見出し画像

【上演台本】クロスロード(作/演出:林慎一郎) 極東退屈道場#012

上演時間:約80分 登場人物:6人

作品概要

大阪中心部に建つ能楽堂で上演。かつて大阪大空襲が直撃した場所であることをもとに創作。戦禍を逃れた少女が、疎開先のアスカの地で外国人の男で出会う。彼らは山の中で見つけた不思議な標識を自分たちの神様と呼んで、仲良くなる。二人は、ずっとその場所を守ることを約束するが、戦災が二人を引き剥がす。彼らの約束は、はるか後、大阪が水没しソコハカと呼ばれるようになるまではたされることなく残り続ける。小銭を忘れた男が電話ボックスの中で目を覚ます。彼は不思議な男と囲碁を打つことになる。それは、はるか昔の約束の物語だった。彼は生駒山頂の三角点より、大阪の街を俯瞰する。遠くウクライナで起きた戦争にも思いをはせ、「難民」の言葉を掘り起こそうと試みた。


撮影:面高真琴

あらすじ

「ソコハカの町」シリーズの3作目。
町はすっかり水の底に沈み、かつて町を見下ろしていた山は岬になっている。
そこに立つ電話ボックスを訪れた男K。
西日の中に現れた不思議な男と囲碁を指すことになる。囲碁を指しながら、その男の追憶を辿る。
町を襲った大空襲の夜、疎開してきた少女は明日香をアステカと信じる外国人と出会う。
ある日二人は山の中で、十字が刻み込まれた石をみつける。
二人の交わした約束と別れ。

「クロスロード」台本

画像をクリックして拡大

台本はPDFにてダウンロードいただけます。

ここから先は

155字 / 1ファイル

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?