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CES2024から見る未来: AI搭載家電の新潮流

CES2024で注目されたAI搭載家電の最新トレンドをご紹介します。猫用スマートドアから感情を読み取るロボットまで、私たちの生活を豊かにするテクノロジーの進化を見ていきましょう。ぜひ、この投稿をチェックして最先端のAI家電の世界を体験してください。

猫の「プレゼント」を防ぐスマートドア「Flappie」
Flappieは猫専用のスマートドアです。

撮影:弓月ひろみさん

今回のCESではペット関連の製品も多く見られました。ドイツの「Flappie」が開発した自宅用の猫専用スマートドアもその一つです。

このドアにはカメラとセンサーが付いており、猫がネズミや蛇などの「プレゼント」をくわえているときにはドアが開かないようになっています。

Flappieで撮影された写真です。


撮影:弓月ひろみさん

AIは画像認識に利用され、Flappieによると、利用データは再学習にも使われています。利用者が増えるほど、より正確な検出が可能になるそうです。

開発者である双子の兄弟は猫好きで、猫と共に育ったそうです。彼らの母親が毎朝の「プレゼント」に困っていたことから、このアイディアを思いついたとか。

社内には「チーフ・マウス・オフィサー」の三毛猫ディクシーと「マウス・コンサルタント」の黒猫セニョールがいるそうです。

調理時間を90%短縮する放置型グリル「世界最速のグリル」
Seer Grillが開発した「世界最速のグリル」。

撮影:弓月ひろみさん

イギリスのSeer Grillが開発した「世界最速のグリル」は、リブアイステーキからピザまで3分以内に調理できます。

ユーザーがすべきことは、食材を入れて、焼き加減を選んで、ボタンを押すだけです。食材をひっくり返す必要もありません。

世界最速のグリルのイメージ

リブアイステーキからピザまで3分以内に調理できます

撮影:弓月ひろみさん

このグリルは、AIアルゴリズムとスマートセンサーを備えた独自の「ニューラルファイヤー」という技術を採用しています。900度の赤外線バーナーを使い、90秒以内にシェフレベルの料理を仕上げます。

家庭用としては少し特殊な用途かもしれませんが、いつでも美味しいステーキが手軽に楽しめるという点は魅力的ですね。

自分自身の中身を理解する冷蔵庫
サムスンが提案するAI搭載の冷蔵庫です。

撮影:弓月ひろみさん

この韓国製の冷蔵庫は、冷蔵庫を開いた際に中心部のカメラで中身を認識し、レシピを提供します。前面がディスプレイになっており、ダイエット用の野菜食など、目的に合ったレシピを知ることができます。また、オンラインで見つけたレシピを保存して、自分だけのバーチャル料理本を作成することも可能です。

さらに、「ガイド付きコネクテッド・クッキング」というサービスでは、調理手順をディスプレイに表示し、連携するオーブンへ直接調理設定を送信することで、ミスなく料理が完成します。

SmartThings

サムスンは以前から、家電など様々な機器との連携を進めています。

撮影:小林優多郎さん

また、既に提供されている「Samsung Food(アプリ&サービス)」では、1週間のおすすめ料理を推薦し、将来的には必要な買い物リストを小売店に送信する仕組みを構築しています。このように、自炊における「何を作ろう?何を買おう?」というストレスがなくなることで、生活の質が大いに向上します。

感情も読み取るスマートホームロボット
LGのAIロボットです。

撮影:弓月ひろみさん

同じく韓国のLGエレクトロニクスが発表したスマートホーム対応のAIロボットは、二足歩行風の車輪とカメラ、センサー、スピーカーを搭載し、部屋を動き回ります。ホームハブとしての役割を持ち、温度や湿度の表示、照明のオンオフなど、家電との連携も可能です。

グーグルやアマゾンといった大手プラットフォーマーとの違いは、ユーザーが必要とすることを学習し予測して行動できることです。例えば、留守中にペットが植木鉢を壊した場合、ロボットが現場に駆けつけて記録し、ユーザーに報告します。

LGが目指すのは「Zero Labor Home(労働がゼロの家)」で、その実現に向けたロボットです。特に注目すべきは、このAIロボットが発言者の表情や気持ちを読み取る能力を持っている点です。見た目の可愛らしさと表情が相まって、幅広い世代に受け入れられる家族のような存在になる可能性があります。

一部のAIはマーケティングワード。その有用性を

見極めることが重要です。

CTA

CESの運営元であるCTAは、「AI」を一つのトレンドとして取り上げていますが、同時にコンシューマー利用における懸念点も指摘しています。

撮影:小林優多郎さん

クラウドサービスとの連携で生活が便利になる、いわゆるIoT家電やコネクテッド家電は、ここ数年で数多く発表され、日本でも一部が販売されています。

2024年のトレンドは、取得したデータを基に、AIがよりパーソナルな提案をするようになったことでしょう。ただし、単に「AI」というキーワードを付け加えたいがために、無理やり機能を添付しているような製品も多く見られます。

今後、それが本当に使えるものなのか、本当にAIを活用しているのか、そして何より私たちの生活に本当に必要なのかを見極める必要がありそうです。

以上、原文の内容を変更せずに「ですます調」に修正し、日本の読者にとって分かりやすく、親しみやすい表現を用いました。専門的な内容も丁寧な言葉遣いで表現し、理解しやすくなっていると思います。

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