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抗がん剤体験⑩2クール目の副作用とクリーンルーム病室の違い

2クール目を打ってから今日で9日目です。
ここまでの副作用をまとめます。

また、悪性リンパ腫を始めとして、最近のがん治療は2クール目からは外来で行うケースが多いと思いますが…

私の場合、スティーブンスジョンソン症候群という指定難病をバクタという薬の副作用で合併してしまい、緊急入院した中での2クール目となってしまいました。

そのため、今回はクリーンルームの病室にずっと隔離状態だったんですが…
通常のがん治療でも、病態によってはクリーンルームになるケースもあるそうで、通常病室との違いも記録します。

これから2クール目を迎える人、
クリーンルーム病室を使う患者さんの参考になれば嬉しいです。

①1クール目との副作用の違い

これは結論から言ってしまうと、
私の場合は例外を除いて、ほとんどは1クール目とほぼ同じ症状でした。

もちろん個人差はあるでしょうが、クール数が増える毎に影響がキツくなると良く聴いていたので、これには正直助かりました。

ちなみに1クール目の副作用や、使っている抗がん剤の説明はこちらです。

吐き気や食欲不振、便秘は相変わらずです。
2クール目初日と2日目は体力落とさないよう、
あえて通常食でがんばってたんですが…

吐くほどでは無いものの、食べた後の圧迫感がすごく、結局はまたトロロそばオンリーに変えて貰いました。

たぶんそのせいもあり、体重もこの一カ月で8kg更に落ちました。(でも原因のほとんどは難病の方で消耗してたんだと思う)
順調にダイエットが進んでいると思っています😅

目指せ、大学時代の体重(笑)

例外の症状は不眠ですね。

ただこれは抗がん剤の影響というより、
スティーブンスジョンソン症候群の治療のために、
大量のステロイドを点滴した影響だと
医師からは説明してもらいました。
(ちなみにR-CHOP療法にもステロイドは含まれますが、投与量が全く違うので、ここまで不眠になる人はそういないと思います)

難病の治療始めてから20日間は
一日2時間ほどしか寝れず、これがとにかく辛かったですねえ。

寝れない夜に何かモノ考えようとしても、
ロクな思考になりません。
割と私、メンタルは強い方なんですが、
それでも夜は不安で削られていくので、
なるべく何も考えないようにして朝を迎えてました。

その中で2クール目が始まると、
抗がん剤による船酔いみたいな症状と、
寝不足による浮遊感が混ざるので、
空飛びながら船酔いしてるみたいな状態でフラフラしてました。
実はこの状態でも、何とかリモートで仕事出来ないか?とか考えてたんですが…

ある程度落ち着いてきた今となってはアホだと思いますね。
やんわりと止めてくれた上長や友人に感謝です。

②クリーンルームと通常病室の違い

これもさほどの違いがある訳では無く、
以下2点に注意すれば大丈夫です。

・クリーンルームと隔てる二重扉を越える際は
毎回手洗い、消毒。

シャワー室はクリーンルーム内にあるので大丈夫だったのですが、洗濯機や給湯室は通常病室側にしかなかったので、行き来する際の消毒が地味にめんどいです。

病院によっても違うでしょうが、用がある時はいっぺんに済ますと効率的でした。

・ひたすら乾燥する!!!
換気能力が全く違うので、乾燥具合が通常病室よりすごいです!
夜は口閉めて寝ていても、2時間程度で口内がカラカラになり、その違和感でせっかく寝れても起きます。

マスクをしたまま寝るとかなりマシになります。

クリーンルームに入院する可能性がある患者さんは覚えておくと良いと思います。


結果的には指定難病の治療をしながら2クール目を迎えた私ですが、ようやく明日、退院出来る事になりました。
三週間!長かった!!!

親身になってくれた看護師さん。
色々と手を尽くしてくれた医師の皆さん。
本当にありがとうございました。

退院してからも治療体験記や、
前向きになれる、人の役に立てそうな記事は続けていくので、
励ましの❤️やフォロー貰えたら嬉しいです☺️

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