ストーリーを感じさせる叙事的なクラブミュージックの新曲達。今週のレコメン 2023/3/04
いつもNOTEを読んでいただきありがとうございます。
今週は2023年にリリースされた新しめの曲の中から壮大なメロディーだったり、泣きのメロディーだったり、映画や物語の1シーンのような曲をピックアップしました。クラブミュージックなのでパーティーでは勿論ですが、自宅で聴いても楽しめるような曲3作をピックアップしています。
Tim French - Song for Lynda [Stripped Digital]
プログレッシヴハウスのDJ / アーティストとして90年代から活躍し、近年でもGypsy - I Trance Youの新たなオフィシャルRemixを手掛けたり、Lost Language, Perfecto Blackから勢力的なリリースを続けるTim Frenchの新曲が20年近くに渡って運営を続けるStripped RecoringsのサブレーベルStripped Digitalからリリース。
"Song for Lynda"はシネマティックな壮大さで展開されるBreaks。幻想的な美しいメロディー、エンジェリックなボイスサンプリング。特に2000年中期のLuke ChableやShilohのようなProgressive BreaksやAirwaveが制作していた幻想的なTrance Breaks辺りの音が好きだった層には間違いのない1曲と言えるでしょう。
Remixerにはコロンビアの人気アーティストKamilo SanclementeとブラジルのAndré Moretによる南米のプログレッシヴ両巨頭のコラボが実現。
ProgressiveとOraganic系の両サイドで支持を得るであろう現在のパーティーシーンに即した素晴らしいバランスのRemixになっています。こちらもかなりお薦め!
Luziq - Lyrids (Original Mix) [Fearless]
日本発のTechno / Melodic TechnoレーベルFearless Recordingsから2023年1月末にリリースされたコンピレーション "Flower Of Life"収録曲。
レーベルの主催の一人でもあり、主要なアーティストとしても活躍するLuziqの新曲"Lyrids"は得意としているMelodic Progressive系のサウンドを軸に懐かしい気持ちにさせてくれる繰り返されるピアノのフレーズ
、夜中から明け方にかけて気持ちを高揚させてくれるであろうサウンドスケープ。クラブミュージックですが自宅でゆっくり聴くのにも適した1曲とだと感じます。
本コンピレーションには国内外のシーンで活躍するDJやアーティストの曲が多数収録されており、Housetribe Deepでもお世話になったTakuya YamashitaさんやU:ICHIさん、Masaru Saitoさん。またパーティーや福岡の音楽界隈でご一緒させて頂く機会の多いKulageさん、JAMMYさん、Ushishiさんなど多くのDJ / アーティストの曲を収録されてますので気になる方は是非チェックしてみてください。
Joseph Ray - Give Me a Reason [Anjunadeep]
NEROのメンバーとしても知られ、ソロアーティストとしてAnjunadeepから"Room 1.5", "Ogou (Pran Ka Mwen)", "Changing Lanes"などのヒット作をリリース。2021年にはLakou Mizikとのコラボアルバムも発表したJoseph Rayの新曲"Give Me A Reason"が同レーベルから登場。
波打つベースラインとGive Me A Reasonというボイスが特徴的な展開から始まる本作はサンライズ前のような壮大でエモーショナルなブレイク、そこからの怒涛の展開は圧巻の一言。全体に物語を感じさせるような1曲となっており、Tiesto自身がIn Search Of Sunriseシリーズをまだ手掛けていたらこの曲収録されていたかもしれませんね。
お知らせ
3月17日に渋谷WOMBで開催されるHousetribeに出演させて頂きます。フロアオンリーの新たなフライヤーも制作しましたが、この日はHenna Onnaさんというアルメニアの女性DJをゲストに迎え、いつも以上にDeepでHouseなメンバーとお送りいたします。是非遊びにきてください!
ディスカウントも取れますので来てくれる方はSNSかDM頂けましたら!
catfood_junkie[@]hotmail.com
Housetribe Deepの次期リリースの準備もだいぶ整ってきましたのでそちらも是非宜しくお願いします。パーティーでもお披露目できるかと!