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新婚旅行 | イタリア🇮🇹フィレンツェで絵踏み詐欺に遭った話

新婚旅行の最後はフィレンツェで起こった絵踏み詐欺について、注意喚起として記録に残します。


フィレンツェに行く方は十分お気をつけて。



絵踏み事件


事件が起こったのはフィレンツェ。
街中で、2度目の夫婦喧嘩をしていたとき………


私の少し後ろを歩いていた夫が突然


「うわあ!すみません!!」

え、何?
と私が後ろを振り返ると

路上の絵売りの絵を踏んでしまっていました。


路上の絵売り
(実際私たちが遭遇したのはこの人ではない)


絵を踏んでしまった原因は、もちろん夫の不注意。(スマホ見ながら歩いてた)

するとその絵を売っていた絵売りが、夫が踏んだ絵を指差しながら

😁(絵売り)「お前が踏んだから、こことここに汚れがついた。ね?汚れてるね?」

と言いながら、夫が踏んだ絵(2枚分踏んだ)をくるくる丸め、夫が持っていたカバンに絵を突っ込みました。


呆気に取られていた夫に、絵売りは

😁「2枚分で100€な!」

とんでもない額を要求してきました。(約2万円)

夫は、自分がやってしまった申し訳なさと、どうしたらいいか分からずで咄嗟に財布を手に取り、お金を払おうとしました。

私は混乱しながら止めましたが、絵売りは私の話を聞かない。

😁「100€な!お前踏んだもんな!」

と、強引に夫からお金を奪おうとしました。
不幸中の幸いで、10€しか現金がなかったのですが、絵売りは強引に

😁「日本円でもいいから」

と、現金を奪おうとします。


・ ・ ・

ここまで読んでくれた方はお気づきだと思いますが、これは詐欺です。

フィレンツェでよくある詐欺の手法らしいです。

そもそも本来、路上で何かを販売するときは許可が必要です。
こいつらは、パトカーや警察が通ると、道に並べた絵をササッと拾い集め、何もなかったふりをします。(違法行為なので)

絵自体も、こいつらが描いたものではなく、どこかの絵をコピーした盗作です。

こいつらは、通行人がつい上を見てしまうような観光地の近くにわざと絵を置き、人が踏んで絵を汚すのを待っています。


夫はまんまと罠にかかり、まんまとお金を払いそうな、こいつら詐欺師の恰好の餌食となってしまったのです!


でも本当に、英語でワーワー言われ、なんとなくしか分かんないから怖いし、
😁「私の大事な絵を踏みましたよね?!」
みたいな感じで言われるので、払ってしまいそうになる。
(冷静に考えれば大事な絵を汚い路上に置かないことくらいわかる)


・ ・ ・


混乱している夫に、私が

「冷静になれ!絶対おかしい!路上に絵を置いてるこいつらも悪い!」

と天使のようにささやいてあげたおかげで、夫はようやく冷静に。

Google翻訳をしながら、

「警察を交えて話をしましょう」
「路上に絵を置いてるのが悪いですよね」

と詐欺師に伝えました。
(ちなみにいつの間にか1人仲間増えて詐欺師2人になっていた)

すると詐欺師が

😃「こっちへ来い!こっちで話するぞ」

と、場所を変えるよう提案。
私はバカなので、詐欺師について行きましたが、夫がいません。

慌てて夫を探すと、夫は現地の方(?)とお話し中。。
なんとその人は、

👱🏼‍♂️「あいつらは悪い奴だ。お金を払う必要はない。あの絵はスキャンしたものだ。早く逃げろ」
(と、たぶん言ってる)

私たちを助ようとしてくれていたみたいです。(神様すぎる………)

それを見た詐欺師たちは、お怒りぷんぷん。
あと少しでお金を奪えたであろうはずが、こう言われたら私たちもさすがに払いませんので。

😠「バラすんじゃねえ!!くそが!!」

と、助けてくれた方を蹴りあげ、そのまま私たちに

😠「散れ!!!」

と言って、消えて行きました。

助けてくれた神様は詐欺師に蹴られ、めちゃくちゃ申し訳ないですが、本当に助かりました。

おかげで1€も払わずに逃れることができました。

あのまま詐欺師について行ったら何をされていたのか……。助けてくれた方に感謝しかありません。


しばらくして、被害にあった通りをもう一度通ると、また同じ場所で路上に絵を並べ、絵を踏む被害者を今か今かと待ち構えていました。


こんなことでしかお金を稼げないなんて、本当に可哀想。




被害に遭ってから、フィレンツェの街を注意してみると、いろんな場所でこの絵踏み詐欺は行われていました。


ヴェッキオ場所
お店や景色に気を取られ
踏んでしまいそうになる
ドゥオモ周辺
ドゥオモの美しさに気を取られて
踏んでしまいそうになる
ミケランジェロ広場
美しい夕日に気を取られ
つい踏んでしまいそうになる



どこもフィレンツェ定番の観光地のため観光客でいっぱい。通りも非常に混雑しています。

本当に悪い奴らですね。
警察も、現行犯でしか捕まえられないため、捕えられない状況だそう。

なので、もし今後似たような被害に遭遇したら、

・「警察!(ポリス)」とひたすら言う

・お金はない!と言い切る

・ダッシュで逃げる

を行って、詐欺師たちから逃げ切ってください。

被害者が出ないことを祈ってます。




番外編
ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂に行った話

日本へ帰る旅行最終日の朝、どうしても行きたい場所があったので行ってきた。

サン・ピエトロ大聖堂


行列必至のため、行くなら朝イチしかない。
朝イチに行っても、行列で入れないかもしれない。

とにかく時間がない私たちは、朝6時に起きて、ヴァチカン宮殿まで、約40分ランニングしました!

これが意外に気持ちよかった。

到着したのは、7時10分。

すでに広場の真ん中くらいまでの行列
朝の7時なのに……


もう結構並んでる……!
けども、どんどん進み、8時前に入ることができました!(30分以上は並んだ)

スイスの兵隊さん
制服がおしゃれでかっこいい!


クーポラにも上りたくて、とりあえず先にクーポラへ!朝一番だから人が少なく待たずに登れました。

クーポラからの景色


この写真では少し見にくいのですが、撮影した8:20の時点でサン・ピエトロ広場を一周するほどの列が出来ています!

朝から行列すぎる。。予約できないしね。。

でも、並ぶだけの価値はある。
サン・ピエトロ大聖堂、ほんっっっとに素晴らしかった。
宗教の力ってすごい。これは本当に神様の存在を信じていないとつくれないと思った。

ドーム
どこを見てもキラキラ
実物は500倍かっこいい


早起きして行ってよかった。
あまりにも美しすぎる。


私たちがここを出た9時半ごろにはもう広場一面行列で並ぶ気力が消滅するほどだったので、本当に朝イチがおすすめ。

というか、バチカン美術館の中から入れるらしいのでそっちがおすすめ。


フィレンツェで詐欺に遭ってしょんぼりしてたけど、サン・ピエトロ大聖堂が素晴らしすぎて嫌な思い出は全て忘れました。

そして、無事に飛行機にも間に合いました。

13泊14日の長い旅路も、トラブルはこの踏み絵事件だけでした。貴重な体験ができてよかったなとすら思います。

それでは長い長い新婚旅行記これで終わり!
(おすすめホテルとかはまた記事にするかも)

イタリアもクロアチアも本当に楽しかった!


最後まで読んでいただきありがとうございました!!


宮殿の中ではしゃぐ私
「走ってきた!」ポーズ
また行くぞ!

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