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個人の意見です。

関わっている訪問看護ステーションよりお仕事のご協力依頼が来ました。どうやら介護保険事業にも、自費サービスの導入の検討が始まっているようです。

私もこれまで様々なリハビリテーションに関わるサービスを行ってきましたが、自費サービスの導入を身近で始めるということもあり、時代の流れを強く感じました。

自費ってなんだ

問題は自費サービスの定義がまだ明確でないことです。逆に言うと保険内サービスの定義が何なのかという点で考えさせられます。例えばエビデンスベースであることが条件であるならば、保険外サービスはどうなんでしょうか。

ここで改めてリハビリテーションについて考えていかないといけないなと思います。

政治力

これから職域を考える上で、大人の事情と言えばそれまでですが、政治力は必要になると思います。これは皆さんも感じていることだと思います。

ですが実際に企業とのやり取りなどをしていて政治力が必須であると感じることはそれほど多くありません。

どちらかと言うとプレゼンテーションで実際に何ができるかという点で問われることが非常に多く、「大人の力」を使って仕事を取ってくるということは私の経験上ではあまりありません。

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と言った職種別のスペシャリティはどちらかと言うと政治力が必要な印象があります。

それに対して私がプレゼンテーションで感じることは先ほども言いましたが何ができるかという点です。なので職種別のスペシャリティというよりかは社会のニーズに対してどのように応えることができるかという点を非常に問われます。

自分にも必要な整理する力

いつかのノートでも書きましたがリハビリテーションの定義は非常に広くそのどの部分に対して今話しているのかという点を自分自身で整理することが重要になります。

大きな枠組みは一つ一つの点を曖昧にし、逆に一つの点が明確になればなるほど、大きな枠組みが曖昧になっていくと感じます。

大きな枠組みの中で、今どのフェーズでどの話をしているのかという点を整理しながらプレゼンテーションの書類を作ることを、最近は心がけています。

人の体を調べていくとエビデンスベースでフェーズが明確になっている表現に対する「一種の物足りなさ」を感じることが非常に多いのですが、だからといってフェーズを曖昧にすると自分が今どの場所にいるのかがわからなくなるという点も感じています。

リハビリテーションにおいても同様で、大きな枠組みの中で今やっていることが保険内なのか保険外なのか、この辺りを明確にしていくことが今後重要になっていくと感じています。

現場はリハビリテーションの定義も若干曖昧ですし、保険内と保険外の枠組みも曖昧に感じます。

先ほども言ったようにそこに段階を明確に作ることができないということも当然理解はしています。しかしながら医療保険や介護保険という視点で考えると、ある程度の区切りをする必要もあると感じます。

QOLを考える

鍵になるのはクオリティオブライフ(QOL)です。

今までのように医療職種内で言われていた QOL のみでは語ることができず、今後は広義のリハビリテーションという視点でQOL を語る必要があると思っています。

医療保険や介護保険のリハビリテーション現場での会話は私にとってすごく刺激になります。逆に医療保険や介護保険の現場ではそれほど多く体験することのないであろう、保険外の視点というものを皆さんにお伝えできる機会を作っていけれるとより良いのではないかと感じています。

自分の中では保険外の立場という視点であまり考えてはいなかったのですが、その中でフェーズをつくっていくという視点で考えると、今後自分自身でも少しそういう視点を持って仕事をしていくといいのではないかと感じています。

今日も気分でディクテーションで話をしてみました。文脈のない形になっちゃってなんかすみません。



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