「かわいい」とは (暫定版 ver0.1)

暫定的に、あくまで暫定的にと銘打ったうえで、一度は私なりに「かわいい」とは何かを話す必要があるだろうな。そう思ったから、言葉にします。

今はまだ定義じゃなくて説明でしか表現できないんだけど、
大まかには、「かわいい」は、攻撃的ではなくて無害でか弱くて油断を誘って庇護欲をそそるものに使われる言葉で、対義語は「おぞましい」、類義語は案外「チョロい」辺りじゃないかと思う。
まあ猫やうさぎをイメージしてもらえればだいたいあってる。

そして、(特に論理が)複雑ではないことも特筆すべきだろう。以下の文章は別の記事の使いまわしなんだけど、どれだけ見た目がかわいくてもこういう真面目な話をされると一気に「かわいい」ではなくなってしまう気がする。

私たちが幼稚園児ぐらいだった頃、日本中でたまごっちがブームになってたらしいんだよね。それこそアホな大人たちが「ゲームの中のたまごっちの死と、現実の人間の死をごっちゃにしてしまうんじゃないか」なんて言い出したくらいに。それでさ、ロックマンエグゼってそういう批判に対する、ゲーム会社なりの回答だったんじゃないかなって思うんだよね。「実際に生きていた人間をデータ化したとき、じゃあそのデータに命はあるのか」、もっと言ってしまえば「そういう設定のロックマン(彩斗兄さん)に対するプレイヤーの愛着って、教科書の『かわいそうなぞう』に出てくる象への愛着と比べてどう違うの? どっちも本物なんじゃないの?」みたいな話……

こういった複雑な話は、要は油断を誘えなくなるからかわいくないんだろうけど、特に私や私のnoteを読む人にとっては注意すべき点だ。

自分がかわいくなりたいのではなく、かわいいキャラクターを描写したいという目的の人が読者の中にいるかもしれないので、私なりの解決策を無責任に提示しておこう。
小説や漫画のように脚本や展開を操作できる媒体で作るなら、こういった複雑な話は別の硬派なキャラクター(たとえば専門家や上司)に喋らせてかわいいキャラクターには相槌を打たせるか、もしくは美少女2人で交互に話す中で意見が作られるようにすれば「かわいい」はさほど損なわれない。そんな気がする(知らんけど)。


でも世の中には終始攻撃的なのになぜかかわいいキャラクターというのもいて、それについての私なりの解釈はまたいずれ話します。

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