見出し画像

【多自然川づくりの現状...】

 敦賀市関区に水源を持つ大瀬川と言う川があります。地元の方々においては通称'門前川'と呼ばれる川です。昭和20年代の頃は上流で水浴びができたり、天然のウナギもいたときもあったそうです。私自身も幼少の頃は井ノ口川より川に入りやすいのでよく降りて遊びました。金山門前稲作地域における貴重な水源でもあります。水域地区の住民らが定期的に雑草等の駆除に努めています。
 20年前頃に国土交通省が推奨する「多自然川づくり」の指定を受け河床工事を行いました。
 
〜多自然川づくりとは、河川全体の自然の営みを視野に入れ、地域の暮らしや歴史・文化との調和にも配慮し、河川が本来有している生物の生息・生育・繁殖環境及び多様な河川景観を保全・創出するために、河川管理を行うことです。

「多自然川づくり」の適用範囲
「多自然川づくり」はすべての川づくりの基本であり、すべての一級河川、二級河川及び準用河川における 調査、計画、設計、施工、維持管理等の河川管理におけるすべての行為が対象となります。

 工事施工後数年間は川の中に人工で出来た川があったり、景観も良く'新しい門前川になったな〜'と皆で喜んでいましたが、、

今では年間通してコノ状態、、、
年に一度、市指定業者が専用機種車両で駆除してもコノ状態、、
もはや水流すら見えません、、
見えたと思ったら葦の根っこに押されて水流幅50cm、、

 上記に記載した'自然川づくり'の成れの果てです。。。国が推奨する事業が全てうまくいくとはかぎりませんね。

 自然に戻すこともしっかりと検討していくべきと考えます。メダカや蛍が集う美しい大瀬川に。


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?