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Good Question! 質問を褒める文化

みなさんこんにちは。Hospitality Bridge の常井大輝です。
観光コンサルティング事業を2023年に始めました。
宿泊施設のWebセールスとマーケティング支援、人材育成、インバウンドインフラ整備、業務改善DX支援、レベニューマネジメントサポートなどを行っております。

本日は、Good  Question!という質問を褒める独特の文化をお伝えしたいと思います。

これに気がついたのも実はとても最近で、ある記事を書いている時に気がつきました。それは、日本人は意見を言わない、議論しないといった点です。
2023年9月30日、アメリカカリフォルニア州でファーストフード店員の最低賃金が時給2,980円までに昇ったというニュースが広がりました。

これに関しては従業員が立ち上がり、声をあげ、改変まで活動した賜物です。もちろん、アメリカの物価がとてつもなく高くなっているという背景もありますが、現在の日本でも物価高による生活に苦しんでいる人は多いと思います。
ちなみにカリフォルニア、ロサンゼルス近郊の家賃は、7年前で基本的に2,000ドルを超えていた。アメリカでの生活記事に値段を書いていかと思いますので見返して見てください。書いてなかったらごめんなさい。。。

話がずれましたが、この”意見する”、”議論する”、”自分の意見を相手にぶつける”というのはアメリカでは日常茶飯事です。これは教育の賜物であると思うし、その衝突から新たに何かが生まれることは多々あります。意見と意見のぶつかり合いで、より良いものに昇華するという感じです。

これは、学校でよく見られるのですが、生徒が質問するたびにGood Question!と言ってまず質問したことを褒めます。例えば、数学の時間で、なんでそこはそうなるのですか?と言ったような質問にもGood  Question!といいます。
そうすると、どんどん次から次に質問が出てくるのです。
と言っても、優秀なアメリカ人は基本的にすぐに手をあげて、もしくはあげずに自分の意見を述べて授業を中断させるのですが、そこで気が付く新たな目線や、考え方、そのやりとり自体が面白くて記憶に残ることも多くあります。元々の教育者の姿勢がそのように積極的でインタラクティブな環境を生み出し、生産性の向上にもつながっていると思われます。
このような雰囲気づくりが教育者には必要であり、これはリーダーシップ論にも通じており経営者にも必要なスキルの一つです。

対して日本では、基本的に板書をするだけ、質問をしたら、後にしなさい、など、質問を否定する傾向があります。現代の学校はわかりませんが、どうでしょうか。すると子供たちは質問をすること=悪いこと、ダメなこと、質問をすると理解していないと思われて恥ずかしい、などと思うようになってしまい、自分の意見を隠したり、わからない自分が悪いなどと塞ぎ込んでしまいます。
それは大人になっても同じで、質問するとそんなこともわからないのか、自分でもう少し考えたらどうだ、などと言われること、もしくは軽視されることもあり、結局自分で色々と抱え込んでしまいます。日本人は完璧主義が多いと思うのですが、この質問に対する姿勢からも失敗やわからないことを許さない雰囲気があるからではないでしょうか。

”Good Question”という言葉がどれだけ人の積極性を育てるか、とても関心が現れた瞬間でした。みなさんも失敗を恐れない、積極的で活発な人を育てたいと思いましたら、一言添えてみてはいかがでしょうか。優秀な人材を育てるのはこのような一言から始まるかもしれません。後輩育成などにももちろん通じます。


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