ギアチェンジは選べる
私達は、地球体験の一通りを終えています。
魂には大きく分けて3つの進化の流れがあり、個人のペースによって選び、進むのです。
第一段階として私達は「人間というものの暮らし方」について学び、体験を楽しんできました。
家があり、学校があり、市役所、それをまとめる国、政府、生きるために食べるものを作る人、運ぶ人、水を管理する人、安定して生きるためにシステムとして生まれたお金というもの。
愛する人と子どもを作り、家族を単位に社会と関わり、娯楽をし、遊園地やメディアに触れて楽しみながら発見をすること。
そう、確かにこの暮らしには馴染みがある。
けれども、もっと違う新しい体験はできないのか?と感じている魂もたくさん現れています。
その間に私達は「殻」を形成してきたのです。
新たなステップを準備している卵のようなものが第一段階の終わりには出来上がっております。
二極化というのは、この殻を破るか?それとも卵のままの世界を体験するか?という選択です。
第二段階は「調和」の領域。
新たな世界へ移る事を選んだ魂は「わたし」を誕生させていきます。そして自分という個性について、魂についてより深く探求しながら異なる存在とのハーモニーを目指すのです。
この到達点を超えれば、その方は外の世界と同じ動き方になっているので後の進化においてそれほど苦を感じません。つまりは最初で最後の難所が「殻破り」なのです。
殻を破るのには「勢い、爆発」という、これまでにはなかった陰陽統合エネルギーを使います。
そうして今までと違うエネルギーとスピードを保ったまま生きて行きますので、人間の性質的に「卵の方」との波長の違いを、お互いに感じます。
もう完全に違うから、このままではお互い住みにくくなるのですね。ですから住み分けー活動エリアの変更が個人個人で行われるのです。
そして殻破りが、第二段階がなぜ難所なのか?と言いますと、自力を使い内側から破る必要があるからです。
ちなみに雑誌や本、ヒーリング音楽やパワーストーン、セミナーなど、今や地球人はありとあらゆる目覚めのツールに恵まれておりますが、それらにどんなに効果を感じようと、私の言葉も含めて結局「卵の外側の殻」を割っているだけに過ぎないのです。
なぜなら割れやすい卵の内部には、破れそうで破れない膜があり、なかなかに頑固、強固です。
それは残念な事に私の力ではどうにもできず、メッセージを受けた方々お一人お一人の「ギアチェンジ」によって突破するしかありません。
ですからスピリチュアル的な指南ーメッセージも、第一段階向けのものと第二段階向けのものでは全く異なります。
地球初心者は何でも楽しむ事が目標なので、いいですよ、がんばってますね、皆さんは愛されていますよと見守れば十分なのです。
この地球で一般的にイメージされている「愛」というのもこれでございますね。当たり障りのない、できたばかりの割れやすい器に向けたエネルギーです。
私のこの道場は、第二段階以上を目指す方に向けて開いています。
殻を割れやすく、というのはもちろん、皆様の中心部の限界手前まで響くようにという仕様のために、かなり厳しめになっているのです。
ここを勘違いして「愛の無いメッセージだ」と解釈する方も居られるかもしれません。
私の言葉は「感じる」という第二段階の道を選択しない限り理解できないかと思います。
人間の放つ言葉の表面だけを拾い、それだけではない「意図」を全く汲み取れなくなった「ロボットになってしまった人々」がたくさんいらっしゃるのです。今は仕方がありません。
もちろん皆様は地球人生活の玄人で、茶碗はしっかりと焼き上がっているからこそ、今までにないものをという新たなメッセージを望んでいるかと思います。大切なのは「いいの、いいのよ。良い子ね。」という母親だけでは自分は堕落する、成長しないとある時点で気づく事でしょう。
第二段階に上がります、というのは「あなたは魔法を使える身体になって、将来的にはあらゆる宇宙存在と共に平和への奉仕を目指しているんですね」という意味になります。
そのためには、ありとあらゆる「迷惑のサンプル」を自身で知っていなければ魔法も許されないし、平和についてのお仕事ができません。
この地球で「知る」とは「体験して分かる」という意味です。
例えばセミナーなどで講師によるお話を聞いたとしても、そこから自らの実践と行動のレポートを作らなければ「体験した、分かった」と断言できませんよね。
実際に、やることすべてがためになるのです。
「迷惑のサンプル」に触れて、どうなったか?その体験が自分にとって最も欲しいデータなのです。
向かい合った結果相手といがみ合ったとしても、それも自身のレポートの一つになっていきます。
そしてまた同じ出来事に遭遇したとして、今度は「やっぱりいがみ合うのは嫌だ、やめよう」と気持ちが変化した過程そのものも、やはり平和に関する貴重な材料となるのです。
嫌な事、存在、迷惑な事、存在はすべて私達の「平和のサンプル」でございます。
ですから、嫌だな、と思うことをそのまま感じていく事により、私達は素晴らしい愛の世界を表現し続ける事ができるのです。
一方で嫌だな、と感じたくない方は「人間にとって、宇宙全体にとって何が共通の痛みなのか?」が分からないままです。彼らは自分の好きなように振る舞うことを選択し、その結果、痛みを知っている者には非常に野蛮に見えていきます。
はっきりと言えば、外側と波長が離れた野蛮な状態だからこそ、地球人にはコンタクトが無いのです。
そんな地球全体の方々が愛の領域に仲間入りするまで相当な時が経つでしょうか?私達はやがて時間の無い時空の世界に移るため、遅い時間軸の地球の出来事とは無関係になっていきます。
「迷惑のサンプル」を余すことなく感じ、「私は今後誰かを傷つけていく可能性が無い」という確信を得ていない限り、その方は「まだ凶暴性がある」と判断され、地球とよく似た環境で学びを続けます。
「思いやりの遺伝子」は体験、気づきによって生まれて育つのです。それは試行錯誤ですから、あまり美しい過程ではないかもしれません。
けれども一度「痛み」を感じたならば、そこから愛のエネルギーはどんどん増えていきます。
そして「これは嫌だ!この未来がいい!」という爆発的な力によって殻を破り、そのまま新しい領域へと飛び出すでしょう。
第三段階以上は、銀河の一員として活躍し、宇宙全体とつながる「奉仕」の波長域でございます。
今度は地球や様々な領域を見守る側になるのですね。けれども私達は地球の波長も経験しておりますから、実際にそのエリアへ赴いたりできるようになるのです。
視点が上がれば今までの世界を内包して広がります。一度住み分けをしたからと言って、お別れという事ではないのです。
もちろん中心として暮らす領域を、まずはそれぞれが選んでいくでしょう。けれども今までのように限定された地図上の世界ではなく、一つのエリア内でも様々な場所があり、出会いと発見を楽しんだあと、また違う所へ行ってみたいという無限のチャレンジをすることができます。
見たことのない領域をアンロックするには、特に地球人がここから第二段階エリアへと行くには、今の状態から新しいバージョンの自分へとギアチェンジするだけです。
私達は完全なる魂であり、様々な過程を楽しんでいるのが今なのです。つまり「自分」という「今」は常に選択できるということ。チェンジするための素質や知識は何も必要ありません。ただ新しい仕様の自分というのを選んでいけばいいのです。
「卵の向こう側」の景色と存在は、今までと全く異なるエキサイティングワールドです。誰も個性があり、思いやりがあり、創造性豊かで奉仕の精神を持っています。
この滅多にない「地球の進化」という大きな出来事に合わせて、私達も一緒に外へと広がりましょう。新たな身体で次元を飛び回りますよ^^
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