鏡の国のアリス 第2章
第2章 生きた花の庭
「あの丘のてっぺんまで行けば、お庭がずっと遠くまで見渡せるよね」とアリスはひとりごとを言った。「そこまでまっすぐに続いている道があるし―きっと―あれ、まっすぐに行けない―」(その道を何メートルが進むと、なぜか急な角を曲がってしまう)「でも、ずっと歩いていれば、いつかは着くでしょ。それにしても、この道、変な曲がり方をするのね! 道じゃなくてワインの栓抜きみたい! 次の角を曲がれば丘に着くかな―違う、そうじゃない! これじゃおうちに戻っちゃう! しょうがな