人類史の常識を大逆転〜私たちはアフリカで生まれた
私たち現生人類の進化について、学校でどう教えてもらったか、覚えていますか?
私は社会も生物も苦手だったので、正直全く覚えてません(笑)。
でも、きっとこう学習していたはずです。
あの時、常識が変わった
20世紀の終盤までは、”私たち現生人類は、各地域で独自に原人や旧人から進化してきた”という「多地域進化説」が人類学の定説でした。
しかし、1987年、米国カリフォルニア大学バークレー校のレベッカ・キャンたちが「アフリカ単一起源説」を提唱します。
人類の軌跡を辿る
レベッカ・キャンたちのグループが、世界各地の147人の現代人からミトコンドリアDNAを集めて比較したところ、その”共通祖先”がおよそ15-20万年前のアフリカにいたことがわかりました。
その私たち現生人類80億の”共通祖先”である女性は、旧約聖書の最初の女性「イヴ」になぞらえて「ミトコンドリア・イヴ」と呼ばれます。
つまり、ミトコンドリアDNAの解析により「私たち現生人類はおよそ15-20万年前にアフリカで誕生し、その後世界に拡散していった」ということが定説となったのです。
あなたの中にもある「ミトコンドリアDNA」。
”私たち人類の色々を紐解くすごいヤツ”だと思いませんか?
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