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ぼくにとって、点と点が線になって気持ちよかった瞬間

美味しいものを食べるとか、服を買いに行くとか、ゴルフに行くとか、そういう具体的な活動はもちろん楽しいです。ただ、暮らしの中で意図せず発生する ”些細な気づきを得た瞬間”、”分からなかったことが腑に落ちた瞬間”。こっちのほうが自分にとっては好きかもしれません。

今日はそんな私が過去にどんな線を見つけてきたか、を2つピックアップしてみたいと思います。あまり長いスパンでのドラマチック線ではないので予めご了承ください。(笑)

そして、今後たくさんの線を見つけられるために重要なことも整理しておきます。

ケース①:駅と駅


2019年の冬のことです。会社の後輩と仕事で虎ノ門駅で降り、約束の時間まで30分ほどあったので、カフェを探すことになりました。
地図アプリでベローチェを見つけたので、そちらの方向へ歩きだします。

すると見覚えのある道に出て、その瞬間私の脳内の2つのエリアが繋がりました。

『ここはもはや霞が関ではないか!!!虎ノ門と霞ヶ関ってこんなに近かったのか!!』と。

この個人的なテンションの上がりっぷりに、横にいた後輩は少々驚いていた様子でした。。。

これ、関係が無いと思っていたものが実は繋がっていた、という気づきによる気持ちよさなのでしょう。

この程度文字で十分に伝わる内容ですが、せっかくなので図を使って解説してみましょう。

まずは、まだ乖離した世界です。それぞれの駅から行動する範囲が決まっていたため、両圏が交わることはなかったんですね。なんと東京にきてから9年もです。

乖離した世界


これが、時間を余し虎ノ門発でカフェベローチェに行ったことで、ついに2つの世界が繋がったたのです。なんて素敵なことなのでしょう。

繋がった世界


とてもくだらないですが、自分にとってはこういう発見がとても大事で好きなんです。

時間に余裕を持つことで発見できることが有るんだな、と一つの学びにもなりました。


ケース②:ゴルフとダーツ

私はゴルフが大好きです。歴3年は経っていますが、昨年はついに90切りを達成しております。また、その道のりで細かい部分まで気を遣って練習をしてきています。

一方ダーツは、大学1年生の冬くらいに友達の影響で初めまして、負けず嫌いなので近所のダーツバーでこっそり練習していました。スコアを記録して実力を測定するレーティングという仕組みがあるのですが、一応ゼロワンで3本に1回はブル(真ん中)に入るレベルまではもっていきました。

今回の”線”が生まれたのは、ゴルフで大事だったことがダーツでもそのまま応用できた瞬間になります。

ゴルフスイングの再現性

ゴルフでは、”再現性”が非常に大切なります。静止しているボールをクラブで打つスイング動作を、毎回同じ動きにできるかどうがで、安定性が変わります。

では、再現性はどうやると上がるのでしょうか?

答えは、「体をカチカチに固めて機械のように動く」ということですね。


ごめんなさい、これはダメな回答ですw


正しくはその真逆。「力を最大限抜き、大きな筋肉だけを動かす」ことです。

ゴルフのスイングで力を入れるポイントは大きく、両脚の内側、脇から肘まで、くらいです。クラブを握る手は、メインで握る左手で50%、それを支える右は10%くらいです。

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なぜそうであるべきなのでしょうか?

それは、大きな筋肉はブレが少ない一方で、指などの細かい筋肉は脳の司令に対して過敏に動きやすい、からになります。

ちょっとした緊張が手元を狂わせ、ミスショットを生んでしまうことが多いんです。

なので、再現性を最大限作ろうとするならば大きい筋肉の動かし方を正しく覚え、細かい部分は意識をせず勝手に動く物理現象にしてしまおう、ということになります。

ここまで、話せば両者の繋がりはイメージできるんじゃないでしょうか?

ダーツへの横展開

とある日、仕事終わりに1年ぶりにダーツをしに行きました。

それまでのフォームは、腕と手をガチガチに固めて、全体的にブレないことを重要視していました。

しかしその日は、ゴルフで大事にしていた、再現性のコツをふと思い出したのです。

そこで早速トライです。胴体から肘手間あたりまではある程度固めて、自由に動くべき肘より先の力はストンと抜きます。

そして、何本か投げていきました。

すると、ハット!

(ハットトリックの略。3本真ん中に刺さることです)

ハウスダーツは軽いので狙いが定まりにくいもので、なかなかハットはでなせないでいました。
が、それを凌駕する再現性を自分はその瞬間作り出すことができたのです。

そこで自分が感じたことと気持ちの比率はこんな感じです。

『ああ、ハット気持ちいいなあ。』→ 30%
『こうやって知恵は横展開させて行くものなんだなあ』→ 70%

このケース②は、線になるというより、同じ共通点を持つスポーツであることに気づいた、という話になります。

しっかり、抽象度を上げて整理しておくことが、将来別の何かへの横展開につながるので大事ですね。

お伝えしたいこと

自分は積極的に点と点を線にできるように、

・余裕を持って周りを見渡せる状態でいること

・重要な物事は抽象度を上げて理解しておくこと

この2つを大事にしていきたいと思っています。
 

みなさんも意識してみてはいかがでしょうか。


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