今だから聴いておきたい9人時代のStray Kidsの曲⑥ 〜갑자기 분위기 싸해질 필요 없잖아요 (Awkward Silence)〜
2枚目のミニアルバム「I am WHO」の7曲目。
長いタイトルは、突然(갑자기 カプチャギ)雰囲気( 분위기 プニギ)寒くする( 싸해질 サヘジル)必要ないんじゃない?(필요 없잖아요 ピリョオプチャナヨ)という意味です。略して「갑분싸 カップンサ」。
9人の魅力が眩しすぎる、衣装もダンスも可愛くて見ていて幸せになれるMV。ヘアバンドの爽やかスンミンがいつになく攻撃的(笑)。
「カップンサ」は、「うわー、場がしらけちゃった」「一気に盛り下がっちゃった」という意味で使われる造語で、韓国のバラエティ番組でもよく聞く言葉で、Stray Kidsのメンバーもよく使うそうです。
嫌なことが色々あるかもしれないけど、そうやって突然暗くならないでよ、君らしくないよ!と励ましている、メンバーの陽キャラが炸裂した名曲。
この曲のステージパフォーマンスのなかでも、特にStray Kidsの新曲お披露目イベント「Stray Kids UNVEIL」の映像は、Stray Kidsの生声の魅力と表現力が存分に楽しめます。
Stray Kids UNVEIL [Op.02 : I am WHO] "갑자기 분위기 싸해질 필요 없잖아요(Awkward Silence)"
オープニングで喧嘩して仲直りする演技が可愛すぎる3RACHA。曲全体の主役は明らかに表情が豊かすぎるチャンビン。音の抑揚と表現力が秀逸なヒョンジンとハンのラップ。愛嬌たっぷりのアイエンから続くバンチャンの伸びが綺麗なボーカル、スンミンとリノのサビメロにウジンがコーラスを重ねて「その素敵な顔に暗い表情は似合わないよカップンサ!」と歌います。
ハンとチャンビンの「牛肉でも買って食べて元気出そうよ」というラップに続いて、フィリックスがピョコっと顔を出して「リブロース!」とか「霜降り!」とか言って消えてくのが可愛すぎますよね(2:20から)。
Stray Kidsが特別なKPOPグループと言えるのは、メンバーのことを誰よりもよく知る3RACHAが、「そのメンバーのために作ったパート」で構成された歌を作るところだと思います。そのパートを任されたメンバーは、期待に応えて努力し、本人にしか出せない魅力を最大限に発揮します。
テレビ番組に出演した時のStray Kidsのパフォーマンスは、さらに個々のメンバーの魅力が光ります。リノとフィリックスが「INTRO: I am WHO」のインタビューで話していた「リハーサルの時にどこにカメラがあるかをチェックし、そのカメラに映る自分たちがカッコよく見えるように意識する」という徹底ぶりが、映像からよく分かります。アイエンも、カメラ目線とそうでない時の表情の変え方やダンスの見せ方が本当にプロです。
Music Bank - 갑자기 분위기 싸해질 필요 없잖아요(Awkward Silence) -Stray Kids
あどけなさが残る当時の9人の魅力が詰まった作品「Awkward Silence」。ダークな印象の曲が多いStray Kidsの当時の曲の中ではちょっと変わっているけれど、音楽性のオリジナリティー、パフォーマンスの完成度の高さが突出した、皆に聴いて欲しいStray Kidsの代表作です。
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