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【ちょっと強い】闇王ゼーロ型皇帝ループ【解説】

【追記(2023/03/10)】

今までありがとうございました。

最近、ありがたいことにこのデッキに興味を持ってくれる方や大会等で使用してくれている方が増えているみたいです。僕のフォロワー数もぼちぼち増えています。ありがとうございます。
そんな中、僕の尊敬する先輩皇帝ループプレイヤーの方がCS優勝を果たしていて、さらに注目されていることかと思います。

今回の記事は、現在主流の闇王ゼーロ型について、それぞれのカードの採用理由や使い方などを解説します。特段新しいことは書かないので、経験者の方はあまり読む意味はないかと思います。最近興味を持った皇帝ループ初心者の方たちに向けての記事です。



■デッキリスト

Deck Makerのnote用リンクなので、タップするとカードのテキストが読めるようになっています。

メインデッキは《龍月 ドラグ・スザーク / 龍・獄・殺》の枠が調整枠で、《百発人形マグナム》は《学校男》系統との選択枠、その他のカードはほぼ確定枠です。
超次元・GRゾーンについては後述します。



■このデッキで使用するループ

ループの詳細は割愛しますが、以下の記事にほぼ全てのループを載せてあります。お手数ですが一旦この記事に飛んでご確認ください。

このデッキで使用するループは以下のものです。(ループ解説記事の目次から抜粋)

■黒単のループ

  • ①基本のファンパイループ (ミガワリ使用)

  • ②ファンパイループ (ウェルカム2枚目使用)🈚️

  • ③ファンパイループ (ウェルカム2枚目・学校男使用)🈚️

  • ④マナ無しファンパイループ(ウェルカム2枚目不要)🈚️

  • ⑤ファンパイループ(零龍がいる時)🈚️

  • ⑨闇の5以下蘇生ループ(ウェルカム1枚のみ)🈚️

  • ⑩闇の5以下蘇生ループ(ウェルカム2枚目・学校男使用)🈚️

  • ⑪基本の自爆特攻ループ🈚️

■+青のループ

  • ①ファンパイループ (ゴートゥ使用)

  • ②ファンパイループ (学校男使用)

  • ④HELLHELL皇帝でファンパイループ

■その他テクニック

  • ①HELLHELL皇帝で自爆特攻ループ

  • ②相手の零龍卍誕をケアしたファンパイループ🈚️

  • ③相手の《デスマッチ・ビートル》をケアしたファンパイループ

  • ④相手の《D2V3 終断のデッドトロン》を利用したファンパイループ

このデッキでは以上のループを使います。ファンパイループはさまざま方法によって可能ですので、超次元や、マグナムと学校男の選択など、状況によって使い分けましょう。
使用頻度の高いものは太字にしています。



■基本的な動き方

序盤は、普通の青黒ゼーロと同じくルーターを出して、ザロストなどの闇クリーチャー3体を並べます。
ヘルボが見えていれば盤面3体の状況で闇王ゼーロを唱えます。
ゼーロからヘルボを蘇生できたら、cipの墓地肥やしを先に解決します。
ここまでで墓地に他のループパーツが1枚ずつ揃っていれば、ループが可能です。ここからはループ導入の一例を紹介します。

ヘルボからウェルカムヘルを出して、ボロフHELLにneo進化。
破壊の儀を解決して、皇帝を回収します。
青マナがあればここでファンパイを装備。
ヘルボHELLの攻撃時に、マグナム蘇生と皇帝侵略。
マグナム効果2回でマグナムと皇帝を破壊します。
皇帝の下からヘルボとHELLを蘇生し、neo進化させ、ゴートゥヘルとファンパイを装備します。
ここで攻撃時のファンパイの効果を解決した後、ファンパイループに入っていきます。

■+青①ファンパイループ (ゴートゥ使用)の初期盤面


※ゼーロを唱えた後に破壊の儀で皇帝を回収してループに入るアイデアは、みみみさんの記事が初出です。(当時はニンジャリバン型)


