見出し画像

NYCで安く食料品を買う方法

何でも物価が高いニューヨーク。とは言え、高い要因は

・人件費
・テナント料

の2つなので、この比率が低い食料品は比較的安かったりする。

例えば人の手があまりかからない、野菜、肉、魚などの原材料は日本より安いことが多く、カット野菜、調味済み食品、お惣菜、お弁当などの調理や加工がされた食品ほど値段がどんどん高くなる。

場所についてもミッドタウンや、今年オープンしたハドソンヤード、もともと地価が高い金融街のスーパーは高級スーパー化しないとお店が潰れちゃうので、この辺は当然高くなる。

それでは郊外に行けば安いのかというと、日系スーパーのような大多数が求めない需要の低いお店はどうしても高くなる。

また、「安かろう、悪かろう」な街なのであまり安いと日持ちしなかったり、酷いと消費期限切れだったりするので、お店選びも重要だったりする。

■ オーガーニック食品

原材料の中でも特に手のかかっている、どうしても値段が高くならざるを得ない食材だけど、場所を選べはお得に買えたりする。

<< おすすめスーパー >>
・Whole Foods Market
・Trader Joe's

この2つは全米展開している中でも特に使い勝手が良いスーパーで、比較的高級志向のWhole Foods Marketでも、米国のAmazon Primeメンバーならお得に買えるし、実はケーキ類なども個人経営のお店よりも当たり外れが少なく、甘さが控えめだったりするのでオススメだったりする。
(量り売りのデリコーナーも実はオススメ)

Trader Joe'sはオーガニック&PB製品を基本にしているスーパーで、価格もWhole Foods Marketよりリーズナブル。野菜類も既に洗ってある状態で売られているものが多く使いやすい。ご近所のスーパーで買うより日持ちもするので、青野菜系は結局こちらの方が腐らせずにすむ→結果、お得に。

この他では近隣農家が直接売りにくるファーマーズマーケット。
マンハッタンだけでも十数箇所以上で開催されており、上記のスーパーで買うよりももちろん値段は高くなるものの、普通のお店では見かけない野菜や乳製品、パン類、蜂蜜などが売られているので、見ているだけで楽しい。

各マーケットの開催日時は場所により異なるので、具体的な場所はGROW NYCで検索するとすぐにわかるので、1週間前くらいにチェックしておくとよいと思う。

GROW NYC - Find a Market
https://www.grownyc.org/greenmarket/ourmarkets

■ オーガニックではないもの

予算もあるから、普通の食材で良いわ〜、という人には一般のスーパー以外でイチオシなのがチャイナタウン。

ちょっと匂いが気になるものの、野菜や魚、お肉の値段は抜群に安い。
特に肉や魚は中華系スーパーが鮮度と値段のバランスがとれているので、時間があれば一度お店に行ってチェックするとよいと思う。

また、中華系スーパーの良いところは、一般的な米国のスーパーより野菜や魚の種類が多く、日本のお菓子や飲み物が日系スーパーよりも安価なこと。愛想は良くないし店内も雑然としているけど、慣れればコレもまた良しな感じ。くさいけど…

<< おすすめスーパー >>
・New York Mart
・Deluxe Food Market
・Hong Kong Supermarket

New York Martは八百屋などが軒を並べるMott St.沿いのお店で、野菜や肉類が豊富なお店。Hong Kong Supermarketはそれに加えて調味料や、地下のスナック売り場や乾麺、カップ麺が豊富。Deluxe Food Marketはなぜかお持ち帰り系お弁当類がとても人気のお店でいっつも混んでる。なぜかお寿司も売ってたりするので、暖かくて天気の良いはここで買って、近くの公園とかで食べても良いかも知れない。

■ お惣菜

日本にはフツーにあって、米国でなかなか見つからないのが日本人の口に合うお惣菜。ここはやっぱり日系スーパーの腕の見せどころ。

コロッケやとんかつ、きんぴら、お漬物など、米国では大都市以外ではなかなか手にはらないものも、日系スーパーさえあればおおよそゲットできる。嬉しいのは、中華系スーパーよりも日本国内の人気商品のタイムラグが少ないことで、大抵は小さなお店の中にコレでもか!って程密集してたりする。あまりにも密集してるので「三密」どころの騒ぎではないけど、食品以外にも化粧品や和食器、調理器具なども売ってるお店が多いので、覚えておいて損はない。

<< おすすめスーパー >>
・Sunrise Mart
・Dainobu
・Katagiri
・Midoriya

Sunrise Mart、Dainobu、Katagiriの3つは古くからNY市にある日系スーパーでミッドタウンやグランドセントラル駅付近、グリニッジビレッジ、イーストビレッジなど、観光にも便利なところにあるので覚えておいていいかも。
Midoriyaは比較的新しい日系スーパーで、ユニオンスクエアの他にウィリアムズバーグなどにもあったりする。この他にも日系スーパーはちょこちょこあるので機会があれば立ち寄ってみることをおすすめする。

そうそう、お惣菜といえば韓国系スーパーも外せない。

韓国は食文化が近いせいか、日本人の口にあうものも多い。特にキムチ系の漬物やちょっとしたお菓子類、カップ麺、お惣菜ももちろん豊富で、人口も多いため、お店も日系の2倍以上あるトコが珍しくない。

<< おすすめスーパー >>
・H Mart

マンハッタンではコリアンタウンのど真ん中West 32nd St.沿いとイーストビレッジの2店が観光などでも便利。

この他にもコリアンタウンには量り売りのお惣菜のお店や韓国系フードコートなどがあるし、メイシーズやエンパイアステートビルから数ブロックなので、観光に疲れた時によるのも良いかも知れない。

■ まとめ

NYは移民の町なので、売ってるものも買う人の需要でお店ごとに変わってくる。お店ごとに雰囲気や売ってるものの種類が違ってくるので、使い分けると楽しみだけでなくお金も増えるのでオススメ。

ちなみに、超高級スーパーとしては次のようなトコも。

・Citarella
・Gourmet Garage
・Merci Market

どうにもヨーロッパな感じのお店が多い。日本だと明治屋とか紀ノ国屋的なポジションだと思ってもらえるとわかりやすいかと。これらのお店は定価販売が基本。他のお店ではど〜しても見つからない高級食品はこういうお店のが手っ取り早くて時間の節約にもなりそう。

というわけで、全然まとめになってないけど、切りがないので唐突におしまい。八百屋については長くなるのでまた別の機会に書きまーす。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?