気管切開もただの通り道 Vol.1

まずはなぜ気管切開という選択をしたのか。
それまでは人工呼吸器で鼻や口から呼吸していたが、疲労感はだいぶあって時間の問題で気切をすることになるだろうと漠然とあった。
定期健診で病院にいき、血液ガスの採血して結果をきくと二酸化炭素の数値が高くて入院して調整することになった。

入院してまず呼吸器の調整をしてみた。
少し圧をあげて様子をみてみることになった。しかし、首のあたりで空気が漏れる縦隔気腫になったため、圧をちょっとさげて呼吸器のマスクを鼻マスクから鼻と口を覆うマスクに変えて暮らすことになる。
鼻口マスクになると逆にしんどくなるので、もういっそ気管切開して呼吸を安定した状態で暮らした方がいいと思い気管切開することにした。