ゼーロを唱えた後、パーツが足りなくてループに入れなかった場合は、できるだけ強い盤面を作り、零龍卍誕または墓地の儀残しをしてターンを返します。この時、次のターンにループに入れる可能性を残しておくことも重要です。

零龍の儀は、クリーチャーの誘発型能力と同じで、誘発した順番に関係なくターンプレイヤーから好きな順で解決できます
なので、ゼーロでヘルボを出した後、ヘルボロフの墓地肥やし、ウェルカムヘルの効果、ボロフHELLの墓地肥やしなどをしてから《破壊の儀》を解決することができます。
つまり、皇帝はボロフHELLの墓地肥やしまでに見えればよいというわけです。


■メインデッキ

・ループパーツ 12枚

《極・龍覇 ヘルボロフ》4枚
《超罪龍覇 ボロフHELL》3枚
《デュエにゃん皇帝》3枚
《百発人形マグナム》2枚

ヘルボロフはゼーロから1番出したいカードなので4投
ボロフHELLはゼーロ+ヘルボの墓地肥やしまでで落ちれば良いので3投
皇帝はゼーロ+ヘルボ+HELLの墓地肥やしまでで落ちれば良いので3投
マグナムはゼーロ+ヘルボ+HELL+聖剣ナ・ベイベーの墓地肥やしまでで落ちれば良いので2投

僕はこの配分がベストだと思っています。
もし1枚増やすとすればマグナム、1枚減らすとすればHELLかなと思います。

マグナムが2枚である理由は、聖剣ナ・ベイベーの存在が大きいですが、零龍卍誕からのビートプランがそこそこ強く、ループせずとも勝てるくらいの盤面を作ることができることも大きな理由です。

マグナムを学校男系統に変えたとしても枚数は変わらないと思います。この2種の選択については以下の記事を参考にして決めてください。

・ルーター 12枚

《戦略のD・H アツト》4枚
《戯具 ドゥゲンダ》4枚
《【問2】ノロン⤴》4枚

こいつらを引かないと始まらないので上限まで入れています。減らさないでください。
まだ足りないと思う方は調整枠に《龍月 ドラグ・スザーク / 龍・獄・殺》を入れましょう。

・《暗黒鎧 ザロスト》4枚

強すぎるので4投以外ありえません。2ターン目にこいつを落とせたらだいたい勝てます。(過言)

先攻を取ると2ターン目に落としたザロストに対して相手の《お清めシャラップ》が間に合わないので、じゃんけんはかなり重要です。

ザロストを出しただけでも《流星のガイアッシュ・カイザー》が反応して出てくることは覚えておきましょう。

ゼーロを唱えた後、ループパーツが足らずにターンを返すことがありますが、次のターンの初めに墓地のザロストをあるだけ蘇生して盾落ちケアをしたりします。忘れがちなので気をつけましょう。

《とこしえの超人》や《ベイB セガーレ》がいると出ないですが、マナが増えます。2コスト+2コストで動きたいターンにこれでマナを増やすこともあります。セガーレの場合はザロスト効果を使うことでセガーレを退かすことができます。
《若き大長老 アプル》や《検問の守り 輝羅》がいる時にザロスト効果を使うと場に出ず墓地が増えるので、墓地の儀を使いたいターンにあえて使うこともあります。

・《闇参謀グラン・ギニョール》4枚

書いてあること全てが偉いので4投。
このカードのおかげで3キル4キルの確率が上がっています。
このカードについては他の方の青黒ゼーロの解説記事でも散々述べられていると思いますので、そちらも参考にしてください。(内容が似通っているかもしれませんが、ご了承ください。)
クロニクルデッキ発売以前はアストロ宙ノが入っていましたが、その3倍くらい強いです。

