抗がん剤体験⑥そして再入院へ
前回の記事から2日空いてしまいました。
実は前回のじんましんの後…
一気に状態が悪化してしまい、
翌日には緊急入院になってしまいました😨
ようやくちょっと落ち着いたので体験レポにしますが…
悩んだ結果、後半にじんましんの写真もあげています。
正直に行ってキモいです🤮
生理的に受け付けない人は見ないコトをオススメします。
なら載せるなよって話ですが…
(結構悩んだんです)
結構、お医者さんも驚くくらいの状態の悪さらしく(ただ、決して稀有でも無さそう)、
これから抗がん剤の治療を受ける人、
そのご家族や支えたい人、医療関係者の参考になればと思い、載せてみます。
私なりの反省や対処法もまとめますので、これで少しでも助かる人がいたら嬉しいです。
①知っといて欲しい事
抗がん剤体験書くたびにしつこくてすみませんが…
一言に副作用と言っても薬の種類や個人差でかなり変わります。
こっちで私の治療法や一般的な副作用はまとめてますが、同じ治療で全部の人がじんましんになる訳でも無ければ、別の治療でも似た症状になる可能性はあります。
私もお医者さんから説明を事前に受けましたが、
大概の薬には何かしら副作用のリスクがあり、
それは受けてみないと分からない点があります。
抗がん剤やその副作用を抑える薬の危険性を訴えたい訳でも、イタズラに不安を煽りたい訳でも無く、こうなるリスクもある事を実体験例として知って貰えて備えて欲しいのです。
なので不安に感じさせてしまった方は、
ちゃんと主治医に投薬前に相談して下さいね。
②実際の写真と進行の怖さ
心の準備は大丈夫ですかね?
まあ、言ってもじんましんなだけですから、
別にホラー映像な訳では無いんですが、
気持ちいい写真じゃ無い事は確かです😅
こんな感じで、頭、顔から脚まで全身が真っ赤です。
これでも若干落ち着いた方で、発症した夜や、
翌日の朝のピーク時はもっと赤くボコボコしてました。
顔面は一応フツメン気取ってたのが、あまりのぼこぼこブサメンになってしまったので、スマホケースで自主規制(=◇=;)
怖いのは進行の速さで、
痒みに気付いたのが土曜の朝10時頃。
腕に赤いじんましんのようなものがあり、
慌てて鏡を見ると、首周りや胸にもボツボツが!
(この時は顔や脚はまだほとんど無かった)
じんましんのリスクは事前に聞いていたのですが、かなり悩んだのが…
・気付いたのが土曜で休診日。
・救急は受けてくれるが、そもそも病院が車でも1時間半くらいと遠い。
・一昨日の木曜にMRI検査で受診したばかりで、(この時は何の異常も無かった)
次の火曜にまた通院なので、ちょっと待てばどちらにしろ相談できる。
まだ昼頃は我慢できそうな感じだったのですが、
これが大失敗でした。
夕方にはじんましんが写真より酷く全身に広がってしまい、夜には寒気もしてきました。
この時点で、昼に病院に相談をしなかった事を
痛烈に後悔しましたが、さすがに夜から遠い病院へこの状態で行くのは無理です。
結局、痒みと不安で一睡も出来ずに翌日の朝。
6時頃に熱を測ると38.7℃。
これはダメだと思って病院に電話。
救急で良ければ来て下さいと言って貰えたのですが、ここで問題が。
この状態で自分で運転するのは危ないです。
奥さんは運転出来ず。
電車でも行けますが、この風体ですし、白血球値も落ちてるので感染したら更に悪化するリスクもあります。
で、悪いなと思いながら、友達に相談。
途中、思い止まって、やっぱり電車で行くと伝えたんですが、今から行くからと言ってすぐに駆けつけてくれました。
私の性格知ってるから余計にすぐ来てくれたんでしようねえ。
心底感謝です。
(と言う訳で、完治したらほんまにおごるから美味いもん食いに行こう!)
