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LGBT法案採決の手続きは乱暴だったのでは?

LGBT理解推進法の問題
ここのところ、政権が目に余る行動をするので、ちょっとこれを喋らずにいられないので、一言お話をしたいなと思います。

何が目に余るのか、いうことなんですけど、私が目に余るのは、LGBT理解推進法の決定手続きの問題なんです。

一番引っかかるのは。どういうことかと言いますと。

関心ない方はあまり注目していらっしゃらなかったと思うんですが。

党内論議無視からの法案提出
政権与党はLGBT理解推進法の党内論議のところで、かなり問題になりまして、それで多数決を取ったところ、反対票の方が多かったんです。

通常だったら、普通は反対が多い時は法案出さないっていうのは、当然のことですよね。

ところがそこで、「これは重要法案だから委員長預かりにします!」と言って、委員長預かりになった。

それは、すなわち法案として出さないという風に、大半の国会議員は思ったはずなんです。

けれども、なぜか見切り発車して、法案を衆議院に提出しちゃったんです。

委員長権限で。

委員長権限が出るってことは、政権がそれにゴーサインを出したっていうことですね。

つまり、党内議論を無視した形で、法案が提出されちゃった!ということですね。

この事態は、由々しき問題だとは思います。

何故なら、国会議員というのは、国民の代表なわけですね。

与党の多数決で反対が多いってことは、国民の大半が反対してるってことなんですよね。

政権与党の支持者の多くを無視したということになります。

この基本的なことを無視して、委員長権限で法案を生煮えのまま提出しちゃったわけですよ。

大半の国民をここで一回無視してるわけです。

それで法案を提出したところ、問題が多いということで、野党の方からもいくつも案が出てきた。

そこで、じゃあ一旦やめて引っ込めるか?と思いきや、ちょうど維新・国民が出してた、LGBTの理解推進法の対案のいくつかをミックスしちゃったんですね。

つまり、あなた方の案を入れるから賛成してね!っていうふうに、無理矢理持ってったんです。

この作業、たった1日です。

たった1日。

7年間、委員会が設けられていたのが、1日でコロンと変えちゃったわけです。

この手続きもかなり強引ですよね。

もともと賛成していた人たちっていうのは少数派なわけですよ。

そして、その少数派の人たちの意見でゴリ押ししたやつを、さらにもっと少数の野党案とミックスしちゃったということです。

これで、反対した人が納得するか?っていうと、それはもう1回話し合わなきゃいけないのに、そこ何にも図ることなく、これで修正しましたんで、これで採決お願いしますって感じで採決まで行っちゃった。

採決まで行っちゃった上に、政権与党さんはどういうことをしたかっていうと。

党議拘束の問題
採決にあたって、討議拘束をかけたわけです。

つまり、反対したら懲罰に値しますよっていうことになってます。

懲罰に値するってどういうことかっていうと、次の選挙の時にあなたは公認取れないですよ!

厳重注意って場合もありますけども、造反したらあなた罰則がありますよ!って。

怖くて、国会議員個人としては反対できないようにしたわけです。

反対の人間がいっぱいいたにもかかわらず。

ここでまた一つ、大半の国民、大半の国民というか反対派の人たちを重ねてここで、もう一回裏切るわけですね。

これで衆議院で採決しました。

そしたら当然その議案は参議院に送られるわけです。

参議院に送られて、参議院でもう一回採決する時にまた党議拘束をかけた。

衆議院でも参議院でも、何人かの心ある国会議員たちは退席しました。

採決に加わらなかった理由はいろいろです。

急に具合が悪くなったと言って退出した人。まあこの人たちはいわゆる反対してた人たちですよ。

なんとしてでも採決には私は加わらないという意図を示した形なんですが、さらにここに向けて、党議拘束を破りましたと言って、政権与党はここへまた懲罰の道義をかけたわけです。

大半の国民が反対していたものを、少なくとも政権与党支持者の大半の支持者が反対していたのを無理に持ってって、とうとう成立させちゃったわけですね。

日本の民主主義における問題
これって民主主義でしょうか?

独裁って言うんじゃないでしょうか?そういうの。

安倍晋三さんが生きていた時に「安倍独裁は許さない!」とか言ってた人たちは、この独裁を許すんでしょうか?

また、自民党のいわゆるコアな支持層、不動の自民党支持の人たちがこれで納得するんでしょうか?

これはちょっと難しいと思いますね。

このタイミングで遺恨を残したまま、解散、総選挙になったら間違いなく自民党は大敗するというふうに私は読んでいます。

こういうことは今までお話したことないですが、その手続きを見ていてあまりの乱暴さに呆れました。

正直、自由も民主も名前負けですわね。

これだったら、お名前返上されたらいかがですか?というふうにまで私は思った次第です。

皆さんはどう思われますでしょうか?

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00:11 LGBT理解推進法の問題
01:11 党内論議無視からの法案提出
05:17 討議拘束の問題
07:32 日本の民主主義における問題

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