強いところを列挙すると以下のようになります。

・墓地から出すと手札が増える+復活の儀
・手札から出しても手札の枚数が減らない
・回収は任意効果なので手札の枚数調整が可能
・STでバウンス持ち
・STから墓地の儀達成→卍誕も可能
・時空の禁断にP侵略可能
・パワーが4000で、他のルーター系統やザロストと被っていない(アポロ対面想定)
・コスト8のため《時の法皇 ミラダンテⅫ》を出されても召喚可能
・盤面1体増やしながらメタクリ除去
・なぜか味方もバウンス可能
・なぜかムゲンクライム"2"

本当にムゲンクライム2で出して良い性能なんでしょうか。

ザロストが引けなくても、ギニョールがいれば2tルーター3tルーター4tギニョールで先攻4ターンゼーロが可能です。アストロ宙ノだと、墓地から出さないと手札が足りなくなっていたのですが、ギニョールの場合は1枚回収できるのでトップで引いてもゼーロまで繋がったりします。

STで出た後、返しのターンにP侵略でさらに盤面除去できるのが偉いです。P侵略は手札を1枚捨てられるので、召喚酔いしていないギニョールがいると手札の儀のための枚数調整もできます。

《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》+《時の法皇 ミラダンテⅫ》で盤面を除去されながら召喚を止められるとかなりキツいですが、ギニョールが8コストなのでザロスト×2とギニョールがあればゼーロを唱えるところまでいけます。

除去カードを採用しない場合、とこしえの超人を除去できる唯一のカードです。とこしえの超人が入ってそうな対面には安易に捨てずハンドキープしましょう。

味方バウンスは、ゼーロ詠唱後にループパーツが足りなくてターンを返した場合などに使います。
ギニョールを墓地から出して自分の進化クリーチャーを手札に戻せば手札が2枚増えるので、2回目のゼーロを唱えやすくなります。GRクリーチャーの《オーマ 丙-二式》をバウンスすると墓地から好きなクリーチャーを回収できるため、《困惑の影トラブル・アルケミスト》を回収して残りマナで召喚→ゼーロみたいな動きも可能です。
僕は、「味方のカイオーガにデスウイング打ってHP回復する」みたいなプレイが好きなので、こういうことを考えるのが楽しいです。

・《闇王ゼーロ》4枚

かっちょええ〜

当然4投。
進化クリーチャーも出せます。どうしようもない時にデュエにゃん皇帝を蘇生したりするので覚えておきましょう。

アルケミストを採用しているため、2枚目を引いた場合は、墓地に捨てるよりかはマナに埋めておくほうが良いです。

破壊の儀はカード指定なのでこのカードも回収できますが、破壊の儀を使ったあとにゼーロを唱えると皇帝を回収する手段がなく、ループに入れない場合があります。気をつけましょう。

墓地にヘルボもドラグスザークも無い場合は、盤面に4体クリーチャーを用意してから唱えるようにしましょう。盤面に4体あれば、どのループパーツを蘇生しても卍誕できます。
ゼーロを唱えた後の卍誕方法については、以下の記事にまとめてあります。

・《困惑の影トラブル・アルケミスト》1枚

「また、やってもうた。」って言いながら3ターンループしたい。

闇王ゼーロを使いたい時に手札が足りないという事象が度々発生しますが、その問題を低コストで解決してくれるのがこのカードです。
マナが無くなるという大きなデメリットがあるため、ゲーム中に複数回使うことはなく、3,4枚採用することはありません。水文明の枠を削ってまで複数枚採用する必要はないです。
ゼーロベンと違ってループパーツではないので引けなくても全く問題無いですし、「引けたらラッキー」という感じのカードです。

マナが無くなることもデメリットですが、手札が多くなりすぎることもデメリットになる場合があります。ゼーロを唱えた後に手札が残ってしまうと、手札の儀を達成しにくくなるためです。
その時は、ゼーロで手札を捨てる際に手札に皇帝を残しておいたり、P侵略と皇帝の侵略を合わせて使って手札を減らして卍誕させたりします。

