アメリカ体験談⑤OCでの大学生活~大学制度編~

きれいなアパートに引っ越し、いよいよ本格的なアメリカ大学生活が始まります。Orange Coast College は南カリフォルニアでも比較的レベルの高いコミュニティカレッジでアメリカ人はもちろん、多くの留学生を受け入れています。メキシコ人、ベトナム人、中国人、韓国人、日本人、カンボジア人など多国籍で個性あふれるクラスが多かったです。

ネイティブと同じ英語の授業を受ける前に多くの留学生はESL (English as the Second Language)という第2外国語を英語とする学生の授業の取得が必要となります。

アメリカの大学を卒業するのは大変だとよく言われるのですが、このあたりがまず一つの理由となります。

卒業が大変な大きな理由としては、Prerequisite(前提条件)という制度があり、上級クラスを取るためにはその前のクラスをある一定基準のグレードで修了していないと受けられないという制度です。
例えば、数学のクラスが1~10まであるとします(実際ありました)。セメスターに1回、数学と英語に関してはテストを受ける事ができ、その点数によてどのクラスからスタートするかが決まります。中学、高校で数学の授業をさぼってきた学生は、まずこの時点でスタートが遅れるのです。2を取るには1を、5を取るなら1~4をクリアしていないと履修できないのですが、1セメスターに1つずつ修了していかなければならないため、卒業まで単位だけでなく多くのクラスをクリアしなければなりません。

但し、セメスターに1回テストを受ける事ができるため、次のセメスターまでに授業とは別に独学で学びテストで飛び級(クラスをスキップする)こともできました。実際に、ESLのクラスを結果に不服で次のセメスターでテストを受けてクラスをスキップしました。

一般教養に関してはこのスキップ制度が多くあるため、活用することができます。下のクラスからスタートするとその分授業を多くとるので学費も滞在時期も伸び費用面でも大きな打撃を受けます。

そんなこんなで大学のスタートを少しつまずきながらもリカバーしながら一歩を踏み出せました。まだまだここからが本番です。

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