勝てないのは誰のせい?

質問箱にとどいた質問です。これに関しての僕の見解は下記のとおりです。

まず、「出題者が果たすべきだと思う課題」についてです。
僕は以下のように考えています。

1.早押しクイズを成り立たせるための瑕疵のない問題の出題
(「嘘問でない」「答えが一義に定まる」「回答に直結しない情報を問題文にできるだけ入れないようにする。」など。
 ちなみに「悪意のある、引っかかるだろうなと予測される問題の出題」は上記が守られている限り、悪意とは僕は解釈しません。)
2.参加者全員に対する平等で厳正な正誤判定の遂行

 出題者は、参加者に対して上記以上の配慮や忖度をする必要がない(というか、やってはいけない)と思っています。
 上記のことが守られている限りは僕は「出題者のせい」だとは思いませんし、そういう考え方は精神衛生上あまり良くないです。

 では、自分のせいなのかというと「多少はあるかもしれないが、全部自分のせいではない。」くらいだと思います。

 焦って誤答をしてしまった、自信が持てなくて回答権を取りに行くのを見送ってしまったなど、間違った判断をして勝てないという結果になることもあると思います。それは確かに自分のせいです。

ただ、100%自分のせいかというとそうではないです。
競技クイズは「しょうがないこと」だらけだと思うのです。
自分一人の努力だけでは思い通りにならないことが多いです。

自分が知らない問題が続いたらしょうがない。
他の参加者がものすごく相性がよい問題傾向で無双するのもしょうがない。
問題の予測が外れてしまうことだってしょうがない。
知ってると思ってど忘れしちゃうこともしょうがない。

そして、しょうがないことを考えてもしょうがないです。
そんなもの、自分ではコントロール出来ないですから。

だから、この質問に対する答えは「自分の責任がちょっとだけあって、あとは相手もいることだし、しょうがない。」だと思います。

自分の勉強や対策は適切だったのか、
本当に出題傾向に対応することが出来なかったのか、
当日の判断は正しかったのか、
メンタルがぶれて誤った判断をしていなかったのか。
反省したうえで、自分で対処できるところは策を考えればいいと思います。

 でも、反省した結果「どうにもならないな。」と思ったら、「今日はしょうがない。明日以降頑張って1つぐらい勝てればいいや。」でいいんじゃないですかね。

 他人と過去は変えられないですから、自分と今後を変えることを今頑張ればいいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?