ループデッキにおいて、パーツをマナに置いてしまっても後から回収できる術があることはとても重要です。
特にこのデッキでは、2ターン目にルーターをプレイするためには黒単色をマナに置く必要があるため、単色であるループパーツを置くことが多いです。
アルケミストとザロストでマナ落ち・盾落ちをそこそこケアすることができるため、ループパーツの枚数を最小限にとどめられています。

以前はこのカードを採用する場合はウェルカムヘルが2枚必要だと考えられていましたが、マグナム型の場合はウェルカムヘル1枚でもループが可能ということがわかりました。慣れてきたらウェルカム1枚ループも練習してみてください。

破壊の儀・ギニョール・ウェルカムヘルなどと合わせて使うことで、2連続でゼーロを唱えたり、ゼーロを唱えた次のターンにもう一度ゼーロを唱えられたりします。
以下にひとつ事例を紹介しておきますが、他にも色々なテクニックがあるので状況に応じて考えてみてください。


・調整枠 3枚

この後紹介するカードで残り3枠を埋めてください。

《龍月 ドラグ・スザーク / 龍・獄・殺》

13枚目以降の初動兼サブプラン。
ゼーロから出してもそのターン中には卍誕できないのが若干弱いポイントです。
他のルーターと違って1ドロー1ディスなので、基本的にはアツト等を優先してプレイします。
ただし、《ダラク 丙-二式》が出た場合には墓地が3枚肥えます。墓地の儀の達成をねらう場面などでは、アツト等よりも優先してプレイしても良いかもしれません。

アポロに対しては、パワーをばらけさせるために龍獄殺を使うプレイもありだと思います。先攻3ターン目に「アツト・ザロスト・ザガーンGR」みたいな盤面を作れれば、STでギニョールを引けば攻撃を耐えた上で盤面に2体残すことができます。(ただし、アポロのランデス効果で黒マナしか残ってないので、ゼーロを唱えるには黒単色2コス以下のクリーチャーが必要)

ムゲンクライム4持ちのため、ゼーロを使わずとも出すことができます。先日Twitterで「ジョー星貼られたけどドラグスザーク出して勝った」みたいなツイートを見かけました。ジョー星を貼られても投了しないようにしましょう。


《新世界王の破壊》

青黒のアンタップマナで、若干の受けになるカード。
アルケミストを採用している関係上、あまり青単色(ゼーロのタネにならない)カードは入れたくないので、アンタップマナを増やしたい場合はこのカードを採用します。

本当はクローシス(赤黒青)のキング・セルを使いたいのですが、存在しないので仕方なくこのカードを使っています。もしクローシスのセルが出たら、超次元に《熱血剣 グリージーホーン》が入ります。

4ターン目に2+2で動いて盤面を2体増やしてゼーロを唱える動きをすることがあるのですが、このカードがあるとそれがしやすくなります。

アポロにマナを焼かれた後はだいたい黒マナしか残らないのですが、このカードがあると返しのターンに青黒のクリーチャーを出すことができます。


《困惑の影トラブル・アルケミスト》2枚目

アナカラーダークネスや赤黒ドルマゲドンのハンデス、5cのロストソウルなどを重く見る場合などは増量しても良いと思います。デッキ内の水文明の枚数と相談しましょう。


《戯具 グリボックリ》

なんとかして2コスにしてほしいカード

青黒の、手札が減らない除去カード。
「手札が減らない」とは言ったものの、3コストなので1枚マナチャージが必要な場面が多く、実質手札が減ってしまいます。
墓地に落ちたアルケミストを回収できるのが良いですね。


《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》

なんとかして2コスにしてほしいカード②

黒単色の手札が減らない除去カード。
「手札が減らない」とは言ったものの…(以下略)
グリボックリと違って破壊なので、ターンを返した後にまたメタクリが出てくる可能性はこちらのほうが低いです。
デッキ内の水文明の枚数を確保したいので、こちらよりもグリボックリのほうが優先されそうです。


