Black FridayとCyber Mondayの違いが無くなってきた

この投稿を書いている今日はCyber Monday。これまではBlack Fridayの売れ残りなどを、会社にいても買えるようオンラインで販売する意味合いが強かったCyber Mondayだが、最近はBlack Friday自体がオンライン販売の割合が高くなってきたのでもはや区別する必要もなさそうだ。そういう我が家も、例年は近くのショッピングモールでBlack Fridayを迎えていたが、今年はわざわざ店舗に行かずに、パソコンの前で家族各々が欲しいものをポチっていた。

CNBCの記事によると、今年のBlack Fridayのオンラインでの売り上げは$6.2B(約7000億円)を記録、昨年と比較して23.6%も増加し過去最大となった。また、$2B(約2600億円)がスマートフォンからの売り上げがあったようだ。とはいえ、店舗での買い物がまだ主流ではあるものの、"Click and Collect"、ネットで注文して店舗にピックアップするスタイルが増えてきている。ピックアップ時に、さらに買い足ししてくれるので店舗のアップセルに貢献している。また、今年はスマホなどで高額商品(白物家電、家具など)を買う人が増え、一人当たりの購入額は平均で$146となっている。感覚的にはもうちょっとお金を使ってるのかと思ったが、案外そうでもなさそうだ。

今年のCyber Mondayでは$7.8B(約8800億円)の売り上げが立つと予想されている。Thanks Givingの週が始まって、今日も含め色々なretailからのメールが溢れてる。もはや、"Black Friday"とか"Cyber Monday"とか曜日で区別する必要も無ないし、1週間まるまるショッピングウィークみたいな感じになっている。

いずれにしても、オフラインのretailはどんどん苦しくなりそう。そのうちラスト1マイルの配送もロボットでするようになれば、配送料も低減して割引原資にできるので、大きい商品の購入以外、"Click and Collect"の動機も減るだろうし。モールに店舗が入らずどんどん潰れているのもそういう事なんだろうか。

https://www.cnbc.com/2018/11/24/black-friday-pulled-in-a-record-6point22-billion-in-online-sales-adobe.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?