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【新たに出会ったアーティスト - Vol.02】nano.RIPE - 明るいけど切ない、疾走系ギターロックを奏でる女性ボーカルバンド

前回は、アコースティック寄りのユニットのUSAGIを紹介して、今回は・・バンド!やっぱりバンドだよね!中学生の頃はburrnを毎月欠かさず読むほどの、ヘビーメタラーだった僕も高校からはもっぱら邦ロックを聴いてきて、でも最後にいいと思ったアーティストってクリープハイプかなーって感じで、圧倒的にバンド系は出会い不足で。そんな人、きっと他にもいる気がするなあ。

今回紹介するのは、女性ボーカルのバンド『nano.RIPE』です。”なのらいぷ”って読みます。

 アニソンレーベル所属ながら、実力派ライブバンド

所属レーベルは、ランティス。アニソンレーベルだ。ぼくが知ったきっかけも『花咲くいろは』というアニメだ。ぼく『PA.WORKS』のアニメ好きなんです。Op+挿入歌で合計5曲くらい使われていて、挿入曲の『月影とブランコ』って曲から気になり始めた。ライブハウス臭がただよう真っ直ぐな心地よさがあって、イントロから良いなあって。

OPははじめバカにしていたんだけど、聴いているうちに「おやおや?これはもしや良いのでは?」となってきて(笑)OPの『ハナノイロ』って曲は、ニコニコでその出落ち感からボーカルに『ズコーさん』なる不名誉なあだ名がつくきっかけとなった。でも、よくよく聴くとかっこいんだな。

ギターがきもちいい

特徴はライブ映えしそうな曲ばっかりなこと。そして!疾走系の曲のギターがめっちゃくちゃ気持ちいい!キャッチーな単音フレーズをかき鳴らすスタイルでグイグイ引っ張っていく。どの曲も気づいたらギターに耳を奪われてしまう。

面影ワープとか、ギターやっている人なら絶対に弾きたくなっちゃいますよね!?

リアルワールドのイントロのギターフレーズは反則。走り出したくなってしまうに決まっている...!

男前なボーカル

ボーカルはまったくキャピキャピしていなくて、ライブの時はマキシマム・ザ・ホルモンのナオちゃんみたいな般若顔で男前に煽る。ギターの弾き方もワイルドで。男っぽくグアーッ!とひっかくように弾いているのが爽快だ。

明るさの中の、切なさ

歌メロは明るいんだけど、切なさがある。親しみやすいのにときどきダークなところが顔を出すのも魅力的だ。

疾走系だけじゃない、染みる曲も。

疾走系だけじゃなくて、染みる曲もよくて幅の広さを感じる。『夢路』のこの淡い感じ、なかなか出せないと思うなあ。みずみずしくて、切なくて、でも希望が湧いてきて・・この曲は歌詞もよくて。ちなみにどの曲も歌詞はちゃっかり女の子らしいんだよね。

謎にこの動画は絵が『ゆるゆり』

夢は夢で目が覚めると 跡形もなく消えるモノだ
思うより価値なんてない

このフレーズの部分の語感がよくて、想像をふくらませてくれる感じがすごく好きで。

ミドルテンポの曲でもギターがいい仕事をしている。ふわふわきらきらしてるイントロが独特な世界観を生み出しています。

ライブDVDがたくさん!

ライブバンドっていうだけあって、毎回CDの初回限定盤にドカンと20曲前後のLIVE DVDがついてくるのもポイント。シングルにもついてくるのってのがいいですね。みんなこれくらいLIVE映像を積極的にリリースしてほしいなあ。

やっぱり同じ曲のLIVE映像でも、公演ごとのちょっとした違いがファンには嬉しいんだよなあ。ちなみにぼくは中学時代、X JAPANをBOOT REG盤まで聴きあさっていました(笑)この曲は、1995年のが一番いい!みたいな。

LIVEでも演奏はかなり安定してるし、アクションもLIVE慣れしてる感じがしています。そして、男のファンがめちゃくちゃ多い。アイドルかよってくらい多い(笑)

アルバム曲まで全部捨て曲がないので、ぜひアルバムを聴いてほしいなって思います。


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