《一なる部隊 イワシン》

青単色なのでマナに置きやすいのが強いですが、ゼーロで捨てられないのでノイズになる場合があります。
墓地の儀の達成を早めたりヘルオアヘルの龍解を手助けすることもできるので悪くは無いかと思います。
僕は新世界王の破壊のほうが好きです。


《罪無 ターボ兆》

ザロストの5枚目以降みたいな感じです。
1マナでゼーロのタネを1体増やせるのは強いですね。
枠があったら入れたいカードではありますが、水文明ではないので増やしすぎると初手で事故りやすくなります。
アルケミストと替えたり1枚ずつ入れたりするのはありかもしれないです。知らんけど。


《スプーン=ンプス》

墓地から召喚できるコダマンマです。墓地から出て手札が1枚増えるので実質ギニョールみたいなところもあります。
初手に黒単色しかなくても初動になるのは偉いですね。(ただし、パワーが低いので、対面がマゲの場合はゼーロを唱えるターン以外には出したくないカードです。)


《那由多 アストロ宙ノ》

ギニョールの5枚目以降みたいなカードです。
1.2枚入れてもいいかもしれません。


■超次元ゾーン

学校男型はウェルカム2枚目もループパーツで、ミガワリが自由枠

超次元ゾーンはざっくり解説すると上の図のようになります(元ツイ🔗)。
ただ、時空の禁断はもはや最強カード(確定枠)に分類してもいいかもしれません。
メインデッキにドラグスザークを採用している場合は、ドギラゴンXも候補にあがります。

《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》1~2枚

マグナム型は1枚、学校男型は2枚必須のカード。
マグナム型でも2枚目を採用するメリットはあります。ゼーロを唱えた後、聖剣ナ・ベイベーまででマグナムが落ちなかった場合(マグナム以外のパーツは揃っている)、ターン終了時のウェルカム効果で皇帝を破壊し、ヘルボHELLを蘇生した時の墓地肥やしでマグナムが見えれば、2枚目のウェルカムからマグナムを出してガイアッシュなどのケアができます。
また、ウェルカム1枚だとマナ無しのループがややこしいので、慣れていない人は2枚目を入れておいたほうが良いと思います。

クリーチャー面では攻撃時にインフェルノゲート効果が使えます。マグナムを出してアタキャンすることが多いです。
龍回避を持っているので除去されにくいですが、《生命と大地と轟破の決断》から《切札勝太&カツキング ー熱血の物語》と《インフェル星樹》を同時に出されたりすると一気に超次元ゾーンに帰っていきます。
また、龍回避は置換効果なのでゼーロのタネにしても一気に超次元ゾーンまで飛んでいきます。気をつけましょう。


《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》1枚

ループに使うし、デュエにゃんとの相性が良いので必須カードです。
HELLは装備できないので1枚で十分です。

初歩的な話ですが、ヘルボ皇帝(ゴートゥ装備)が場にいると、ターンの終わりにゴートゥ龍解→皇帝とデスシラズ破壊→ヘルボ蘇生ゴートゥ装備皇帝蘇生という動きができます。これを行うと、デスシラズの龍解時効果で毎ターン相手クリーチャーを1体破壊できます。(また、これだけで破壊の儀を達成できます。)

零龍の儀は、《破壊の儀》→《手札の儀》の順で達成しようとすると、《破壊の儀》の1枚回収する効果が邪魔になり、《手札の儀》が達成できなくなります。
ゴートゥヘルがあれば、ターンの終わりに自分のクリーチャーを破壊できるため、《破壊の儀》と《手札の儀》を同じタイミングで誘発させることができます。この場合、《手札の儀》→《破壊の儀》の順で解決することでどちらも達成できます。零龍とヘルボを使う上で必須テクなので覚えておきましょう。