友人の運転のおかげで日曜の朝早くに行けたので、救急でもさほど待たずに診察へ。
ただ、一目見てお医者さんも只事じゃないと見抜いたらしく、検査のフルコース!!
両腕から採血!注射!点滴針を入れられまくり!
心当たりのある異変や接触が無かったかを質問されまくり!
CT、レントゲン、エコーを撮り!
更にはじんましんの深度を測るために、
皮膚を生検するからとメスで切り取られ!
(正直、最初ちょっと怖かったけど、骨髄検査や心臓カテーテルに比べたら、最初の麻酔が痛いくらいです。写真左鎖骨のあたりの白いのがソレ)
結局、そこまでしても原因はまだ皮膚科の検査待ちなのですが、おそらくは抗がん剤による感染防止のために飲んでいたバクタ配合錠の薬アレルギー反応では無いかとの事。
スティーブンジョンソン症候群と言うらしいです。
なんかジュラシックパークやiPhone作った人みたいな名前ですね。
私、薬アレルギーなんて今まで無かったのですが、そう言う人でも絶対という事はないと言う事ですね。
一応、他にも2日前に受けた心臓MRIの造影剤の影響が遅く出てきた可能性もあるらしいですが、
たぶんバクタじゃ無いかとのこと。
結局すぐに入院が決まり、
午後にはじんましんを抑えるためのステロイドの点滴と全身に軟膏の塗布が始まります。
とは言えすぐに治る訳もなく、
入院した日曜と月曜まではほとんど何も手がつかないくらいに辛かったですね。
③心に留めて欲しい事
・異常があったら悩んでも即電話!
私みたいに休日だったり、病院遠かったり、
ちょっと待てば行けると思いがちですが、
即電話する事を強くオススメします!!
実際翌日には受診して治療受けてもすぐ回復した訳では無いから、手遅れだったとまでは思っていません。
ただ、初日の後悔と不安な夜は本当に辛いものでした。
入院したって、痒みや辛さは変わりませんが、
治療して貰えている、何かあればすぐ相談出来る環境というのは変えがたいものがあります。
また、支えてくれる家族の不安、心配も同様です。
命に勝る躊躇などありませんから電話しましょう。
・かいちゃダメ!
当たり前と思うでしょうが、結構無意識にかいてしまうもので、そうなると後がしばらく酷いです。
一回かくと痒みがしばらく倍増します。
寝起きや、腰に手を置いてウガイする時など、
ふと身体に手を触れる時が危ないので、
意識的に触れないようにしましょう。
・シャワーのコツ!
汗を掻いても辛くなります。
シャワーは浴びましょう。
温かくすると余計に痒いので、
我慢できるギリギリまで湯温は下げます。
石鹸やボディータオルも刺激になるかもしれないので優しくほどほどに。
この頃には脱毛始まってる人も多いでしょうから、頭を先に洗った後、身体は最後に流します。
逆にタオルで拭く時は頭を最後にしましょう。
髪長い人は頭だけタオル変えた方が良いかもしれません。
また拭くタオルは生地の柔らかい新しいものをオススメします。
とにかく肌が敏感になっているので、
いつもは平気でも古いタオルは痛いです。
・ステロイドの副作用
眠れなくなります。
昨日も一つ飲んでたのですがほとんど寝付けず。
その場合は遠慮せずに相談しましょう。
睡眠薬も何種類かあるので、いくつか試してもらい、自分にあった睡眠薬を処方してもらいましょう。(今日は三種類複合で試す)
また、シャックリが止まらなくなります。
月曜は一日中止まらず、翌朝まで続いたので、相談したらこれも薬を貰えました。
漢方もあるので相談すると良いです。
入院3日目にしてようやく落ち着いてきました。
とは言えまだ真っ赤っ赤なんですけどね。
ハゲたらヴォルデモート卿のマネでもしようと思ってのに、この顔じゃ出来なくなりました。
でもこの状態で、スターウォーズⅢのラストシーン、ダースベイダーがマスク被るとこやったら、めっちゃリアルかもしれん…
(やらんけど!)
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