低PSR銘柄のパフォーマンス分析
今回は割安姓の指標の1つであるPSRについてです。
バリュー投資をする際に,皆さんはPERやPBRといった指標を用いることが多いと思いますが,実は,かなり優れた指標の1つにPSRがあります。今回はは,そのPSRの魅力について,エビデンスを基に分かりやすく解説していきたいと思います。
ジェームズ・P・オショーネシーは,著書「ウォール街で勝つ法則」の中で次のように述べています。
ここで言及されている,ケン・フィッシャーはその著書「ケン・フィッシャーのPSR株分析 ――市場平均に左右されない超割安成長株の探し方」の中で,次のように述べています。
このように,PSRはPERなどと同様に株式の割安姓を評価するバリュー指標の1つで,低ければ低いほど割安と評価され,高いものは避けるべきとされています。
この記事では,実際の過去のデータを基に,低PSR銘柄へのバリュー投資の有効性について検討していきたいと思います。
※有料noteになります。投資は不確定要素が多いため,私のnoteを購入しても必ず儲かるわけではなく,損する場合もあるということを理解した上でご購入ください。また、投資助言業にあたる可能性があるため個別銘柄の推奨や投資判断については書いていません。ダイレクトメッセージでの質問も全てには答えられないのでご了承ください。私のnoteで損した場合も、私は一切の責任を負いませんのでご了承ください。
米国株での低PSR銘柄の成績は?
下記は,1996年末の1.5億ドル以上の銘柄を対象とした研究結果です。ジェームズ・P・オショーネシー(2001)「ウォール街で勝つ法則:株式投資で最高の収益を上げるために」より引用しています。
さて,低PSRの米国株のパフォーマンスを見てみましょう。
これは,低PSR上位50銘柄に等配分で投資し,1年間でリバランスした場合のパフォーマンスを計測しています。
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