がんサバイバーのためのジョギングガイド
体力づくりも兼ねて、抗がん剤の副作用が軽い内はジョギングを再開するようにしました。
元々がそこまで走り込んできた訳でも無く、
久々に走ると体力の無さに自分でもビックリするくらいですが…
がんの治療中はどうしても家にこもりがちになるので、良い気分転換にもなります。
実際、三週間も入院してクリーンルームの病室に完全隔離されてた頃は、病室の窓から見える風景しか無かったですからねえ。
どんなに体力無くなってても、新緑を楽しみながら自分の脚で走れるのは気持ち良くてオススメです!
とりあえず二週間ほど続けた結果。
がんになる前となった後で走り方を変えた方が良い気付きもあったのでまとめます。
がんサバイバー以外に、ジョギング初心者さんにも参考にして貰えれば嬉しいです。
①ジョギングのフォーム
フォーム次第で疲れ方も怪我のし易さも全く変わるので、これが一番大事です。
別にがんサバイバーだからと言って特別なフォームがある訳でも無く、検索して出てくる以下みたいなフォームを意識すれば良いのですが…
注意点が一つだけ!
大概のサイトでは「自然な歩幅」を薦めてますが、これは走り慣れてる、膝に不安が無い人向けです。
がんサバイバーは色々な薬を服用してると思いますが、中には骨や関節に影響あるものもあると思います。
(私の場合はスティーブンスジョンソン症候群の時に免疫グロブリンを投与しましたが、骨粗鬆症になりやすい副作用あり)
ただでさえ、体力不足、運動不足になりがちだと思うので、歩幅は小刻みにする事を強くオススメします。
歩幅を小さくするほど、膝への負担も減りますよ😌
②走るペース
歩幅を小さくすると当然ながらペースは落ちます。
昔、走ってた人だと思わずペースアップしたくなるんですが…
膝や今の自分に合わせるためと思ってグッと我慢です。
ペースがゆっくりな分、景色を楽しむ余裕も出来ますよ。
ちなみに私の場合、今のペースはこんな感じで、大体7分/kmです。
これが6年前だと走る距離は倍以上で5分台でしたから、やっぱりだいぶ衰えてはいます。
③距離やジョギング時間の目安
これも走る目的や今の自分の体力に合わせて、
無理なくするのが良いですねえ。
ちなみにダイエット目的なら、
20分以上走ってそこから脂肪が燃えだすので、
今の私みたいにちょうど20分でやめてしまうのはかなりもったいないですσ(^_^;)
私の場合はあくまで体力づくりメインで毎日走りたいので、逆にこれくらいが今の自分に合ってるんです。
この辺の調整は実際に走ってみてから、無理なくやれば良いと思います。
④その他 がんサバイバーならではの注意点
・暑くても帽子はかぶった方が良い。
いっぺん、帽子忘れてツルッパゲのまま走ってたんですが、心なしか目立ってた気がします😅
紫外線もあるので、帽子は必須かと。
・なるべく長袖を選ぶ。
お医者さんにも注意されたんですが、日焼けにも弱くなるそうで、薄手の長袖があると良さそうです。
・そもそもジョギングして良いかお医者さんに必ず確認しておく。
私の場合は副作用が軽くなった以降はむしろ、軽い運動するように薦められました。
・抗がん剤の副作用が辛い時期は無理して走らない。
これは絶対ですねえ。
フラついてる時に無理して走ってコケたら、そこから化膿するリスクもあるのでやめましょう。
・一日の中で体調の良い時間帯に走るのが吉!
私の場合、朝食以降は胃がもたれる感じで気分が悪くなってしまうので、朝起きて一番体調良い時に走ってます。
・とにかく無理せず、自分のペースで!
以前はジョギング中に他のジョガーに抜かれると、多少ペースアップしてたんですが…😅
(負けず嫌い)
今は気にせず、ゆっくり走ってます。
ペースも距離も自分に合わせましょう。
〆 がんサバイバーが走るメリットと感想
あくまで個人的な意見ですが…
・がんサバイバーの悩みである便秘解消になる!?
→運動すると腸も動くのか、あれだけ悩んでた便秘が無くなりました。
・体力がつくと治療にも役立つ!?
→実際、どれだけ効果があるかは不明ですが、
無いよりは有った方が良いのは確かでしょう。
・良い気分転換になる!
→これはほんとにそうです。
運動嫌いな人は散歩程度でも良いので試して欲しいです。
家に引きこもっているより、かなり気分が楽になりました。
実はまだ3クール目の副作用が微妙に残ってて、
日中は寝てばかりなんですが…
ようやく治療も折り返し地点です。
この先どうなるかは分からんけど、
自分に出来る事をやっていきます😆
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