【上演台本】タイムズ(作/演出:林慎一郎) 極東退屈道場#005
上演時間:約120分 登場人物:7人
作品概要
コインパーキング(=タイムズ)という都市にある宙づりの場所と動かない時間をモチーフに、この世界に在る風景を、様々な物語の断片と共に描く本作は、作者の脳内にあるエキスを自動書記が如くスピード感ある台詞と予期せぬ場面展開で抽出した異色作。自動車ショーの司会者や女性棋士、小林旭やプロ野球・横浜大洋ホエールズのポンセにスーパーカートリオらの登場人物達の奇想天外な行動が、ゲームセンターやコインパーキングなどの場所という記号に絡み合う。軽い躁状態の現代世界をコラージュし、狂騒の中で繰り広げられる人間の哀しみが舞台を見る者の五感を刺激していく。林が創り出した幻想が、世界を社会を、そして我々を解き放つ。(安藤善隆 『言葉の劇場』OMS戯曲賞20年記念誌より )
あらすじ
コインパーキング。そこは車が待機するためだけにお金を払う場所。
同じ時間でも金額は、その場所の価値によって変わるコインパーキングに着想を得たもっともクレイジーな作品。
コインパーキング(=タイムズ)という都市にある宙づりの場所と動かない時間をモチーフに、
この世界に在る風景を、様々な物語の断片と共に描く。
自動車ショーの司会者や女性棋士、小林旭やプロ野球・横浜大洋ホエールズのポンセにスーパーカートリオらの登場人物達の
奇想天外な行動が、ゲームセンターやコインパーキングなどの場所という記号に絡み合う。
ショッピングセンターの片隅で、レトロゲーム「ゼビウス」を6時間かけてカンストさせる男は尿意を堪えている。
帰宅困難者が閉じ込められるPARKを脱出した四人の女たちは、謎の生物UMA(馬)にまたがり、時空を飛び越え家路を辿る。
ありとあらゆる時間とお金にまつわるエピソードがクロスオーバーし続けるうちに、彼らは宇宙の始まりと衝突する。
「タイムズ」台本
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