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燃ゆる女の肖像 - 監督:セリーヌ・シアマ (2019)
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肖像画の完成を望むマリアンヌと完成を望まないエロイーズが出会い関わっていく中で徐々に心情が逆転(もちろんエロイーズも葛藤してるわけだけど)していき、完成を躊躇するマリアンヌと完成を受け入れ前へ進もうとするエロイーズの心の変容が描かれる。ほぼ外部との関わりが持たれず物語は淡々と進むがゆえに祭りのシーンが転換点。終わりが見えているが故に内に秘めた2人の火は既に燃えあがる炎となって静かに膨らんでいたという事なんだろう。神秘的な音楽の中炎とともに倒れ込むエロイーズはとても印象的。オルフェの振り返る=永遠の別れからラストシーンについて考えるとなんとも切ない。
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