《悪夢卍 ミガワリ》1枚

カード検索の画像がガビガビなので画像無しでいきます。

ウェルカムやゴートゥの龍解でドラグナーが破壊されないようにしたり、マグナムのストックの調整をしたりするカードです。(ウェルカム効果でミガワリを装備したクリーチャーを破壊しても、問題なく龍解できます。→よくある質問🔗)
ウェルカムを2枚使う場合や青マナがある場合では、このカードを使わなくてもループできます。

ゼーロでミガワリを装備したクリーチャーを選ぶと置換されずにそのまま破壊されます。(置換効果は連鎖しないので)


《龍芭扇 ファンパイ》1枚

こちらもガビガビなので画像無しでお送りしています。

攻撃時の墓地に落とす効果は強制で、呪文を唱える効果は任意です。これで殴る時はだいたいループしているので、呪文を唱える効果はほぼ使いません。

以前の皇帝ループはファンパイ効果で《爆撃男》が2枚落ちてしまうとマグナムが破壊されてループが止まっていましたが、ボロフHELLを使ったループではマグナムも出し入れしてループできるので、あまり相手のデッキに注意する必要はありません。

相手の墓地が10枚以上あれば、クリーチャー面《亜空艦 ダイスーシドラ》まで龍解できます。こいつで攻撃する時に《闇王ゼーロ》を唱えたりできるので、一応相手の墓地も見ておきましょう。(このプレイはニンジャリバンでみみみさんがよくやっていた記憶があります。)


《聖剣ナ・ベイベー》1枚

超次元見せた時に「こんなカードあるんすね」って言われがち

マグナムを探しにいくカードです。こいつのおかげでマグナム2投でもなんとかなってます。
龍解条件は墓地9枚なので、ゼーロを唱えた後はだいたい条件を満たしていますし、HELLのcipとこのカードの攻撃時効果だけで満たすこともできます。龍解条件が緩いのでウェルカム龍解のために1体増やす目的で装備させたりもします。

クリーチャー面は[アウトレイジ/サムライ/エイリアン/スペシャルズ]とかいう意味不明な種族を持っています。コマンドではないのでP侵略できません。


《時空の禁断 レッドゾーンX》1枚

かっけえ〜

基本ギニョールやGRクリーチャーから、稀にヘルボやドラグハートからP侵略します。
このカードもほぼ確定枠でいいと思います。
というか、もはや2枚目の採用を考えても良いかもしれません。

侵略条件は「サイキックではないコマンド」なので、ドラグハートの上にも乗ります。デスゴロスでTブレイクしたくないからこいつ乗っけてカツキングのSTケア!とかも一応できますね。


↓ここから自由枠↓

《始まりの龍装具 ビギニング・スタート》

HELLから出せるグリーネです。が、このデッキではマナがたまることが少ないので、ウエポン側はあんまり強くないです。現代のデュエル・マスターズで、5ターン目にこれを出したところで、ターン返ってきた時に場に残っているわけがありません。
一応、デュエにゃんにスレイヤーを付与させたり、HELLのスレイヤーと重複させたりできます。

ナベイベーと同じく龍解条件が緩いので、1体クリーチャーを増やしたい時に装備させます。
このデッキにおいてはウェルカム龍解のためにクリーチャーを増やす目的で使用することが多いかなと思います。
ゼーロを唱えた後で皇帝が足りない時、墓地の儀だけ残しながら盤面にブロッカーを立てるためにはこのカードが必要になります。

こちらは六剣ロールと違ってコマンド持ちなので、P侵略可能です。ヘルボからクリーチャー面で直接出すことも稀にあります。


《超魔界楼 ヘル・オア・ヘル》

ボロフの後ろ姿がかわいい
最終ボロフのイラストの後ろにこいつがいるけど、最終ボロフからヘルオアヘルは出せないというバグがある。

イラストが2パターンあって、どちらも素晴らしいので表裏両方の画像を貼っておきます。

このカードはループができない(メタカードに邪魔されている・パーツが足りない)時のサブプランとして使います。オニカマスやミクセル、ポクちんなどのcipは使える系のメタカードが並んでいる場合に出すのが一番考えられる使い方です。

