は聴聞に極まる」教えです。ご縁がなく聞けないときはどうしたらよいのか。勤行(おつとめ)の大切さと、真宗宗歌の意味についてお話いたしました。 朝晩の勤行を欠かさない真の親鸞学徒となりましょう。遠いみちのくから二千畳へ馳せ参じ弥陀の本願聞き開いてもらいたいと念じ帰路に着きました。

          「勤行」と「真宗宗歌」についてお話しました。

          「厳しく伝う遺訓」とは

          11月とは思えない、夏日の様な暑い日となりました。ステンドグラスがオシャレな横浜会館でのご縁でした。 聖人のご一生を歌にされた「親鸞聖人の御歌」の最後、仏教の結論である「一向専念無量寿仏」の教えであることをお伝えしました。 親鸞聖人は恩愛の情を絶たれて一向専念無量寿仏を自ら断行なされ踏み迷うなよと明らかに教えて下さいました。 長子・善鸞を勘当されてまで、護り抜いて下されたご苦労に私たちは、真剣な聞法でお応えすることを、聖人の御前で、お誓いしました。

          「厳しく伝う遺訓」とは

          歎異抄に出てくる「念仏」について

          福井会館でのご縁でした。 人類の常識を破り、人生の目的を断言された親鸞聖人のお言葉 「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、万のこと皆もって、そらごと・ たわごと・真実あることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」(歎異抄・後序) について話をしました。 歎異抄には「念仏」と四十数回出てきますが、「念仏」とは「阿弥陀仏の本願」のことであります。 無常が知らされれば知らされるほど、「ただ念仏のみぞまこと」と 明らかにしてくだされた唯一の真実、弥陀の本願を知らされたこと喜ばずに

          歎異抄に出てくる「念仏」について

          富山県・南砺会館でのご縁

          清々しい秋晴れの中、富山県、南砺会館でのご縁でした。『歎異抄』後序から、「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は、万のこと皆もってそらごと・たわごと・真実あることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」のお言葉を話しました。 3つのキーワード ★煩悩具足の凡夫 ★火宅無常の世界 ★念仏のみぞまことが分かればこのお言葉の心が分かり易いです。 新刊 『人生の目的』釈尊の人間の実相の譬えを引用しながらお伝えしました。絶体絶命の旅人が私達の姿でありそんな私を無碍の一道という、とてつもな

          富山県・南砺会館でのご縁

          『白骨の御文章』について

          本州の最西端、山口でのご縁でした。真宗中興の祖・蓮如上人の『白骨の御文章』には、私達の人生がいかに儚いものかが教えられています。 あっと言う間にすぎゆく人生を何のために生きるのか?あてもなく相対の幸福を追い求めて生きるのは まさに浮草がさまよう相と重なります。「今日とも知らず、明日とも知らず」今日あって明日なき儚い命なぜ生きるのか、本当に求めるべき後生の一大事の解決について話をしました。

          『白骨の御文章』について

          奈良会館で『白骨の章』を通して法話

          九月に入りましたがまだ暑い夏日です。 空を見上げると秋の雲が広がり季節の移ろいを感じる、奈良でのご縁でした。 蓮如上人の有名な『白骨の章』を通してお話ししました。 法友の無常の知らせを聞けば一時は驚きますが、しばらくすると、いつまでも生きておれるつもりです。 私たちの都合とは関係なく「朝に紅顔、夕に白骨」となる日が来る、それが真実です。一日一日を大切に、後生の一大事を心にかけて、聞法のご縁に臨みましょう。

          奈良会館で『白骨の章』を通して法話