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日本ダービーで人気が予想される4頭の徹底分析|ジオグリフ編

1番人気が予想されるイクイノックスの徹底分析記事はこちら。

ダノンベルーガとドウデュースの徹底分析記事はこちら。

今回の記事は「日本ダービーで人気が予想される4頭の徹底分析」最終編、皐月賞馬ジオグリフを取り上げます。

共同通信杯ではダノンベルーガに完敗ですが、皐月賞では完全勝利。

ただ、そもそもジオグリフの適性武器はなんなのか?どうして共同通信杯で負けて、皐月賞では見事に勝ち切れたのか?

ダービーも勝利で飾り二冠達成になるのか?このあたりを踏まえて書いていきたいと思いますのでじっくり検討してみてください。


ラップ分析予想で使用する専門的?用語

記事の中でよく使う言葉を端的にまとめました。
他にも出てくる用語はあるので随時追加していきます。

◆F・・・ラスト5Fとかラスト3Fとか言うがこの(F)は1ハロンの意味。3Fなら3ハロン=600m 5Fなら5ハロン=1000m

◆基礎スピード・・・馬自身が持ち合わす基礎的スピード。これは別に競馬用語ではなく、人間にも言えること。
家を建てる時にも同じ”基礎”が重要となるが、競馬でも同じことが言える。基礎的な部分でのスピードをどれほどもっているかでどのレベルのレースで対応できるかが変わってくる。

◆コーナリング・・・そのまま。コーナー(カーブ)を立ち回る性能を差す。コーナリング良いほど、コーナーでのスピードの減速が小さくなる。
車でも同じ。カーブで減速していくが、スピードが出た状態のほうが当然次の動作が速い。ただ、その分遠心力が働き外に振られるというリスクもある。
これがスムーズであればあるほど相対的な面での差が生まれる。
逆にコーナリングがうまくない馬は減速して次の動作でリカバリーするために加速が問われる。

◆ギアチェンジ・・・そのまま。ギアの上げ下げを差す。MT車をイメージするとわかりやすいはず。馬の場合このギアチェンジで一気に加速できる馬や、逆に加速が乏しくMT車のように徐々に加速していくようなタイプが存在する。
速い馬の場合1.2速からいきなり5.6速まで加速させることが出来る馬も。
ギアチェンジが鋭いほどスローペースからの直線競馬での反応が速く相対的に有利に進められたりする。

◆ロンスパ・・・これは結構勘違いしている人多い気がするが一般的にはロングスパートの略語。
ただ、それだけではなく例えばラップでラスト3Fから11.3-11.2-11.4というレースがあったとするとこれはロンスパの面でいいものがあったと判断する。
要はラスト3Fからトップスピードに乗って、ラスト1Fまで落とし切らなかった、600m間で速い脚を長く使えたという意味。これは一般的なロングスパートとは意味合いが違ってくる。
細分化していうなら無酸素運動をロンスパで対応したという感じ。
一般的にはラスト5Fから11.8-11.9-11.9-12.0-12.5。こんなラップ推移だとイメージしやすいとは思う。
ただ、この場合だと個人的には後半有酸素運動型レースという言葉を使うと思う。(あまりわかってない人を相手にするときはロングスパートの略の意味合いでロンスパと言うが…。)
単純に考えるなら「後半質の持続力」と捉えてもらったらいい。

サスケのラップ分析用語


2022年日本ダービー予想オッズ

月曜段階の某サイトによる日本ダービーの予想オッズがこちら。

  1. イクイノックス(2.4倍)

  2. ダノンベルーガ(3.6倍)

  3. ドウデュース(4.6倍)

  4. ジオグリフ(6.2倍)

  5. オニャンコポン(17.1倍)

  6. キラーアビリティ(21.5倍)

僅差ではあるが、皐月賞を見事勝ち切ったジオグリフがダービーでは4番人気指示。

いかにも東京替わりでよくなりそうなイクイノックス、ダノンベルーガがいるので仕方ないという感じ。

ただ、実績的にはもちろんジオグリフが一歩リードなわけで個人的には少し舐められすぎかなと思っているところも。

その真意は以下の徹底分析で書いていますので参考にしみてみてください。


日本ダービー有力出走予定馬見解

ジオグリフ

ジオグリフ適性表

適性表の意味合いは上記の「ラップ分析で使用する用語」をご覧ください。

まず基礎スピード面、これは正直いまいちな気はしている。とはいえマイルレベルや前半からガツガツと全体で流れる場合においてだが。

皐月賞の時でそのあたりは見えたかなという感じで2000mで前半からタイトな流れ。これを好位外目で進める形。

しっ仮中弛みのポイントがあったのでそこで脚を溜めることが出来たなという印象だったので流れ切ってしまっていたら難しかった可能性はあるかなと思う。

ギアチェンジ面に関しても同じくそこまでかなという感じはする。

皐月賞の時がラスト6Fから12.8-12.3-12.3-12.0-11.4-11.5とラスト2F最速でここでギアチェンジが問われたと言えばそうだが、ジオグリフの場合イクイノックスを前に見ながら後半はやや分散させポジションを引き上げている。

