『いいじゃん!子ども食堂』第5回 ~末継 慎一さん編~
ども!こんにちは。『どあ。~do a 180~』のひろです!
さて、今回の『いいじゃん!こども食堂』第5回ということですが、記念すべきゲストは末継 慎一さんです!
末継さんは、宮崎市の社会福祉協議会で地域の福祉や教育について長年活動している方です。いったいどんな話を聞けるんでしょうか!?
では今回も、早速行ってみましょう!
1. 末継 慎一さんの経歴・プロフィール
末次さんは、宮崎大学教育学部を卒業後、社会福祉協議会で平成12年から約20年間勤めています。
僕たちどあ。のメンバーは宮崎大学地域資源創成学部なので、学部は違えど、宮崎大学の大先輩です!
末次さんは、保育園でのアルバイトを経験がきっかけで福祉や教育について興味を抱き、児童養護施設で児童施設員として3年勤務し、契約満了後に現在の社会福祉協議会に勤めています。
社会福祉協議会では、在宅介護支援センター(地域包括支援センターの前身)や、立ち上げから関わった恒久の地域包括支援センター、児童クラブ運営委託の担当者、清武支所の地域包括支援センター、総務課財務係、そしてその多様な経歴を経て、現在、福祉課地域福祉係の係長として今勤めているそうです。
まさに地域における福祉のプロフェッショナルですね!
2.活動内容
社会福祉協議会は、宮崎市の地域福祉を推進する団体で、「ともに支え合い、安心して暮らせる福祉のまちづくり」を基本理念としています。
地域のあらゆる福祉に関わっている公共性の高い社会福祉法人です。普段の暮らしをいかに幸せに過ごせるようにするために活動しています。
末継さんは福祉に特化した専門集団だとおっしゃっていました(かっこいい)
住民組織、民間の団体、任意団体、地区福祉社会協議会などと連携しながら、地域の福祉を向上させています。また、普段の活動が表に出ることは少なく、あくまで地域住民が活動のベースとなり、社会福祉協議会がそのサポートをしているそうです。
地域の福祉を支える縁の下の力持ちといったところですね!
そのため、社会福祉協議会が主導でなにかをやっているとはいいにくいそうです。「息子からどんなお仕事をしているの?と聞かれたときになんていっていいか困るんだよ」とおっしゃっていました(笑)。
多岐にわたる活動の中でも、分かりやすいものとして毎年10月に行われる街頭での「赤い羽根共同募金」、市からの委託で車いすごと乗れる車両を使った移送支援事業、防災活動として災害ボランティアセンター本部設置運営訓練などを行っています。もちろん例に挙げた以外にも本当に様々なことをしているそうです!
(↓昨年時の災害ボランティアセンター本部設置運営訓練の写真。とてもかっこいいですね!)
上記の例以外にも多岐にわたる活動を行っている社会福祉協議会が、本題の子ども食堂に対してどのような活動をしているかというと、、、
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今から本格的に子ども食堂に関わっていきたいということです!
というのも、社会福祉協議会では、地区社会協議福祉会がやっている子ども食堂などに間接的にサポートはしているそうですが、直接的に子ども食堂に対して何かをしていることが無いそうです。
しかし、第一回にインタビューした宮崎市の子ども食堂コーディネーターである黒木さんのお誘いを受けて、昨年度から宮崎市子ども食堂ネットワーク応援業務連絡会という団体に所属したことがきっかけで、今後子ども食堂とどのように関わっていくか模索しているそうです。
社会福祉協議会の子どもに対しての活動として、親子の子育ての居場所づくりを行う子育てサロンのサポート、宮崎市内の中学生を授業の一環でボランティア体験を行う際の派遣サポート、障害のある子どもたちの困りごとを解決する相談窓口なども行っています。
このように子どもたちへの手厚いサポートを数多くやっている社会福祉協議会が、子ども食堂に今後どのように関わっていくのかとても楽しみですね!
