明日の予定も立てられない。

とにかく、自分で決断するのが苦手というか、もはやできません。1週間後の予定すら立てられない。明日の予定を立てることさえ危うい毎日です。

思えば小さい頃から家庭そのものがその日暮らしで、未来を想像していた母親の姿は見たことがありません。毎日毎日何かに追われて無関心のようでした。実際がどうかは分かりかねますが。

母と将来について話し合ったことがあったてしょうか。わたしがこうなりたい、ああなりたい、と話したことがあったでしょうか。わたしの話を聞いてくれたことがあったでしょうか。

いいえ。ありませんでした。

みんな忙しすぎたんです。毎日毎日生きるのがやっとで、子供の話を聞く余裕なんてなかったのでしょう。仕方がないことだとも思います。我が家は4人も兄弟がいます。

小さい頃いつも抱えていたショックな気持ちは、姉のように母を独占する時間もなく、兄のように男の子だから喜ばれる事もなく、妹のように一番小さいからと守られ可愛がれることもなく、いつも疎外感を感じていたことでした。おまけにわたし泣き虫で、大人たちはいつもわたしを見てみんな困ったような顔をしていたことです。

次第に、わたしは迷惑な存在なのだと、思うようになりました。

いかに嫌われずに、困らせずに、笑って生きていくか、そんなことばかりを考える日々に明日もクソもないんです。そんな日々に終止符を打ちたいのです。

おしまい。