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box争奪戦優勝 カビゴン"コントロール"の考え方



始めに コントロールは自分で考えよう!


ここだけは重要なので見る前に目を通して下さい。
まず大量にデッキリストが存在してます。
これは採用カードを迷ったとかそういう事ではなく、プランの通し方が各デッキで違うのが理由です。

また、リスト事にプランの通し方に細かい変化があります。
その変化や対応方法を見てコントロールデッキを組む参考にしてください。

box争奪戦優勝リスト


以下常体

1.環境tier表整理

tier1
ロスト ルギア ミュウ
1tier2
サーナイトex ミライドン 
tier3
インテウーラ アルセウス〇〇 2進化ex系統

以下環境デッキの"欠点"を並べる

ロスト→初動不安定
ルギア→ジュラルドン 逃げロック エネ破壊
ミュウ→エネ破壊 ドラピオン
サーナイトex→逃げロック
ミライドン→初動不安定
インテウーラ→オクタン依存 ジュラルドン
アルセウス〇〇→ミルタンク
2進化ex→初動不安定

この中で
ルギアとサーナイトは同じ対策方法で完封可能
ミュウは特殊エネ破壊からの特殊エネロックで完封可能
インテウーラは数が少ないので無視可能範囲
アルセ〇〇はミルタンクまたはミュウツーでの詰ませで完封可能

基本的に自分のコントロールは詰みの盤面を作ることを意識しているので、このような考え方で作成されている。

先に言うと、今回優勝したリストはカビゴンコントロールであってカビゴンLOではない。
勘違いされがちだが、よくあるカビゴンLOのリストには以下の要素が多い

・妨害系サポートが多くドロサポ少な目
・ポケモンキャッチャーで強引にボスの指令をする
・ほぼカビゴンでしか勝ち筋を作れない

ハッキリ言って自分はこういうリストが嫌いである。相手依存の待ちのプレイングの何が強いのか分からない。60枚採用できるのだから、カビゴンのとおせんぼ以外でも勝てるプランを作るべきだと思っている。

少し話が脱線したが、ここからが本題
"ロストとミライドン"は対策難易度が高すぎる
また、対策の方向性が真逆なのが難易度に拍車をかけている

これが現状のコントロールをする上で難関な要素だと思っている。

基本的にコントロールの採用カードは
〇〇で対策するついでに××も対策できる
これが理想。それをロストとミライドンは真正面から否定してくる。

上記の2デッキは専用の対策方法を組まないといけない。
が、現実はそう甘くない。この二つのデッキタイプは対策そのものが難しい。

ロスト

アタッカーが分からない
そもそも型が判明するのが試合中盤
試合中盤になるまでひたすら受けに回らないと対応できない
ロストを対策することそのものがデッキを歪める原因になる
ウッウとヤミラミの対策が必須

ミライドン

基本エネで攻撃するかつエネ過多なので妨害が効きにくい
手札干渉をしてくるせいで盤面の準備がしにくい
250点以上の打点を連打できるのでミュウツーvunionが意味ない
V・exが混合してるせいでミルタンクで止めれないかつ全員が攻撃できる
サイドを取らないで勝つ方法が極論存在しない

今回はそういったリストにどう対応したか。という部分を意識して見てほしい。

2.コントロールの経緯

"超"コントロール

"超"コントロール

超コントール(名前だけはカッコイイ)を愛知CL数日前には考えた。
とりあえずサイド落ちのことは一切考えないで組んでいる。
構築の案としては
クレッフィでロストを止める
クチートでルギアとサーナイトexを止める
黒馬でルギアとミュウを止める

それ以外は夜盗三姉妹の上振れ頼り。
基本的にロストには有利取れている。先攻を取る関係上クレッフィ二面はできなくても一面は用意に達成できる。その後はなべメット付けて夜盗連打してリソース切れを狙う。

と思っていたが、CLでなべメットクレッフィをごり推せるロスト
が多すぎて没にした。悲しい。


ルミナスコントロール

ルミナスコントロール

プラン2 ルミナスコントロール
新カードのルミナスエネルギーを使う型

基本的に使うポケモンは
黒馬V→シャドーミスト連打によるミュウに対する詰ませ
マナフィ→ベンチロック ガチグマを通すために

以上。
気づいたと思うがこれはルミナスエネでやる意味はない。
多分効率的に使うならガラルサンダー、ガラルマッギョ、輝くリザードン等を入れるべきなのだろうが、組めば組むほど回る気がしないリストになったため没にした。ミュウツーVunionを使わなかった時の対ロストに対する勝率ものすごい下がるんだけどどうしたら勝てるんだ・・・


任せろ

なんかいた。



ルミナスコントロール Ver2

やりたい事が絞れていない例

まず変更点としては
ガチグマの枠を全部取り換え→攻撃的にサイドとれるポケモンを採用

ガラルサンダー→主にミライドン対策
輝くリザードン→ミライドン対策兼サイド取りにいく要員
ガラルマッギョ→エネ破壊 主にミライドン対策

ピジョットをループしてロストを詰ませる
仮にライコウVが来ても盤面が埋まっていたらレジエレキ単騎で勝てる

さて、このリストは一つ重大な欠陥がある。
時間を稼ぐカードがクラハンとマッギョとピジョットVしかいない。

やったら分かるがロストにこんなちんたらしてたらサイドボコボコに取られて終わる。止めるカードが必要。

後デッキの方針が不透明なのがダメ。全部使うカードになっているので、壁になれるHPの高いポケモンを入れるべき。

こういうやりたい事が多すぎてリストがゴチャゴチャしてきた時は、一度最初のリストに戻るなどをして思考を整理するのが良い。



カビゴンコントロール

やりたい事が絞れているいい例

エネルギーの破壊を弱めにして、安定性のみ重視。
ルミナスエネは構築の安定度を下げる原因になると考えて外した。

このリストのすぐれている点は、プランがシンプル目に作られていること

また、カビゴンがいるのにクチートを採用している理由だが、これは主にクレッフィを出してきた相手に対するカウンターとして採用している。また、とおせんぼと違ってボスを言われても逃げロックは継続するので、盤面作るために遅延目的で使うのも強い。