ループで勝つことが不可能になった場合にはかなり活躍が期待できます。
例えば、場に《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》がある時、ザロスト,ギニョールを出した後ゼーロからヘルボを出した場合、これ以上クリーチャーを出せないため、ゴートゥでもウェルカムでも微妙な盤面になります。このカードがあれば、そのような場面でも除去耐性持ちワールド・ブレイカーを出すことができ、状況によっては零龍卍誕も可能です。次のターン、3体蘇生しながらワールドブレイクでジャスキル+2,3くらいまで展開できます。

龍解条件の墓地20枚は、ゼーロを唱えるとわりと簡単に達成できます。ヘルオアヘルを出したときにも2枚肥やせるため、このドラグハートを出す前に18枚あれば龍解できます
ただし、最速の先攻3tゼーロ(2tルーター3tザロストギニョール)の場合、ヘルボの墓地肥やしの後でも17枚で、1枚足りません。後攻の場合は3tゼーロからでも龍解可能です。
一応フォートレス側の効果で自分のクリーチャーの攻撃時に2枚肥やせるので、足りない時は仕方なく殴りましょう。

龍解時に相手クリーチャーを全破壊するので、こちらもゴートゥヘルと同様ターン終了時に破壊の儀を誘発させられます。

攻撃時の効果は、全蘇生か何も蘇生しないかの二択しかありません。ノロン⤴︎︎とドゥゲンダがかなりの枚数落ちていることが多いため、普通に使うとLOします。墓地にマグナム+ドラグナーがあれば、マグナムストックとウツセミの置換効果で山札を回復させてLOを回避できます。
墓地にマグナムがない状態から攻撃したとしても、ヘルボ×2があれば、先にノロン⤴︎︎効果で墓地を肥やし、マグナムが落ちたところでヘルボ効果ウェルカム→マグナム蘇生、ヘルボ効果ゴートゥ→皇帝蘇生で、マグナムとヘルボ皇帝を並べられます。マグナムとヘルボ皇帝が並んだら好きなだけマグナムストックをためられるので、あとは適当にウツセミを作って山回復ができます。
(何を言っているのかわからなかったらごめんなさい🙇‍♂️)

学校男系統を使う場合は上記のようなLOケアができないため、このカードを最大限活かすことができません。他のドラグハートを優先することになると思います。

ここまで熱弁しといてあれなんですが、このカードあんまり使わないです。僕は、かっこよくて好きだから入れていることが多いです。(まあ他の自由枠のカードも微妙で大差ないので…)


《龍魂城閣 レッドゥル》

ヘルボロフが時空の禁断やドギラゴンXにP侵略・P革命チェンジするためのカードです。

ゼーロ型以外の皇帝ループでは、皇帝が手札にある場合でもループに入るために1枚必須でした。このデッキではゼーロで手札を能動的に捨てられるため、このカードを使う場面はほぼありません。他に入れたいカードがあればそちらを優先してください。


《蒼き覚醒 ドギラゴンX》

《蒼き覚醒》←かっこいい

ドラグスザークとヘルボロフを3点にするためのカードです。
GRクリーチャーはWブレイクが限度なので、ドラグスザークがTブレイカーになると綺麗に2点3点ダイレクトができるようになります。

ブレイク数に拘らない場合は、ヘルボからはP侵略のほうが強いかなと思います。(ヘルボが超次元ゾーンに行かない・パワー-9000が強い・さらに上に皇帝を乗っけられる)



■GRゾーン

スクショを切り貼りして作ったのでクオリティ低め

GRクリーチャーはこのへんから好みによって選択してください。正直僕もまだ試行錯誤している途中です。
全部のクリーチャーを紹介すると長ったらしくなるので、個別のカード解説ではデメリット持ちについてだけサラッと触れたいと思います。