3. 喜怒哀楽エピソード
さて!お待ちかね(であってほしい)の『いいじゃん!子ども食堂』のコーナーがやってまいりました。今回も、末継さんの
”喜”(やりがい、嬉しかったこと、幸せに感じたこと)
”怒”(怒りを感じたこと、不満)
”哀”(課題、困っている事)
”楽”(おもしろいこと、ネタ)
をそれぞれ聞いていきたいと思います!
まず、”楽”から!
社会福祉協議会が子ども食堂にまだ本格的に関わっていないということで、末継さん個人の”楽”の話をお聞きしました(笑)
末継さんが、毎年行っている視力検査の中で、眼鏡をかけた状態にも関わらず、左目だけ全然見えず0.2だったそうです。
医者もこれはおかしいぞとなり、その後2.3回検査をしても左目の視力が依然低かったそうです。
今まで右目だけ乱視だった末継さんはの左目に異常があるのではないかと精密検査を受けることになりました。
すると、精密検査の結果は、左目も乱視になっていただけだそうで緑内障などの大きな病気ではなかったそうです(笑)。
なんだ、乱視かよと、なんもなくて安心した末継さんでしたが、自分の体をケアするのは大事だと、笑えるような哀しい話だとおっしゃっていました
”楽”の話でしたが、”哀”も混ざっているのでこのエピソードで一気に二つ話していただけました!(笑)
次は”怒”です!
やはり、コロナによって社会福祉協議会でも様々な影響を受けたそうで、例を挙げると、宮崎市で11月に行われている健康福祉祭りという福祉と健康の啓発イベントが中止になったそうです。
長年やっていて、去年は一万二千人を集めた大規模なイベントだったそうですが、コロナによって、従来と同じようなやり方ができず、たとえ感染対策をしてもリスクは消えないということからなかなか難しいということでした。
社会福祉協議会のスタイルとして、「人を集めてなんぼ」だそうなので、このコロナ禍の中では大変困っているそうです。
インタビューの中で、度々出てくるコロナですが、改めて多くの人に大きな影響を与えているのが分かりますね。
最後は”喜”です!
”怒”の話とは対称に、コロナを経て、やっと少しずつ以前の日常が戻ってきたことが、末継さんにとっての”喜”だそうです。
もちろんマスクをかけて出かけるなどの感染対策は必要ですが商業施設などに人も戻ってきたり、このような状況でも、福祉に関して何かやろうという前を見据えた動きをしている人たちが出てきているというのが嬉しいと話していただきました。
コロナ禍によって、大変な状況も依然として数多くありますが、それでも少しずつ以前のように、もしくはそれ以上に活動的になっていったら素敵ですね。
4.理想と想い
はい!ということで次は末継さんの理想と想いについて話していただきました。
前提として、子ども食堂をする人たちはボランティア精神が高い人はとても多いです。しかし、その多くが高齢者の方で、いずれ活動できなくなったり、引退するということも年数を重ねるにつれ増えていくと末継さんはおっしゃっていました。
そこで、社会福祉協議会として、子ども食堂を続けていくために、想いを担う次の人材を探していき後継者不足を解決したいという想いを話していただきました。
そのためにも、市民の方にもっと関心を持ってもらい、行動に移してもらえるような取り組みを今後行っていきたい、それが子ども食堂との社会福祉協議会との関わり方なんじゃないかとおっしゃっていました。
地域における福祉のプロフェッショナル集団である社会福祉協議会が今後、そのような活動をしていただけたら、後継者不足の課題も解決するのではないかとインタビューを通して感じました。
5. 最後に
最後まで、『いいじゃん!子ども食堂』を見ていただき、誠にありがとうございました!
今回は、地域における地域の福祉のプロフェッショナル集団である社会福祉協議会の末継 慎一さんにインタビューをさせて居いただきました。
今後どのように宮崎市の子ども食堂と関わっていくのかインタビューを通してとても楽しみになりました!
それでは、ここまで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました!次回も是非ご覧ください!
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