見出し画像

World AIDS Day 2021 

毎年12月1日は世界エイズデーです。

ユニセフ(国連児童基金)が本日発表した報告書『HIV/エイズ グローバルスナップショット(HIV and AIDS Global Snapshot)』によると、2020年には2分に1人の割合で、少なくとも31万人の子どもが新たにHIVに感染しました。また、同時期に5分に1人の割合で、12万人の子どもがエイズに関連する要因で死亡しています。

報告書は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの長期化により、長年にわたってHIVの流行の原因となっている不平等が深刻化しており、厳しい状況にある子どもや若者、妊娠中の女性や授乳中の母親が、命を守るHIV予防・治療サービスを受けられないリスクが高まっていると警鐘を鳴らしています。

コロナウイルスの話題で持ちきりですが、まだまだ注意していかないと行けないウイルス感染症です。特に一度感染すると、排除できないのが一番辛いところです。

ここでなんで排除することができないのかをちょっとご紹介。

原因とされているウイルス、HIV(Human immunodeficiency virus)は今話題のコロナウイルスと同じRNAです。でもちょっと違うのがこのウイルスは、人間の遺伝子、核のDNAの中に入ってしまうところにあります。このことからワクチン が難しい感染症の一つとなっています。

通常の遺伝子DNAの動きを示しているセントラルドグマ

DNA →RNA→タンパク質

となるのですが、このHIVは

RNA→DNA

とすることができるウイルスということです。これがエイズが撲滅できない理由の一つとなっています。

そこでエイズ、HIV感染症をなくすためには感染させないようにするのが重要となっています。そして、誰もが正しい知識をもち生活していけば感染は防げる病気でもあります。

年1回でもこの病気のことを思い出し、正しい知識をもち感染しないようにすること、正しい知識を持って感染者に対しても正しく接することが大事です。

コロナもまだまだ安心できる状態ではないですが、他にもウイルス感染症はたくさんあり、知識を正しく持って適切な対応が必要なことを覚えておかないといけません。 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?