初動として龍獄殺を採用する場合はGRを闇文明で統一する必要があります。画像の左上のカード+デメリットありに置いてある黒のカードが選択肢になります。

《オーマ 丙-二式》や《シニガミ 丁-四式》、《ロッキーロック》など、破壊された時の効果があるクリーチャーはゼーロやウェルカムヘルとの相性が良いです。オーマをゼーロで破壊することで、破壊の儀なしで皇帝を回収することもできます。破壊の儀でゼーロを拾った後、皇帝が回収できずにループできないという事も度々起こるので覚えておきましょう。

ギニョールのおかげで手札に余裕が生まれたので、3枚目以降のマナチャージがしやすくなり、マナドライブ持ちを活かしやすくなりました。
とはいえマナがたまるデッキではないので、マナドライブ4くらいが限界かなと思います。


・デメリット持ちGRクリーチャーについて

《ブレイン・テンタクル》
《防護の意志 ランジェス》

攻撃できないデメリット持ちです。それだけ。


《ソゲキ 丙-一式》

バイケン捨てられたら最悪なので採用されないかなと思います。1枚セルフハンデスできたところであんまり変わらないと思うので、デメリットのほうが大きいです。


《ヘルエグリゴリ-零式》

龍獄殺を初動として2回以上使った時、2回目以降でのこのカードが出ると盤面が1体減ってしまいます。
ドラグスザークでこのカードが2枚捲れても盤面がかなり減ってしまうので、入れるとしても1枚だと思います。
パワーが高く、Wブレイカー持ちで、破壊の儀や《オーマ 丙-二式》との相性が良い点は評価できるので、一概にデメリットのほうが大きいとは言えません。龍獄殺が1投であれば入れ得かもしれません。


《凶鬼000号 ゼロヴォイド》

コマンド持ち・除去耐性持ちで、基本的に強い場面のほうが多いカードですが、破壊されない効果が不利にはたらくこともあります。

  • 墓地に10枚以上ある時、ゼーロのタネにできない。(よくある質問①🔗)(よくある質問②🔗)

  • ターン終了時に、手札の儀→GR召喚→マグナム効果で破壊の儀達成→卍誕 の動きがしにくくなる。(卍誕するためにはマグナムなど他のクリーチャーを破壊しなければならなくなる)

デメリットとしては主にこの2点が挙げられます。
ウェルカムヘルを龍解させる場合や、ドラグスザークからヘルエグリゴリと一緒に捲った場合など、むしろ有利に働くことのほうが多いです。
僕は上振れよりも安定をとりたいので採用するかどうか悩んでいるのですが、メリットとデメリットを天秤にかけるとメリットのほうが大きいと思います。


■あとがき

現状、ヘルボロフを使うならこのデッキが一番強いと思います。赤黒マゲに雑に入れるよりもよっぽど活躍してくれます。(デスシラズ∞を一番強く使えるデッキもこのデッキだと思います。デスシラズ∞で攻撃したらループ始まるし。)

ボロフHELLが登場してからは様々なループができるようになり、さらに楽しいデッキになったと思います。
ヘルボロフが使いたい方、ファンキー・ナイトメアが好きな方、ループが好きな方には、一度このデッキに触れてみてほしいです。

一応、僕の戦績も紹介しておきます。
僕は8月の殿堂施行後からこのデッキで何度かアドバンスCSに出ているのですが、意外と勝てています。
4/7で本戦に上がっていて、うち2回がプロモ無しのベスト8です。(2022/10/15現在)
大した戦績ではないですが、まあまあ勝てるということで参考にしてください。
※GP後は緑単オービーメイカーが流行ってきているので、このデッキには厳しい環境になるかもしれません。

最後に、質問箱を置いておきます。
感想・質問・意見・要望・クレーム誤字の指摘誹謗中傷など、何でもお待ちしています。


【更新】
補足説明を追記。(2022/10/17)
・誤植などの訂正。(2022/10/27)
・殿堂発表を受けて追記。(2023/03/10)


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