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医古文を読むという困難な作業


00:11 漢文の勉強

00:48 漢文の語順

02:02 忌避の影響

07:49 金編は金属製です。

漢文の勉強
みなさん漢文っていうのは多分ちょっとぐらいはどっかで勉強してるし、 四字熟語みたいなものっていうのは漢文ですわね。

漢文をある程度読める方は語順がね、英語とか外国語のパターンと同じって分かりますよね。

漢文の語順
英語のグラマーとかで習うんだったらSVOとか、 SVOCとかね。
英語となんか似てるんですよね。

ただね、難しいのは単語がどこで切れるのかっていう、 そこのところが難しいんです。

それと読むためにはその物語の構成がわからないとダメなんですね。

まず固有名詞がわからないとダメ。

それからツボの名前わからないとダメ。

経絡の名前わからないとダメ。

それらが固有名詞であるということの認識がないと、これ動詞なのかな、それとも形容詞なのか、 固有名詞なのか全然わかんないねっていう話になっちゃうんですね。

で、全部漢字で書いてあるでしょ。

読むときのお約束が、古代と今で少し違っちゃったりするから、 まず予備知識が必要。

まあこのことから考えても、 その時代のその本に詳しい人が読まないと多分読むことができないんです。

忌避の影響
もっと事を複雑にしてるんですけど、忌避っていうのがあるんですね。

忌避っていうのは何かっていうと、その時代に生きている 王や貴族の名前とか親族の名前に使われている字は、一般人は文章に書いちゃいけませんということになってます。

だからその文字は使わずにその文字に置き換えた別の文字になってる場合があって。

だからその時代の皇帝様の名前とかを知らないとそれが置き換わっているっていう事実がわからなかったりするんですね。

歴史書でも忌避かあることはあるのでめんどくさい時代ですよね。

だから日本の今で言えば天皇陛下の名前に使ってある字は一般庶民は使っちゃいけませんぞっていう感覚になるわけですよ。

日本で言えばね。

だからすごく文章がわかりづらくなって。

本来だったらこう書くのに、この字使っちゃダメだから当て字で別の同じ読み方のこの字持ってきましたみたいな。

忌避っていうのは読解において最大のネックになるんですよ。

読むときもう一個面倒なのは、現在は使ってない文字がある点。部首はわかるけど、この組み合わせの 文字は今ないよねーみたいな文字が出てくるわけですよ。

そしたらその文字は一体どう解釈するんだ?と 。

一応まあ音読みで読めますよ。なんとなく文字は読めなくはないです。

だいたいねあのそもそも鍼灸の鍼の字ってね。

簡単な方の針ってあの金編に十って書きますよね。

日本流のはりきゅうする人って金編に感の下の心を取ったやつが書いてある鍼という字を使います。

読みはカンとは読まないでシンって読みますよね。

それでシンキュウっていうふうに読んでるわけですけれども。

例えば十って書くのと、この咸の字を書くのの違いってわかりますかね?

まあ調べたことないとわからないと思うんですが。

まず金編に十っていうふうに書く針の方っていうのは、 突き刺す道具という意味です。つまり突き刺すことを前提にしています。

ところが金偏に咸を書く方は突き刺すことを前提とせず、衝撃を与えるというニュアンスになります。

この2者は、治療者の心構えの表れでもあるわけです。

このように感じには隠れたニュアンスもあるわけで、原典に触れないとわかり得ない世界もあるのです。


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