CTO満足の代表取締役就任記念AMA書き起こし

弊社CTO満足@rmanzokuが代表取締役に就任したことを記念して
先日ツイッタースペースにてtofu NFT の沼崎さん主催でAMAを開催いたしました。
沼崎さん、ありがとうございました!
以下に、AMAの書き起こし+インタビュー風な加筆・編纂を行っています。

満足さんご自身について

沼崎さん
今週満足さんがdouble jump.tokyo(以下DJT)の日本の代表に就任されたということですが、
まず自己紹介をお願いします。

満足
2018年の創業当初からDJTに関わり始めて、その年の11月末にマイクリプトヒーローズ(以下マイクリ)のローンチを経験しました。そのまま今に至るまで会社におりまして、2020年までは代表の上野がCTO兼CEOロールをやっていましたが、CTOロールをもらうと同時に取締役も拝命いたしました。所謂会社の役員として2年間ぐらいやってます。DJTは昨年から立ち上がったOasysというパブリックブロックチェーンのリードデベロップメントを務めており、今後の連携強化を見据えて今回シンガポール法人を成立しました。その中で、シンガポール法人を上野、私が日本のゲームとかNFTとかコンテンツ周りを見るため、DJTとしては、2代表制に移行し今回の発表にいたりました。

沼崎さん
満足さんはDJTに入る前に何をされていたんですか。マネージャーや経営に近いお仕事をされていたのか、それともエンジニアだったのでしょうか。

満足
完全にエンジニアでしたね。1社目はモバイルゲームの会社でインフラエンジニア。その時の会社の上司が上野でした。その次にEd Tech系のベンチャーでインフラエンジニアをやっていました。その後、DJTに入社しインフラはもちろんブロックチェーン周辺やバックエンド開発を経ています。

沼崎さん
最近はどういう業務の割合なんですか。

満足
大手のゲーム会社さんと協業して対面に立つような仕事もしくは経営まわりの業務がほとんどです。以前は隙間にコードを書くような感じでしたが、ミーティングや準備が増えすぎてコードを書いている暇はほとんどなくなり、事業計画をはじめとした経営的なタスクをやっていたら時間がなくなっていました。

沼崎さん
取締役系のタスクと現場でコードを書いているのはどちらが楽しいですか。

満足
どちらも楽しいです。DJTは100人近くいるんですが、50人ぐらいだと自分がプログラムを書いた方が効率的だと感じていましたが100人になってくると、完全に現場に任せてしまったほうがよいなと感じてます。やっているプロジェクトの規模的にも一人でどうにかなるものでもなくなってます。

事業展開について

沼崎さん
ブロックチェーンゲームから出発されて、N SuiteやOasysのように事業を増やしていったのは何故なのでしょうか

満足
去年くらいまではNFTとかブロックチェーンはあまり波が来ていなかったじゃないですか。Defiブームの時はCryptoの夏だとか言ってましたが企業の方が見てたかというとそうではないと思っていて、NFTブームがきて企業やIPホルダーが興味を持ち始めた時期になったのかなと。
会社の方針としてそのタイミングでtoB向けのビジネスをやっていこうとなりました。そこでtoB向けにどんな需要があるのかというところからコンサルティングのチームを起ち上げたり、鍵の管理が課題でN Suiteを起ち上げたりしました。とはいえ、自分たちで開発できない企業にはそこの手伝いをできるチームもつくっていました。

沼崎さん
なるほど、toBに行こうという意思決定は大きな変化ですね。toCの事業からtoBの事業にいくのは苦しくなかったんですか?

満足
元々いたメンバーはゲーム会社出身の人間が多かったので、いつかのタイミングで大手の会社、 IP が乗ってくるという潜在意識はあったんだと思います 。創業時からマイクリをしっかりやっていくというのはあったんですが、中長期的にはマイクリの実績を持ってIPが来る時代に備えてやっていこうとしていました。

沼崎さん
どんなゲームが出せて、どうなったらDJTとして成功といえますか?

満足
そうですね。ゲームの文脈だとマイクリが先陣をきったと思っています。マイクリの時はNFTを売買して、Axieのときはスカラーのモデルが出てきて、STEPNの時にPlay to Earnが出てきて。それに続くようなパラダイムが生み出せたら成功かなと思います。後はユーザーの拡大をしっかりできるという点がIPを使う意義だと思いますので、ユーザーや市場規模の拡大を担っていきたいです。

グローバル戦略

沼崎さん
シンガポールと日本の役割の分け方はどんな感じですか

満足
プレスリリースにも出していますがこれからはOasysを中心としてゲームを出していきますし、ひきつづきOasysの開発を担っていく、Oasysは法人がシンガポールにあるので、その近くに拠点を設けたかったことがあります。
また、東アジア圏で金融都市になりうる場所を選びました。一般論として金融都市候補と上がっていたのが香港とシンガポールと東京だったんですけど、香港はチャイナリスク、日本もないとなるとシンガポールになりました。
今後はブロックチェーンゲームの市場を狙ってアジア圏を狙っていく役割はあるかもしれませんが、現在は開発拠点としての役割が主ですね。

沼崎さん
日本と海外でのサービス展開はどう考えていますか。

満足
Web3なので垣根なくグローバル前提で進めるようにしています。ターゲットユーザーとしては日本と海外半々くらいのイメージですかね。拠点が日本にあるのと日本のIPやゲーム会社と組んでやっているので日本寄りに見えてしまいますが、シンガポール法人、USにも拠点があるのでグローバルな環境にキャッチアップできる体制は整っています。

DJTの組織風土・カルチャーづくりについて

沼崎さん
おそらくWeb3では創業から3桁規模の従業員数にまで成長した唯一の企業ですよね。一番組織的に苦しかった時期はいつでしたか?

