見出し画像

DJ POLYPICALが選ぶ2020年最高だった漫画10作品

今年もやってきました!個人的な毎年恒例行事である年間漫画ベストを発表します。世の中的にもnote的にも激動の一年だったんでしょうが、そんなこともどこ吹く風で、漫画を漫画を漫画を読んでいる今日も。

去年までのベスト漫画企画はこちらから

ルール①
2020年に1巻が発売された漫画作品から選ぶこと(例外はあり)

ルール②
過去のベストに選ばれた作家の作品は基本的に取り上げない(例外はあり)

それではいってみましょう~

うめざわしゅん/ダーウィン事変

今年の一冊。これまで熱心な読者ではなかったんですが、初の長編作品となるこちらではっきりと反転しましたね。ヒューマンジーである主人公がアニマルライツに対し、どのような思考に至るのか。

浄土るる/地獄色

今年の新人賞。今年は新人作品が豊作で滅茶苦茶悩んだものの、やっぱりこちらが頭一つ抜けていました。よく指摘されるガロ系との影響関係ですが、そう言えばそのような系譜があるということを、この10年くらいすっかり忘れていたなと。

花田陵/ブラックガルド
米代恭/往生際の意味を知れ!

前作『デビルズライン』『あげくの果てのカノン』も割と好きでしたが、さらに好きになりましたとも。普通に楽しみながら読んでいる。

小見川なまり/モータルリスト
岩浪れんじ/コーポ・ア・コーポ


新人賞で悩んだ漫画。サイコ犯罪者との心理バトルを巧みに描く『モータルリスト』と、ボロアパートで暮らす人々の悲哀や可笑しみを軽やかに描く『コーポ・ア・コーポ』と、タイプは異なるものの完成度高過ぎだし面白いしで不安になるほど上手い。

香山哲/ベルリンうわの空
増村十七/バクちゃん


どちらも異国で暮らす主人公による、現実的なユートピア論のようにも読める。今後日本だけでなく世界中で、移住という概念が変貌するだろう遠くない未来に、これらのリアリティは再び強度を獲得することができるだろうか?

平庫ワカ/マイ・ブロークン・マリコ
西尾雄太/水野と茶山


現代の青春残酷物語。どこか懐かしく、とても痛い。

『竜女戦記』『チ。ー地球の運動についてー』は個人ルールで除外しました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?