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2024.6.8.sat

行楽日和で交通量の激しい大通りをぐんぐん進むバスに揺られて、ぼんやりと車窓からの景色を眺めていると、そう遠くない目的地までもちょっとした旅行気分になるから不思議。

遅い午後のおやつ時に到着したので、途中にある西郷山公園のカフェテラスでさっそく休憩。きょうはアイス珈琲が美味しい夏日。お散歩の足どりそのままにカフェテラスに入ってきた白いテリア犬が100点の可愛さ。テーブルのあるデッキと目前には木々の茂る公園。こんな風な庭がある自宅に憧れるなあ、とか、話していたら時間はあっという間に過ぎた。

きょうの目的は、もう少し歩いた先の蔦屋書店。ここはもはや観光地化している旗艦店で、特に土日はゆっくりと選書できる感じではなかったけど、まずは、お目当ての五木寛之先生の新刊を確保しひと安心。さて、ここからは気の向くままに棚を眺めていく。ビジネス書コーナーだけは華麗にスルーして、あとは時間をかけて…これぞ醍醐味。

純文学や散文はもちろんひと通り。近頃興味のある神社仏閣や哲学、教養方面も楽しい。あれこれ手にとっては、苦渋の厳選を繰り返して、本日は2冊とした。

五木寛之先生「こころの散歩」
過去作を愛読しているけど、御年91歳、先生のほぼリアルタイムの新作が読める喜び。とかく心底疲弊する思いの昨今なので、救いを求めたいような気持ちで。

ジェフリー・M. マッソン「ペットが死について知っていること」
何気なく動植物を扱う棚を眺めていて出会った1冊。これまでにペットとのお別れを何度も経験してきたので、これは読んでおきたいと思った。ここで逃したら後悔しそうで。でも、今から読むのがすごく楽しみ。

蔦屋書店からもう少し歩くと、ユキヒロさんの展覧会会場に着く。入場はせずとも、エントランスにはユキヒロさんのパネル写真や歴代ドラムのキックヘッドが飾られていて充分に雰囲気が味わえた。会場が2つあったので、グッズを手にしたファンの方々が周辺を行き来する感じがまた良かった。「その日はみんなでね。」

気持ちの良い夕刻と気候に後押しされて、目黒川まで散策。シメのカフェ休憩の後に、帰路につく。

どっと疲れたので、よく歩いたのだろうと確認したら、8204歩…。
最後まできょうは不思議。

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