見出し画像

SPEEDHOUSEって何?

今話題のスピードハウスについて僕がわかる範囲で書いていこうと思います。

このツイートがきっかけでここ数日Twitterで「スピードハウスって何?」といった風に話題になっていました、ちなみにこの曲はプレイしているSAYMYNAMEというHard Trapアーティストと既にSpeed HouseをリリースしているHenry Fongがコラボした未リリース曲らしいです。(リプ欄に書いてあった)

あくまでもSpeed HouseというジャンルはHaus of Pandaが独自にそうジャンル付けをしているだけであって他のアーティストもそのジャンルを作っているわけではないのがこの新興ジャンルの難しいところで、ジャンルをしっかり定義付けるものも定まっていません、Haus of Pandaがそうだと思ったものがSpeed Houseになるのでプレイリストから聴きこんでイメージを掴むことが大切かもしれません、今時のスーパー多様性なジャンルってそういうものなのかも。

・Haus of Pandaって誰?

Speed Houseの言い出しっぺこと、Haus of Pandaが2018年にBrooklyn Fireから"SPEED HOUSE"をリリースしました。

5曲収録されており、順に145,140,146,132,145BPMと、Bass Houseと比べるとテンポが早くなっています。

現在はSpeed House, Vol. 03までリリースされています。

ちなみに、2017年9月の時点で既にSpeed Houseという単語はあったようです。(145BPM)

Drake - KMT (Haus of Panda Remix)

聴いた感触はそのままBass Houseを早回ししたものといった印象が強く、Speed Houseという単語が広まる前はFast Bass Houseとも呼ばれていたようです、例はこちら。

Jauz feat. 666 - Super Fly

最近ではHaus of Pandaの積極的なリリースを受けてSpeed Houseシーンが温まってきており、beatportではElectro HouseのサブジャンルとしてSpeed Houseのジャンル区分が新しく作られました。曲を探す参考になると思います。

また同サイトではHaus of Pandaが作成したSPEED HOUSE MOVEMENTというプレイリストも作成されています。

Spotifyにもプレイリストが作られているのでここからも聴けます。




・Speed Houseの主要アーティストについて

上のプレイリストを参考にしつつアーティストを紹介していきます。

・SUBSHOCK & EVANGELOS

通称SSXEV、本人らはこの速いBass HouseをRaw Houseって呼んでいますが流行らなかったみたいです、悲しい。

Spinnin' Records からリリースしたサイケとハウスを融合したPsyhaus(そのまま)でブレイクしたイメージがあります、Marshmelloの公式リミックスもやってます。

・Ricky West

こちらも精力的に曲をリリースしています、この手の曲のタグつけはFast Bass HouseとSpeed Houseにわかれています、統一の道のりは流そう。



・Callum Higby

UK Hardcoreのアーティストです。

UK HardcoreのアーティストですがWelcome RecordsからBad Neighbourのリリースをしてから155BPMくらいの曲をリリースするようになり、先日EPをリリースしました。

後程書きますが、ALRTとのコラボ曲がアツいです。


・VLADO

最近ではハードダンス寄りの曲のリリースをしてています、本人はこの手の曲にNEW AGE RAVEとタグ付けしています、確かに。

先日来日したBass Houseを中心に活動しているオランダのアーティスト、IBRANOVSKIと運営しているレーベルからも目が離せません。



・Henry Fong

上のツイートの曲を作った片割れです。

Showtek率いるSKINKは新しいRAVEサウンドを探求しているイメージが勝手にありますが、Henry Fongがリリースしている2曲は正にぴったりなのでは?と思っています。



・Sikdope

Bass House成分つよめの人、ALRTとコラボのFly With Youはリミコンもやっています。(SSXEVもリミックスを出しています)




・Rolls Rollin

急に現れてめっちゃ良い曲を出しててなんかヤバい人、ジャケが可愛い。


・ATRIP

「はやいベースハウス」と呼ぶのがぴったりなアーティスト。

最近はあまりSpeed Houseをリリースしなくなってしまった。


・ALRT

昨年のULTRA JAPANではDJ SNAKEによってMy Levelがプレイされたり、JOYRYDEと同時に来日してから国内でも話題沸騰のアーティストです。

ドンクベースを使ったサウンドと、独特な声ネタの使い方がこのシーンを賑わせています、Speed Houseのアーティストではないと思ってましたがHaus of Pandaのリストに曲が入ってたのでSpeed Houseのアーティストみたいです、パワープレイ。





・おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。

まだまだ新しいジャンルなのでリリースを少ないため『Speed HouseでDJするぞ!!』というのは難しいと思います、

BPMが近いHardstyleなどのHard Danceや、Speed Houseの元になっているBass Houseを聴いてみるもいいし、Basslineから派生した少しテンポの速いMutant Bassなども併せて聴いてみるとより世界が広がるかもしれません。


これらのジャンルが好きな方は日本のアーティストのDustboxxさんが主宰しているNew Invokeという150~160BPMの曲に特化したコンピレーションがあるので是非聴いてみてください、現在vol.4までリリースされています。

Haus of PandaのTwitterでこちらの記事を紹介してもらいました、恐縮です!(2020/8/16追記)


・宣伝

上で紹介した曲やおわりにで紹介したジャンルが60分詰まった私のDJ Mixもぜひ聴いてみてはいかがでしょうか?聴いてくださいお願いします。

画像1

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?