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今更聞けない?非営利団体向け【助成金・補助金】それぞれの違いや特徴について

みなさんこんにちは。
ファンドレイジングの市場は経済状況や紛争、パンデミックなどの外部環境によって大きな影響を受けますが、一時的に落ち込んでいたと見られる市場がここ1-2ヶ月で再び戻ってきたように思います。弊社がお取り組みする団体さんとのマーケティング分析ではそのような感覚を漠然と感じているところですが、みなさまはいかがでしょうか。

さて、こうした外部環境の悪影響により活動に制約がかかったり、活動のエンジンとなる寄付金が減少してしまうと、助成金や補助金が注目されますが、今回はその助成金と補助金に焦点を当て、両者の違いや特徴、申請方法などをわかりやすく解説していきたいと思います。

※「助成金?補助金?なんとなく知ってるけど、結局何?」なんて思ってる時期が私にもありました笑
これを読んで今日から助成金/補助金マスターになりましょう!

助成金と補助金の違いとは?

助成金と補助金、一見似ているようで異なる特性を持っています。
基本的には、いずれも国や地方公共団体による申請や審査の上、支給されるお金のことです。公的な資金を財源としています。

※しかしながら実際には、"助成金"や"補助金"は厳密に区別されているわけではありません。中には区別のつけずらいものもありますから、導入の際には各制度の内容をしっかりと理解するようにしてください。

助成金の定義

助成金は、厚生労働省が管轄しており、要件を満たせば受給できる可能性が高くなっています。"雇用促進"や"就労環境の改善"などを目的とした活動を支援する内容が多く、返済は不要です。

補助金の定義

補助金は、経済産業省や地方自治体が管轄しており、特定の目的、事業/活動、業務の遂行や経済的な支援を目的としています。返済は不要です。
また、多くの場合後払い制となっており、支出する期間が定められています。対象の事業期間にかかった経費以外は経費として認められません。

助成金の種類、特徴、受給のしやすさ

助成金には対象や活動がある一定の基準を満たしていれば、ほぼ受給できます。申請期間も長く、随時募集しているため、受給しやすいでしょう。

一方補助金については、予算や採択件数が予め決まっており、申請したからといって採択されない場合も多くあります。
また、1か月程度の公募期間が設けられており、この期間内に規定の書類を揃える必要があります。補助金の妥当性や必要性をしっかりとアピールできなければ採択されません。

申請から受給までの具体的な流れ

助成金・補助金を受けるためには、まず要件を満たしているかの確認を行い、申請を行います。申請から受給までの流れは一般的に以下の通りです。

1、実施計画の申請
助成金・補助金の要件に基づき、活動内容や資金使途を示す申請書を作成し、提出します。

2、審査
要領に示された様式に基づき、申請書を提出した後、各制度の所管官庁(又は事務局)により案件の審査が行われます。

3、採択
補助金の場合は申請の末、採択された団体に対して、採択通知が発出されます。助成金の場合は、条件が合えばほぼ100%支給されますので、この後の工程は必要ありません。

4、交付申請
交付申請内容に基づき、所管官庁の審査の上、問題なければ決裁されます。

5、実施
実施計画通りに活動を開始しましょう。

6、中間検査
補助金の種類によっては、事業の進行具合や書類の整備状況等を所管官庁が確認する場合があります。

7、支給申請
活動終了後、事業終了の旨を報告書にして支給を申請します。

8、支給
支給要件を満たしていれば、所管官庁より補助金が支給されます。

※補助金・助成金の内容によっては上記工程に例外もありますから、詳しくは希望する補助金の要件をしっかりと確認するようにしてください。上記はあくまで一般的な流れになります。

まとめ: 助成金・補助金活用への一歩

いかがでしたでしょうか。
わかっているようで実際に自分がやってみないと解らないことが多いのですが、助成金と補助金、その両方が非営利団体にとって重要な資金源であることは明らかですね。
しかし、適切に活用するためには、それぞれの特性や申請方法を理解する必要があります。今回の記事が、次の一歩に繋がる参考となれば幸いです。

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