満足
常に苦しいです(笑)。ありがたいことにお仕事を一緒にやりましょうと言っていただける機会が多くあります。一人ではできないので、なるべく現場に任せてプロジェクトの担当をつけていくとどうしても人を増やしていかないといけないです。
DJTはマイクリのゲーム開発をはじめ、ゲームのノウハウでやってきたので、その時代でがっつり作っていた人の声が大きいです。今はそうならないように気を付けていて、経営層の言動が正しいというような空気感にはしたくないなと思いながらなるべく現場に任せるようにしています。
チームの形にもいくつかあって、NFTのプロジェクトとBCGのプロジェクトで構成するスキルは違います。また、N Suiteは扱う技術はWeb3ですが、Web2的なSaaSビジネスに近いビジネス構造なので、それに合ったチーム作りをしています。

沼崎さん
社内のコミュニケーションはどんな仕組みになっているんですか。

満足
DJT DAOコミュニティというDiscordチャンネルがありまして、そこでNFTやゲーム、アニメの話をDJTや周辺のパートナー企業のメンバーとしています。いわゆる雑談チャットです。
仕事的なコミュニケーションでいえば、以前は週次会議の形式で各プロジェクトをアップデートを共有していたのですが、数が多く進展も少ないため会議が形骸化していたので、毎週10分程度のプロジェクト紹介するピッチ大会に変更しました。うまくいっているかはわからないですが社員からは好評です。
オフサイトの合宿を定期的に実施しています。前回実施した時はDJTの組織課題が何か等を提案してもらっていました。その時、知見の共有に不満が出ていたので、それから日々の議論をできるだけドキュメントにまとめるようになり、Notionや議事録の活用が進みました。

DJTの採用について

沼崎さん
プロジェクトリーダーに人を採用するときは、内部から採用するのか外部から採用するのかどちらが多いのでしょうか。

満足
どちらも半々な気がしますね。例えばN SuiteはtoB向けのプロジェクトなので、上場企業の経験がありWeb3のことも分かっている青木さんを呼んできました。鍵管理プロジェクトをやるぞ!となった後に経営陣皆で青木さんにお願いしにいきました。
一方、若手の人間など内部で育成して一回任せてみても良いと思えたらプロジェクトをお任せしたりしてます。

沼崎さん
採用候補の方は常にチェックしているのですか。

満足
ゲームができてかつWeb3に適応できそうな人には常に声をかけています。実績を持っている人であればプロジェクトを任せられるのでそういう形で人を呼んでくることもあります。特にゲーム系のコンテンツだとWeb3だけわかっていても不十分でゲームビジネスに一定の理解がある必要があります。そういう人は珍しいのでWeb3キャッチアップを頑張ってもらう。もしくはWeb3系を趣味半分でやっていたもののこれから本腰をいれてやりたいという人にも入ってもらっています。

沼崎さん
役員陣は増えているんですか

満足
そうですね。事業の規模に応じて執行役員を任命しています。今後に関して、DJTとして役員を増やしていくのか、機動力という意味でも子会社として増えていくのかを検討中です。
明確に取締役の席として用意しているのはCFOです。

沼崎さん
ポジションとして人がたりないところ、応募が多いところはどこですか。

満足
ブロックチェーンエンジニアは足りていないです。私がCTOとはいえエンジニア組織をみれる状態ではないので、そこは現場のリードエンジニアの方にお願いしています。VPoEみたいな人が欲しいです。ビジネスサイドの人が多くなっているので、エンジニアサイドを強化していきたいです。

沼崎さん
2022年になって採用は楽になってきたんですか。

満足
今年4月に発表した後ぐらいから応募は増えました。また、スキルのある30代前半のミドル層の人がこの夏ぐらいから入ってきましたね。

沼崎さん
そこが今のDJTの強いところですね。

満足
幸い今は資金調達ができているので、表向き色んなことができています。本当にここ数か月の話ですね。他の会社と比べて真似されないと思っているのは、代表の上野も私もエンジニア出身という点ですかね。特にWeb3でエンジニアで代表をやっている人は少ないかなと。

沼崎さん
最後に所信表明と言いたいことがあればお願いします。

満足
DJTに期待されていることはブロックチェーンゲームを出していくことだと思っているので、日本を代表するIPを活用したブロックチェーンゲームやNFTを出していきます。今年から来年にかけて新しいゲームを出していきたいです。

最後に、エンジニア募集中です!

DJTでは絶賛採用中ですので興味ある方は下記採用ページからお問合せください!ご連絡お待ちしております。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfvxHWgRIbX1k5we-CA8W6L_HBuXTRDcKmUrtqTJU5pgZyjFw/viewform


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