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【まとめ】幸福優位の7つの法則

こんにちは、かずのこ(@djkazunoko)です。
今回は、ポジティブ心理学の第一人者のひとりであるショーン・エイカーの著書「幸福優位の7つの法則」のまとめです。


・成功が幸せをもたらすのではなく、幸せが成功をもたらす。



幸福優位性とは

幸福感や楽観主義は、実際に業績を高め優れた成果をもたらす。幸福感そのものが競争力の源泉となる。この力を幸福優位性と呼ぶ。


幸福優位7つの法則

1.ハピネスアドバンテージ

・脳はポジティブである時に最もよく働く


幸せ→成功

  • 人は幸福感を覚えている時に、頭もよく働き、やる気も生じ、結果的に物事が上手くいく。

  • ポジティブ感情は知的能力や創造性を増すだけでなく、ストレスや不安をも消しさる。

  • ただひたすら努力し、その努力がやがて幸せをもたらすだろうと耐えるのは間違ったやり方。


幸福感が得られる行動

  1. 瞑想する

    • 毎日5分間、呼吸に意識を集中する。

  2. 何かを楽しみにする

  3. 意識して人に親切にする

    • 利他的な行為は、ストレスを軽減し、精神の健康度を高める。

  4. いい天気の日に20分間外で過ごす。

  5. 運動する

    • 1回45分の運動を週に3回行う。

  6. お金を使う

    • モノを買うよりも、他人と共有できる経験にお金を使う方が、より長くポジティブ感情が持続する

  7. 固有の強みを発揮する

    • 自分の得意なスキルを使うと、幸福感が湧く。


2.心のレバレッジ化

・「現状をポジティブに捉える」ことが、より大きな成果(レバレッジ)を生み出す


日々の行動をどう捉えるかが、その行動自体よりも現実を決定する

  • 自分の人生は良い方向に行くと信じて行動するだけで、モチベーションも成果も上がる


成長のマインドセット

  • 自分の能力を信じること以上に重要なのは、その能力をさらに向上させられると信じること


3.テトリス効果

・ポジティブでいれば、ポジティブなことばかりが見えてくる。


人は見ようと思うものしか目に入らない。他のものは全て見逃してしまう。

  • テトリスばかりやっていると、どこを見てもテトリスの形に見えてくる

  • ネガティブ思考でいると、ネガティブなことしか見つけられなくなる

  • 「幸福」「感謝」「楽観性」を意識して、常にポジティブ思考でいる


毎日「3つの良いこと」を書き出す

  • ポジティブなことに注目する反復練習により、日常の多くのチャンスに気づくことができる


4.再起力

・逆境や困難な状況を「成長の機会」と捉える


逆境下成長

  • 大きな苦しみやトラウマは、ポジティブな成長をもたらす

  • 状況や起きたことをポジティブに再解釈し、楽観性を失わず、現実を受け入れ、問題を避けたり否定したりすることなく、真正面から見つめることが大切


失敗はできるだけ早く、たくさんする方がいい

  • 失敗に対処する方法は、実際に失敗を経験し、それを切り抜けることによってしか学べない。


苦しい時こそポジティブになる

  • 困難な時にはポジティブな道が一番見えにくくなる。無力感や絶望感に覆われていると、そういう道が存在することすら信じられない。だから探そうともしない。しかしこれこそ、探さなければいけない道である。


反事実を変える

  • 「銀行強盗が銃を発砲し、それが自分の腕に命中した」。これを不運に捉える人は「別の銀行や別の時間に行けばよかった」と考え、これを幸運に捉える人は「頭を打たれなくてよかった」と考える。

  • 両者が思い描いた「銀行に行って撃たれずに戻る」「頭を打たれて死ぬ」はどちらも実際とは異なる「反事実」である

  • 幸運だと思えるような反事実を選択することが大切


5.ゾロ・サークル

・まずは小さな目標から


小さな目標→大きな目標

  • まずは努力する範囲を狭くし、その努力が意図した通りの効果を上げていることを確認する。そして必要なリソース、知識、自信を蓄えながら、次第に円を拡大して、大きな範囲に広げていく。


一度に多くのことをやろうとしない(最初に大きすぎる目標を設定しない)

  • 成功に向けてがんばる力をもたらしてくれるのは、自分の行動がものごとを変えるという信念、自分の将来は自分で決められるという信念である。

  • 何もかも一度にやろうとすると、自分の能力が追いつかなくなり目標を達成するために不可欠な「コントロール感覚」が失われる。

  • まず小さな達成しやすい目標に努力を集中することで、「コントロール感覚」を取り戻すことができる。


6.20秒ルール

・障壁を最小限にして、行動を習慣化する


人は最も抵抗の少ない道を選ぶ

  • 休日にサイクリングをするはずだったのに、結局スマホやテレビをダラダラ見てしまうのは、それが最も楽で抵抗が少ない道だから

  • 何か能動的に行動を起こすにはエネルギーが必要。このエネルギーが行動の障壁となる。


意志の力は使えば使うほど弱まっていく

  • 意志の力に頼った努力はやがて続かなくなる

  • 意志の力に頼らなくても続けられる環境を作ることが重要


たった20秒の障壁があるだけで、人は行動を続けられなくなる

  • 毎日ギターを練習すると決めたが、毎回クローゼットからギターを取り出す20秒の手間が原因で続かなかった。

  • ギタースタンドを買い、リビングの真ん中に置いて、ギターをすぐに手に取れるようにしただけでギターの練習を毎日続けることができた。


やるべきことの障壁を低くして、避けたいと思う行動の障壁を上げる

  • テレビのリモコンの電池を抜いて、テレビを見づらくする

  • トレーニングウェアを着て寝ることで、朝の運動をしやすくする

  • 冷蔵庫にお菓子を置かないことで、食べ過ぎを防ぐ

  • 前日に次の日のやるべきことを決めておくことで、起きたらすぐに作業を始めることができる


7.ソーシャルへの投資

・人間関係を大事にする


苦しい時こそ、周囲の人との繋がりを大切にする

  • 試練とストレスを切り抜けて成功するために不可欠なことは、周囲の人々とのつながりを失わないことである。

  • 周りの人たちとのつながりが最も大事なときに、人はどうしても自分の殻に閉じこもってしまいがち。


周囲の人間関係が、「幸福優位性」を得るための最大の投資

  • 内向きに引きこもって人間関係を切り捨てるのではなく、周囲の人々との結びつきをさらに強め、そこに投資する。そういう人たちは幸せであるだけでなく、仕事の能率も高く、没頭でき、エネルギッシュで、失敗からの立ち直りも早い。

  • 仕事をする上での一番のモチベーションは、金銭的報酬や社会的な地位よりも、仕事上の友人との絆。


まとめ

1.脳はポジティブである時に最もよく働く
2.「現状をポジティブに捉える」ことが、より大きな成果を生み出す
3.ポジティブでいれば、ポジティブなことばかりが見えてくる。
4.逆境や困難な状況を「成長の機会」と捉える
5.まずは小さな目標から
6.障壁を最小限にして、行動を習慣化する
7.人間関係を大事にする

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