一応このリストでbox争奪戦は優勝しているので、分かりやすいように役割に分けた画像を用意した

1枚で分かる採用理由


ルギアとサーナイトexは逃げロックで完封
ロスバレはピジョットVとビーチコートを使った無限サイクルかレジエレキ単騎+ボタン連打で耐えるプランのどちらか。
ミュウは黒馬とイベルタルで特殊エネロックで完封

右側に書いているポケモン達で動きの補助をする

このリストの欠点は勝てない相手にとことん勝てないこと
具体例を挙げると
・2進化ex系統
・ロストギラティナ
・ミライドン

ここらへんには破滅的に勝てない。自分の経験上切れる範囲ではあるのでマシだが。


3.BOX争奪戦で優勝したコントロールのリスト

nnNLgN-0jZlo7-LHQgnH

2で紹介したカビゴンコントロールの変更点
カゲツ→うねりのおうぎ

一部だけ解説をする。全部解説してたら長すぎる
ポケモン関連は下の画像を参考に。対応するデッキを表している。

1枚で分かる採用理由


トレッキングシューズ

山を掘るためと、終盤シマボシで山上に固定したカードを即座に回収するため。デッキそのものが安定するのと、いらないカードはトラッシュに送るだけなので使用感は良い。シマボシとも相性が良い。


うねりのおうぎ

当初はカゲツを採用していたが、カゲツの元々の採用目的が「ロスギラの雪道を落とす」のと、「ミュウの手札にあるエネルギーを落とす」ためだけに採用されていたカードなので、ロスギラをほぼ切った今回のリストだったら、他に強く出れるうねりのおうぎ+シャドーミストの方が強いじゃんっていう理論で入れた。

なべメット

このカードがあると、打点30点以下のダメージを実質0にできるため、圧倒的遅延性能があると思って採用。ミルタンクになべメット付けてる時とかは特にすごい。


セイボリー

対ルギアにおいて、全員アタッカーの盤面を作られると勝ち目がなくなるので採用。後普通にどのデッキでもそうだが、盤面が全部アタッカーの盤面作られたらどうしようもないので解決用に。


ビーチコート

ピジョットV2枚をループするために採用。後はロトムVが適当に逃げる時に使うなど。相手に使われることはほぼないので実は強い。(どうせ相手はカビゴンのせいで逃げれないので)
相手の盤面をロックした上で、バトル場ピジョットV、スタジアムビーチコート、山札残り1枚ピジョットV でスタジアムが割られるまで永遠とループできる。


リスト反省点
・エール団の応援は入れてた方がよかったかもしれない(ピジョットVのループをする際に、序盤の攻撃でピジョットVが死ぬと面倒くさい)
・ハマナのバックアップでも良かったかも?
・ロトムVSTAR一切使わなかったからロトムV2枚目で良いかも
初心者もいたから絶対使うべきではなかった


4.おまけ 別日で使用したコントロール

ミュウツージュラルドンコントロール


※ネタバレ:弱い

ジュラルドンを攻撃できるようにした上でのコントロールを組んだ
前環境のルギア対面ではジュラルドンがいなくても逃げロックで対策”できていた”のだが、ジェットエネルギーの存在により簡単なロックはできないと考えてジュラルドンを採用した。

しかし、上記のリストは2つ問題がある
1.ドロサポを絞らないと枠が作れない。かつその枠も余裕がない
2.特定の方法でルギアに対策される(これはバレるとヤバいので伏せる)

解決方法としては

1.ジェットエネの存在が分かった上で逃げロックする(3回捕まえる)
まずこれは非現実的 そんな余裕はない。

2.アッセンブルスターを拒否する(プテラVSTARor雪道シャドーミスト)
そんな都合よくいかないし、できなかった場合ほぼほぼ負けになるので却下

また、実際に回したら分かるが安定性がかなり低い。序盤使わないカードが多すぎてロトムVが置けないとかなり不利な戦いになってしまう。
トレッキングシューズの偉大さを理解したし、ミュウツーVunionを使う際のデッキ構築の難易度の高さも理解した日だった。(2-4)

ただルミナスエネルギーの強さも理解できた日だったので、ルミナスエネルギーを強く使えるコントロールは開拓の余地があると感じた。

5.終わりに

ここまで見てくださってありがとうございました。

コントロール系統のデッキは考える事が多いですが、自分が考えたプランが試合中キレイに通った時が一番楽しいデッキでもあります。
今回の自分のリストをパクるより、このコントロールの考え方をもとに、新しいコントロールの形ができると信じています。(自分はもう満足したから使わないです)

細かい話が聞きたい人はTwitterのDMで聞いてください。大体答えます。
https://twitter.com/dosei_san00

では。またどこかで会いましょう。(さすがに次はコントロール以外の記事にします。)



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