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春は名のみの・・・

二十四節気は第二の雨水(うすい)になりました
この日にお雛様を飾ると良縁に恵まれるそうです
お雛様は、女の子の厄を一身に受け、最後は川へ流したというので水に関わりが深い様です

雪が水に変わる、氷が張る事が少なくなり、厳しい冬景色が緩んでくる・・・そんなイメージの言葉ですね
しかし、私の住む福井県大野市は、昨日も今日も雪です
今年は年末、年始、そして今週と3回ほどしっかりと寒波に見舞われて雪が降っています
大地にとっての禊なのでしょうか?
田んぼや畑の虫が雪の下で死んでしまうので、いい状態になるのだと言われています
実際、雪の降らなかった去年までの2年間は、思わぬ病気が流行ったり、pH値が例年とは違っていたそうです

世の中のコロナ騒動も、一度リセットできるといいのですが

こんな時期ですと思い出すのが、「早春賦」という唱歌です。

春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず 時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空 今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを 聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か いかにせよと この頃

暦の上では春ですが・・・声も立てず・・・思うあやにく・・・せかるる・・・いかにせよ・・・もう、いちいちグッとくるのですが、みなさんはいかがでしょう?

季節が変だ変だと、みんな口を揃えておっしゃいますが、私たちは自然に生かされている受け身の立場です
謙虚さを暦生活を通して、取り戻したいものです。

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