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小さな金属片はいずこへ。

こんにちは。また、面白い記事を見つけてしまいました。

カミソリの切れ味って利用頻度とともに鈍りますよね?その理由をかの有名なマサチューセッツ工科大学が論文で発表しました。

カミソリで主に剃るものは毛だと思いますが、髪の毛はカミソリの刃の50倍柔らかいのだそうです。それなのになぜカミソリがヘタってしまうのか。
言われてみれば確かに疑問です。剃っていくうちに刃がすり減るのだろうぐらいで深く考えていませんでした。

実際に論文の発表者が自分のヒゲを剃るたびに顕微鏡で刃を見たそうです。
すると、摩耗やエッジの丸みが起きたのではなく、微細なクラックが発生したとのことです。またはじめのクラックが次のクラックを生みやすくしているようで、このクラック群が原因で切れ味が落ちているとのことでした。
また、毛の侵入角度が悪いとクラックが起きやすいようです。

1型糖尿病では注射を打ちますが、この針は金属製で各回使い捨てです。ただ、決して推奨されませんが構造上複数回利用できるようにはなっています。
この注射針も複数回利用すると切れ味?刺さり味?が悪くなります。初回ほどスッと肌に入らない感じがします。

探し出せませんでしたが、未使用と使用時の針先を顕微鏡で拡大した比較写真を見たことがあります。その写真は針先のエッジが丸みを帯びていました。上記のカミソリとは現象が異なるようです。刺すと剃るの違いですかね?

日本IDDMネットワークにも複数回の利用は「針先が摩耗する」と記述があります。

まさかとは思いますが、実は注射針でもクラックが起きているのだとしたら、そのかけらはどこへ。。?
ちょっと怖い気がしますね。

すけ

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