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「放送作家」関の成分表

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🌟僕の心が丸裸になってしまう文集🌟放送作家はどんなことを考えるか🌟亡き妻との思い出🌟シングルファーザー奮闘中🌟たまにはオリックス愛も語らせて笑🌟
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2023年9月の記事一覧

【祝🎊オリックス三連覇】うれし涙って何種類あるんだろう?

僕にとっての記念日が、またひとつ増えました。 9月20日、オリックス三連覇の日。 今年も息子とテレビ観戦し、歓喜を分かち合いました。そこからネットで優勝記念グッズを購入して、J SPORTSの優勝特番を観て、動画をチェックして、早朝に新聞を買いそろえて、優勝試合の再放送を観て。 三回目ともなると、すっかり慣れたもんです。 しかし、優勝の感動には慣れないんだなあ。今年も試合を観ていてこみ上げてくるものがありました。 あんなに〝ぶっちぎり〟だったのに? そうです。一昨

ジャンプを読んで育った方に教えたい、まさかのアイテム。

〝リコメンド機能〟ってあるでしょう? ユーザーの行動データを収集し、趣味・嗜好を分析。興味がありそうな記事や商品をオススメしてくる、アレ。 あのテクノロジーは……、実に大したもんですね! ついついクリックしてしまう。今回も、なかなかなネタの種を提供してくれましたよ。こちらです。 『ジョジョの奇妙な冒険』の関連商品。その名も……、 石仮面蒟蒻~~~! なんでも「京都盆地の水瓶と呼ばれる貴船山系から上賀茂・下鴨と、京都御所から二条城に流れる地下水脈を使用し造り上げた」

「伝わる」を提供したいなら、表現の〝スピード違反〟に注意!

むかし、師匠にあたる方から賜った金言です。 「放送作家たる者、一流の視聴者たれ」 〝一流〟と言うと紛らわしいのですが、これは記憶力とか国語力とか、優れた能力を備えた視聴者という意味ではありません。むしろ、その反対。どこにでもいる〝ふつう〟を極めた視聴者を指します。 感性も、知識も、一般的。 そして大事なのが、初見であること。 ありふれた表現に言い換えるなら「受け手の立場になって伝えよ」ってことなんですけど……、 実践するのはなかなか難しいんです。特に〝初見〟の部分が

祝「今日の注目記事」選出。僕なりに理由を考察してみた。

「ねえさん、事件です!」 ……と、古いネタをぶっこんでみましたが、本当に事件です笑 僕の記事が、初めて「今日の注目記事」に選ばれました😮 これは、なかなかレアな体験ですよ~。 noteの投稿数/日は〝2.6万本〟(2020年6月発表)。 それに対し、注目記事/日は〝10本〟ほどですから! 初投稿から、2年半。書いてきた記事は、336本。自分には縁のない栄誉と諦めていましたが、遂に吉報が届きました。 選ばれたのは、こちらです。 それにしても、注目された要因はなんだ

『劇場版シティ―ハンター』を観て、前作より心震えた理由を考えた。

普段、雨の日は頑として出掛けない僕ですが、きのうばかりは自分ルールを曲げました。 向かったのは、新宿駅の東改札。あった、ありました。 期間限定で設けられた伝言板。 そう、きのうは『劇場版シティーハンター 天使の涙』の公開初日だったんです。いざ、物語の舞台である歌舞伎町、あのゴジラで有名な映画館へ! そんなわけで、今回は新作映画のレビューをお届けします。さて、ジャンプ好き放送作家である僕の感想は……? 結論から申し上げましょう。(条件付きで)おもしろかったです。個人的

伝説の編集者が「完璧な第1話」と絶賛したジャンプ作品。

少年ジャンプに長く携わり〝伝説〟と呼ばれた編集者がいます。 鳥嶋和彦さん。 『DRAGON BALL』の鳥山明先生、『電影少女』の桂正和先生、『DRAGON QUEST-ダイの大冒険ー』の稲田浩司先生らを担当。『Dr.スランプ』に登場するDr.マシリトのモデルになった人物です。 その鳥嶋さんが絶賛した〝第1話〟があるといいます。 こちらの書籍で矢吹健太朗先生が証言していたのですが……、 『SLAM DUNK』と『北斗の拳』が「完璧」なのだそうです。 一体、どうして

僕が考える〝宝の地図〟理論。読みたいと思える文章とは。

テレビマンとして失格かもしれませんが……、 実は僕、視聴率はあまり気にしないようにしています。 数字の高低で一喜一憂していると、身が持たないからです。 しかし、視聴率のグラフはちょっと気にします。 右肩上がりなのか、右肩下がりなのか、それとも水平線なのか。視聴者は最後まで見てくれたのか、あるいは途中で離脱してしまったのか。 なんとしても避けたいのは、右肩下がりです。 その場合、僕らのネタ選び・構成の仕方に問題があったことになります。そんなグラフになってしまったら、