皐月賞最終コーナーでのジオグリフの位置取り

そのうえでラスト2Fが11.4なのでレースラップ通りの12.0-11.4の加速ではなく、ラスト3F地点が恐らくは11.8~7くらいでまとめているかなという感じ。

共同通信杯にしてもラスト4Fから12.5-11.3-11.2-11.8のレースラップではあるが、この加速ポイントでは少し反応が遅れている。

加速ポイントが坂にかかるところ且つ、この日の馬場状況を考えればギアチェンジで反応できなくても仕方ないかなと思うところではあるが坂を上り切ってからの反応はダノンベルーガには見劣ったが悪くなかった。

この点からもギアチェンジ面での対応はやはりトップレベルでは甘くなると考えたほうがいいだろうなと思う。

ただ、ジオグリフの場合この点を補えるロンスパ面の良さと、コーナリングでの立ち回り力がある。

まずロンスパ面。これは共同通信杯のダノンベルーガ比較、皐月賞のドウデュース比較で考えるとこの2頭には劣るかなと思うが、皐月賞では前半要素で勝負しながら後半ロンスパ面でイクイノックスを退けたこと。

これ自体は素直に評価するべきだろうなと思っている。

皐月賞直線後半ジオグリフの位置取り

坂の入りでは一旦イクイノックスに前に出られてしまったが、そこから盛り返して並ぶ間もなく差し切り。

イクイノックスが止まったという見方もできるし、ドウデュースのこの時の伸びが非常に良かったので比較でみると【ドウデュース > ジオグリフ > イクイノックス】の順にはなってしまうが、前半のバランスを考えるとというところで評価は高い。

そしてコーナリング。これが皐月賞で見せている限りはイクイノックス同様にそれなりの評価をするべきだろうなと思う。

上の画像の通りで最終コーナーで外々を回しながら直線に入ってくるジオグリフ。

この位置でスピードに乗っているので外に振られながらという感じではあったが反動を使いながら切り込んできているのがわかる。

ここのコーナーポイントが皐月賞のジオグリフで一番目立ったところかなと。

実際、コーナー地点の全体の流れが緩かったのはあるがここでポジションを引き上げてこれているわけでもあるし、実は札幌2歳Sを勝った時がこの形。

札幌2歳Sコーナーでのジオグリフの位置取り

この時は頭数も少なかったし、相手関係今にしてみれば楽だったのは否めないがコーナーワークでポジションを引き上げながら直線外から切り込んで、持続力を出し切っての勝利。

これがめちゃくちゃ強かったわけで。

ラップ推移はハイペースバランスで、ジオグリフの位置取りから考えても平均ほど。淡々と運ぶの中でコーナーで緩んだわけでもない。

それを外目からポジションを押し上げていってのもので、スムーズな運びだっただけにコーナーワークを評価するべきだろうなと感じた。

問題はダービーでこの形を作れるかどうか。

共同通信杯のように極端に後半型の競馬で直線のトップスピードで勝負をするとなるとこのメンツだとかなり手強いし、実際その形ではダノンベルーガに完敗している。そこにイクイノックスや、前走で後半型競馬に目途を立てたドウデュース、他にも個人的に気になっている人気薄などおりジオグリフとしては楽ではないだろうなと思う。

ただ、近年のダービーは後半特化戦にはなるが動き出しが速くなりがちで持続力が問われるケースが目立っている。

ジオグリフに関しては極端な10秒台に入るようなトップスピードを問われてしまうと対応はしきれないだろうが、皐月賞を見ても馬場が悪かった中での共同通信杯を見ても11秒台前半は連続して踏むことはできている。

後半要素が決定打としてはならないが後半が分散する形で動きながらトップスピード面を削ぐ形に持ち込めるならチャンスとしては十分にあるんじゃないかと思うし、近年のダービーがそれを物語っている感じ。

ただ、もう1つ気になる要素がある。ジオグリフがこれまで高いパフォーマンスを発揮しているのは前走の皐月賞然りである程度馬場がタフな状況で全体的にはスピードを削がれる状況であったこと。

ダービーではご存じの通りでCコース替わり、この開催から極端に高速水準になることも多々あるコース。

個人的にはフラットからややタフくらいの馬場でこれまで相対的な面での良さもあったなと思っているのでこれが明確に高速馬場となるとこれまでの動きはしづらくなるだろうなと。

好走パターンとしては見えていて中~やや外目の枠。好位で流れに乗ってラスト5Fあたりから徐々に動き出し、最終コーナーで射程圏に入れ直線で先頭付近。

という形。仕掛けどころで極端に速いラップを踏んだりしなければこの形が現状、ジオグリフができるであろうレースメイクでは一番だと思うし、この形が叶うなら勝ち負けになるとは思う。

ただ、これが高速馬場水準だと仕掛けどころでオーバーラップになる可能性はあり、対してポジションも詰まらず脚を使っただけ。みたいな形になりうるかなと。

このあたりの判断が個人的には難しいなと思っているが、それは枠の並び、土曜の馬場を見ないとなんとも。

チャンスは十分にあると思うので、状況が揃うようなら高い評価を最終的にもするとは思う。


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