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ネットが詐欺まがいの道具に使われることについて

地域で事業を行う上でネットでの情報発信は手法の一つだと思っています。DMOで担当しているエリア内のお店や通販事業者がネットを使ってこんなことをしているとしたら、エリアのブランドが下がる可能性があると思います。特にエリア名が出てくる場合はいい迷惑になるわけです。サービスを利用したお客様は事業者だけでなく、地域へのネガティブイメージもつけてしまう可能性があると思っています。

このぼったくり店紹介動画はかつてのGrouponのおせち事件を思い出させるものでした。イメージ写真と表記しているから違うものが提供されるのは、景品表示法の優良誤認表示にあたると思うのです。動画見て思ったのは掲載するプラットフォーム側にクレームを入れる必要があり、掲載自体の問題として欲しいと思いました。プラットフォームの問題は食べログの問題しかり、表面化されていますね。

話題になっているマンゴーの件にしても、通常価格からの値引価格と言っても、もし過去に販売したことがなければ、有利誤認にあたる。これだって楽天市場で問題になったのをみなさんお忘れですか?w

これらが詐欺かどうかというよりも、法律に違反している可能性があるということ。マンゴーの件は、もし詐欺だとしたら農園、農家というイメージを踏みにじる様な話。

消費者庁から分かりやすい資料があるので見ておいて損はないと思います。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_160801_0001.pdf

それにしても、「ネット=生活に不可欠なもの」になってしまった以上、リテラシーを上げて行かなければいけないと思ったりもします。ただ痛い目にあって学ばなければならないのではなく、情報発信側にも問題があると思うのです。

それを実際行動に起こされた、西舘さんの志にはとても素晴らしいと思いました。インターネット広告での問題点やジレンマなどが書かれていますので、サービサー側の事情を知っておいて損はないと思います。

鶏が先か、卵が先かみたいな話になってしまうのですが、詐欺まがいことをする人たちが得をして、健全な人たちがバカを見る様な世の中は嫌だと心から思っています。

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